【大阪・福島】ちいさな感動をおもてなしに込めて。和ビストロ『臥薪 大阪本店』で選りすぐりの食と酒を堪能!
神奈川県に4店舗をかまえる和ビストロ『臥薪(がしん)』。
今回取材にうかがった『臥薪 大阪本店』は、2018年12月にオープンした関西初出店のお店です。
こちらでいただけるのは、大阪湾から直送される新鮮な魚や季節料理、全国の地酒です。
店内は黒を基調にしたシックな大人の空間。1階はバーカウンター、3階はお座敷、4階は掘りごたつの個室となっており、シーンに合わせてフロアを選べます。
都心から離れた大人の空間
『臥薪』は、大船、藤沢、茅ケ崎、武蔵小杉と、神奈川県内に展開する和ビストロです。大阪進出にあたっては、梅田などの賑やかなエリアではなく、都心から離れた落ち着いたエリアを選んだのだとか。
「社長と私は、昔勤めていた会社の同期なんです。」と、店長の吉良(きら)さん。『臥薪 大阪本店』で働きはじめる以前は、ベトナムで3年ほど事業を手がけていました。
吉良店長は当時、『臥薪』が大阪にお店を出すことを知りませんでした。ところが偶然にも、帰国のタイミングとお店の立ち上げのタイミングが一致。旧知の仲である社長に見込まれて、大阪本店の店長を務めることになったのだそうです。
シーンに合わせて選べる3つのフロア
4階建ての建物を改装した『臥薪 大阪本店』は、あらゆるシーンで利用できるお店です。空間づくりのコンセプトは、古民家をベースに、スタイリッシュな和を表現すること。
「高級なお店じゃないので、気軽に普段づかいしてほしいですね。」と吉良店長は話します。
1階のバーカウンターは、ひとり飲みやデートに。3階の座敷は家族団らんに。4階の個室は各種宴会にと、どんなシーンにも対応できるのも同店の魅力のひとつ。ちなみに、2階はドリンクをつくるフロアとなっています。
シックで落ち着いた雰囲気は、全店舗共通。黒を基調とした大阪本店は、既存店よりもさらに上質な空間となっています。お店のデザインは、これまで『臥薪』の店舗を手がけてきたデザイナーにお願いしたそうです。
ちなみに、4階建ての店舗はここ大阪本店のみ。いままでとは違うスタイルの『臥薪』に出会えますよ。
「神奈川では知名度のあるお店だから、店舗を行き来してくれる常連さんも多いんです。でも、大阪で認知されるまでには時間がかかりましたね。」
関東で喜ばれてきた『臥薪』の料理やサービスは、果たして関西でも受け入れられるのか。そんな不安を抱きながらも、吉良店長はお客さまの笑顔を想いながらまい進してきたのだそう。
一品一品にストーリーのある多彩な料理
同店に訪れたら、まずは鮮魚料理を味わってみてください。漁港に足を運んで仕入れる朝獲れの魚をお刺身や焼き物、煮物など多彩な調理法でいただけます。
お刺身は、リャン盛り(2人前、1,280円)、ゲタ盛り(3人前、1,800円)、メノジ盛り(4~5人前、2,400円)を用意しています。コクと甘み、朝獲れならではのぷりぷりとした弾力をお楽しみください。その日の仕入れを見て料理長が考える日替わりのおすすめメニューも楽しみのひとつです。
お品書きは今までの『臥薪』をベースに、大阪本店でしか食べられないとっておきの料理も提供しています。
「大阪の人は、鯖が好きですね。鯖は季節を通して手に入るけど、人気が落ちません!」
鯖のバッテラ(950円)は、日本酒にぴったりのひと品。お持ち帰りもできるので、晩酌や夜食用に注文するのもいいですね。
バッテラは鯖寿司に似ているようで、実は少し違います。鯖寿司のように昆布で包まず、酢飯と鯖を木枠に入れて、型抜きしてつくるのだそうですよ。
「どんな料理にも、名前を聞くとパッと思い浮かぶイメージがありますよね。私たちは、それを裏切りたいんです。」と吉良店長。
ポテトサラダひとつ取っても、どこ産の何を使い、盛り付けにはどうこだわっていて…そんな、お店ならではのストーリーを持たせたいと話します。
日本酒も、全国各地から選りすぐったストーリーのある地酒ばかりです。あでやかな風味が広がる優しいお酒、キンとした辛口が心地よいお酒。同じ酒蔵でつくられたお酒でも、少しづつ風味が違うのが奥深いところです。料理とのペアリングが楽しくなりますね。
こちらは、トニックウォーターとソーダをベースに、薔薇の花びら、ラム、シナモンを加えた“豊潤薔薇”(500円)。うつくしい見た目に息をのむ自家製熟成酒です。
ビールや焼酎、ワインなど、日本酒以外のドリンクも豊富なので、あらゆる世代のお客さまの好みをカバーできます。
お客さまに感動を与えることを、当たり前のことにしたい。吉良店長はそう考えています。
「お品書きとか食器とか、お客さまが手に取るものはすべて清潔にします。お会計でおつりをお渡しするときは、きれいなお札だけを使います。決して特別なことじゃないのに、できてないお店も多いですからね。」
当たり前のことを当たり前にした上で+アルファのおもてなしをすることを、お店のスタンダードにしたいのだといいます。
週末は翌2時まで営業。2軒目、3軒目にもどうぞ
「看板がなくて分かりにくいし、初めての方は来づらいかもしれません。でも、うちは高級なお店でも気取って来るお店でもないので、日常の延長みたいなかたちで気軽に来てくださいね。私たちも常に考えることをやめず、お客さまを飽きさせない新しいものを提案していきます。」
数年前から計画がありながら、見送られていた関西進出。満を持してオープンした大阪本店を皮切りに、『臥薪』の想いと味を全国に届けていきたいと吉良店長は話します。
同店は、日曜日は24時まで、金、土、祝前日は翌2時まで営業しています。2軒目、3軒目の行きつけリストに加えたいですね。
「お客さまに感動を与えたい」。スタッフ一同が想いをひとつにする『臥薪 大阪本店』。食とお酒とおもてなしで、くつろぎのひとときをつくる和ビストロです。
店舗名 | 臥薪 大阪本店 |
---|---|
住所 | 大阪府大阪市福島区福島1-7-1 |
|
|
電話番号 | 066-485-8173 |
アクセス | JR東西線・新福島駅から徒歩4分 |
営業時間 | ランチ 12:00~14:00 / ディナー 17:00〜23:00(L.O22:30) |
定休日 | 日曜日(年末年始を除く) |
ホームページ | http://katamusubi.co.jp/ |
SNS |