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東京

【東京・神保町】“本の街の玄関口”の新名所『神保町ブックセンター』は本屋・カフェ・コワーキングスペースの複合施設

 178店もの古書店が集中している“本の街・神保町”。この街で2018年4月に誕生した新名所が『神保町ブックセンター』です。地下鉄・神保町駅から徒歩1分と街の玄関先にあるこちらのお店は、本屋、カフェ、コワーキングスペースが一つになった複合的な施設です。中でもカフェは、文庫にちなんだ遊び心溢れるメニューやランチにもぴったりの本格的な料理が楽しめるとあって、若い世代からも注目を集めています。オープン以来、早くも“神保町のランドマーク的な存在”と呼び声も高い同店の魅力に迫ります。

“岩波書店”誕生の地にオープン

 『神保町ブックセンター』は、本の街で知られる神保町に2018年4月にオープンしました。お店のあるこの場所は、日本屈指の出版社“岩波書店”誕生の地。1913年に創業者・岩波茂雄氏が同所で古書店を開いて以来、岩波書店では夏目漱石の“こゝろ”などの名作・話題作、生活に欠かせない広辞苑といった辞書まで、多くの本を世に送り出してきました。この岩波書店ゆかりの地が空き店舗になっていると知ったUDS株式会社では、神保町の地域性と岩波書店の歴史を汲みつつ、時代にあった複合的な施設を開くことにしたそうです。

 岩波書店の出版本は、在庫のあるものは全て揃うほどの充実ぶり。また、岩波書店に関するものや神保町を特集した本も揃えています。来店の際には本を購入できるほか、内容を確認するための試し読みもOKです。カフェでドリンクや食べ物を購入し、ゆったりと寛ぎながらお気に入りの本が選べますよ。

本格的な食事メニューに舌鼓

 本屋と併設しているカフェと聞くと、“メニュー数は少ないのでは?”と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、こちらのお店ではオリジナリティー溢れる豊富なメニューが並びます。特に目を引くのは食事のラインナップです。トマトの水分のみで煮込んだ濃厚で後味すっきりのチキンカレーや、食べ応え十分のポークジンジャーステーキやハンバーグプレート、あさり出汁で炊いた黒米ご飯にグリルしたサバを乗せ、ミョウガや大葉、レモン汁でいただくさっぱり系のさばライスなど、どれもこだわりの強いものばかり。
 中でも、外せないのが、“神保町ブックセンターサンド”です。贅沢な気分を感じてほしいと考案されたこちらのメニューは、季節によって具材が異なります。夏の時期は、フレンチでもよく用いられる高級食材のオマール海老をたっぷり入れたサンドイッチが味わえます。味付けのレモン風味のクリームドレッシングが爽やかで、オマール海老の凝縮した旨味がさらに引き立ちます。こちらは1日限定10食とのこと、お早めにどうぞ。

ユニークなドリンクもおすすめ

 フォトジェニックなドリンクも評判の同店。夏の一押しは“文庫ソーダ”です。透明なソーダの中に、赤・緑・黄・青・白のカラフルなゼリーが浮かんだ涼しげな一杯。この色合いは、内容によって異なっている岩波文庫の背表紙の“帯の色”を表現したものだといいます。外国文学の赤帯はザクロ味、現代日本文学の緑帯はメロン味、古典文学の黄色帯はレモン味、思想・文化・歴史の青帯はブルーハワイ味、政治・経済の白帯はカルピス味…と、本に思いを馳せて飲むのも良さそうです。このほか、お酒も提供していて、岩波書店創業者の岩波茂雄さんの故郷でもある長野県産の日本酒“岩波”も。遊び心を感じるメニューに思わず頬が緩んでしまいますよね。

“本の街のランドマークへ”

 岩波書店のシンボルマークは、フランスの画家ミレーの“種をまく人”がモチーフです。これにインスパイアされた同店では、“未来の自分の種をまく”をコンセプトに掲げています。このコンセプトには、新しい知識や仲間と出会い、これからの成長のきっかけになるような場所でありたいとの願いが込められています。オーナーの永礼欣也さんは「以前ここにあった本屋さんの常連さんのご年配の方も、普段はあまり本に馴染みのない若い皆さんも興味を持ってくださったら嬉しいです。古書店や昔ながらの喫茶店がある独特な雰囲気の神保町で、駅を降りて最初に立ち寄ってもらえるようなランドマーク的な存在になれれば嬉しいです。」と話してくださいました。

お店では、作家さんを招いたトークショーなどのイベントも随時行っています。また、オフィスやイベントスペースのレンタルもしています。それぞれの詳しい内容はHPに載っていますので、ご興味のある方はぜひ確認してみてくださいね。
神保町の新名所である『神保町ブックセンター』で、皆さんも本に囲まれた有意義な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

店舗名 神保町ブックセンター
住所 〒101-0051 東京都千代田区神田神保町2丁目3−1岩波書店アネックス1F・2F・3F
電話番号 03-6268-9064
アクセス 都営三田線、都営新宿線、東京メトロ半蔵門線・神保町駅A6出口より徒歩1分
営業時間 [月~金] 9:00~20:00 [土・日・祝] 10:00~19:00
ホームページ http://www.jimbocho-book.jp/