【大阪・福島】燻製料理が味わえるお店『燻製イナダ商店』にお邪魔してきました！

JR東西線新福島駅から徒歩2分。隠れた名店『燻製イナダ商店』に行ってきました。

「燻製イナダ商店」大阪・福島に出店するまで

今回は「燻製イナダ商店」の太田さんに、お話をお聞きしてきました。太田さんはもともと飲食店で働いていました。別の飲食店で働いていた学生時代からの友人と「いつか一緒に仕事しようよ」と言っていたので、それを実現したのが株式会社SPAN（スパン）でした。一緒に会社を始めた友人がもともと燻製を出す飲食店で働いていたこともあり、燻製を作る技術を習得していたので、燻製料理のお店を始めました。

初めは東京でお店を出し、たくさんのお客様に訪れていただけるようになったので、次は大阪に出店することに決めました。東京では、人通りが少なく「こんな所にお店があったのか！」という場所に出店していますので、大阪でも東京と同じような場所に出したいと思い、条件に合う物件を探していました。内見に行った１件目が、すごくイメージに合っていたので、そこにオープンしたのが「燻製イナダ商店」です。

古民家風の「隠れ家」

お店の内装は、落ち着く古民家風です。系列店は全て、物件に合わせた内装にしているそうです。今回は住宅だった建物をお店に改装し、古民家風に仕上りました。

お店には看板を出していません。前を通った方が「ここはなんだろう？」と思って、インターネットなどで調べて、「こんな所に、こんなお店があったんだ！行ってみよう！」と思ってもらえるように、道中もワクワクしながら来てもらえるように、お店の入り口には名前も書いていない、白いのれんを出しているだけです。

素材の旨みを凝縮した燻製料理

燻製イナダ商店では“冷燻（れいくん）”された食材を使った、燻製料理を味わうことができます。燻製には大きく分けて熱燻（ねっくん）・温燻（おんくん）・冷燻と3つの方法があります。熱燻・温燻は、初心者の方でもできる燻製方法で、高い温度で比較的短い時間で出来上がります。冷燻は技術を要する方法で、低い温度で長い時間をかけて燻製をします。

燻製された食べ物で思い浮かべる物は、スモークチーズなどがあると思います。食べた時に口の中で広がる香りを楽しむ物ですよね。これは、熱燻・温燻の方法で燻製された食べ物の特徴です。

冷燻は長い時間をかけて、素材その物の旨みを食材にギュッと閉じ込める製法で、代表的な物に生ハムがあります。「先に素材の味がして、あとから燻製の香りがする」のを味わってもらうのが冷燻です。

お客様の中には燻製料理と聞いて、「燻製が弱いんじゃない？」と思われる方もいらっしゃいます。こちらの燻製料理は食材の旨みを味わってもらうために、食材のほとんどをあえて冷燻してお出ししているということです。

テレビで特集をされたおススメの一品

ぜひ食べて頂きたいのは、“和牛の瞬間燻製”です。瞬間燻製は、そのまま食べても美味しい食材に、香り付けを目的として数分で燻製をする方法です。瞬間燻製をすることにより、お肉の旨みが増し、香りも楽しんで頂ける一品となっています。

こちらの料理は、ABC朝日放送の“今ちゃんの「実は・・・」”という番組でも取り上げられるほどの逸品です。放送を見て来ていただいた方が “和牛の瞬間燻製”を食べて、「お肉美味しかったよ！と言ってもらえると、嬉しいです」とおしゃっていました。

仲間を増やして行きたい

学生時代に思い描いていた夢を友人と2人で実現し、今では東京に7店舗もお店を持ち、大阪にも出店することができました。自分たちは夢を実現してきたので、今度は「新しくお店をしたい」という方をサポートしていきたいそうです。お店を始めたくても、「やり方が分からない」という方には、ここまで培ってきた経営ノウハウを「一緒にお店をすることで、教えていけたらと思います」と今後のビジョンについてお話してくれました。

秘密基地のようなステキなお店「燻製イナダ商店」。こだわりの燻製料理を食べに訪れてみてはいかがでしょうか。