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沖縄

【沖縄・本部町】フルーツサンドとコーヒーの店『MONI sandwich&cafe』カラフルポップな古民家カフェでほっとひとやすみ

 沖縄本島北部の本部町から、車でアクセスできる瀬底島。透き通る海と砂浜が輝くこの島に、観光の合間に訪れたいおやつスポットがあります。
 『MONI sandwich&cafe』は、オーナー・浅野さんが祖父母の家をリノベーションした古民家カフェ。ハンドドリップのコーヒーといただく、季節のフルーツサンドが看板メニューです。

 県外からの旅行客や沖縄本土の人たち、そして島民からも愛されてやまない同店の魅力に迫りました。

古民家をリノベーションしたサンドイッチカフェ

 民家や畑を横目にのどかな道を散策していると、かわいらしい水色のブロック塀が見えてきます。こちらが2019年2月にオープンした『MONI sandwich&cafe』。浅野オーナーの愛犬・モニから名付けられた同店は、ワンちゃんと一緒の入店もOKです。

 浅野オーナーは『MONI』をオープンする以前も、飲食業界で働いていました。その前は約10年間、ブライダル関連の仕事をしていたそうです。

 「前から、自分でお店を持ちたいと思っていました。沖縄に観光に来る人にも地元の人にも、コーヒーやサンドイッチでひと休みしてもらえたらなって。それと僕、海が好きなんですよ。お店を出すのは簡単じゃないと思ってたけど、ご縁があって…海沿いのうつくしい島で、自分のカフェを持てることになりました。」

島のみんなが待ち望んだオープンの日

 瀬底島は沖縄の離島のなかでも、あまり開発が進んでいません。本格的に人の手が入る前にお店を開き、瀬底島のカフェとして胸をはってお客さまを迎えたいと思ったのだとか。

 こちらの建物はもともと、浅野オーナーのおじいさんとおばあさんが住む家でした。思い出の詰まった家が、このまま朽ちていってしまうのは悲しい…。そう考えた浅野オーナーは、古民家カフェとしてこの家を生き返らせようと決めました。

 「妻や妻の友だちから、たくさんアドバイスをもらったんです。女性に喜ばれるような、カラフルで写真映えするお店にしてみたらどうかって。」
 こうして建物は、古民家の味わいも残しつつポップなサンドイッチカフェに大変身。レインボーカラーの縁側が、おもちゃの木琴のようでかわいらしいですね。

 お店から海までは歩いて10分ほど。購入したサンドイッチやドリンクを持って、ビーチに出かけるお客さまも多いのだとか。

 「瀬底島には、まだ飲食店が少ないんですよ。商店とか、ビーチのほうにカフェが一軒あるくらいで。オープンと同時に、島の人がみんなで顔を出してくれたのがうれしくて…沖縄の人ってあったかいなぁと思いました。」
 仕事でつながりのあった沖縄本島の人からも、お祝いのメッセージが届いたそう。お店を通して、離れていた人たちとの絆を確かめることができたと、浅野オーナーは話します。

 「島でカフェを営業しているほかのオーナーさんも、駆けつけてくれたんですよ。ライバル視するとかじゃなくて、“一緒に島を盛り上げていきましょうね!”って言ってくれて。お客さまだけじゃなく、同業の方とのつながりにも支えられています。」

甘くてふわふわのフルーツサンドを召し上がれ♪

 『MONI』の看板メニューは、季節の新鮮なフルーツを使ったフルーツサンドです。
 サンドイッチは単品で300円~380円ほどですが、ワンコインでお好きなドリンクとセットにできます。事前予約であれば、アレルギー対応も可能なのだそう。ぜひ相談してみてくださいね。


▲いちごサンド(380円)

 12月~4月にかけては、県内の農園から仕入れるいちごのサンドイッチが大人気です。ふわふわのクリームに映える真っ赤ないちごは宝石のよう。沖縄でもいちごがとれるなんて、ちょっと意外ですよね。


▲チョコバナナサンド(350円)

 バレンタイン限定で販売したこちらのチョコバナナサンドは、あまりにも人気のためレギュラーメニューに仲間入りしました。特に子どもに人気の商品で、刻んだチョコレートがたっぷり混ぜこまれたクリームがお子さまのハートをつかんでいるようです。


▲キウイサンド

 キウイサンドは、ゴールドとグリーンの2種類のキウイを使ったフルーツサンドです。モザイク模様のような断面が、ちょっぴりアーティスティック。キウイの酸味とクリームがマッチして、さっぱり食べられる甘さです。


▲パイナップルサンド

 夏には、トロピカルフルーツのサンドイッチが仲間入り。沖縄らしさ全開のパイナップルサンド、宮古島特産のマンゴーを使ったマンゴーサンドなど、どれも食べ逃せません。


▲スパムサンド(320円)

 食事系サンドは、一番人気の“ハムチーズ&野菜サンド”(300円)をはじめ、王道のツナサンドやたまごサンドなどが揃います。ご当地ならではの“スパムサンド”(320円)は、沖縄の家庭料理・ポークたまごをサンドした一品。ウチナンチューが大好きな味です。

 サンドイッチとあわせて楽しみたいコーヒーは、恩納村の焙煎所から仕入れた豆を挽き、ハンドドリップで淹れたもの。アイスコーヒーはつくり置きせず、水出しで時間をかけて抽出しています。苦すぎないすっきりした味なので、ごくごく飲めますよ。

ビーチへのお散歩の前には『MONI』へ!

 同店は、下校途中の島の小学生にも愛されています。瀬底島にはデザートを食べられるお店やお菓子屋さんがないため、子どもたちにとても喜ばれているのだとか。

 「サンドイッチのセットメニューを、もっと増やそうかなぁと。ケータリングで30個とか、予約も受けられるようにしたいですね。」
 そんな浅野オーナーの夢は、瀬底島を拠点にサンドイッチの移動販売をすること。キッチンカーでイベントに駆けつけ、たくさんの人に『MONI』のサンドイッチを食べてほしいと考えているそうです。

 「イベントでうちのサンドイッチを食べた人が、ビーチへの道すがら思い出して立ち寄ってくれたらうれしいですね。お食事やドリンクだけでなく、カラフルな撮影スポットも用意しているので、そちらもぜひ見に来てください!」

 古民家のなつかしい雰囲気と、カラフルポップな世界観が心をくすぐる『MONI sandwich&cafe』。ふわふわのフルーツサンドをおともに、うつくしいビーチを眺めにいきましょう!

店舗名 MONI sandwich&cafe
住所 沖縄県国頭郡本部町瀬底1585
電話番号 080-6481-6430
アクセス 瀬底集落センターから 徒歩約1分
営業時間 10:00~16:00
定休日 不定休
ホームページ https://www.moni-okinawa.jp/
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