【東京・足立区】野菜不足のあなたに朗報！美味しい野菜がたらふく食べられるお洒落カフェ『Green Cafe&bar』

　東京都足立区西新井。下町情緒の溢れるこの街で、この土地らしからぬお洒落なカフェがOPENしました。その場所は、老舗居酒屋やスナックが繁盛する大師前駅から徒歩10分程のややディープな場所に位置します。前を通る地元の人たちが振り返るのもなんだか頷ける場所です。そんな『Green Cafe&bar (グリーンカフェアンドバー）』は契約農家直送の野菜を使ったこだわりの野菜料理が人気のお店です。オープンから数ヶ月にも関わらず伺った日は平日14時という時間帯ながらほぼ満席。その人気の秘訣に迫まります。

足立区らしからぬお店

　足立区というと、下町のイメージや治安があまり良くないイメージがあるかもしれませんが、そこに異色すぎるお店がぽつりと佇んでいます。
　この立地にこのお洒落なお店。このミスマッチ感こそが愛される理由の一つであると思います。今までなかったこのようなお店を欲していた人もいるだろうし、物珍しさに入ってみたくなる人も多いと思うからです。この日も店の前で止まって、中をじっくり観察している人を何度も見ました。

　ウッドベースの店内は清潔感があり、居心地の良さは言うまでもありません。温もりを感じられる木のテーブルの上では彩豊かな野菜ベースの料理がより一層映えます。

野菜へのこだわり

　野菜は栃木の契約農家から直送されます。メニューのほとんどはその新鮮な野菜が使われる上、店内で販売も行っています。聞いたところによると、食事をしに来るお客様と、野菜を買いに来るお客様は半分半分程のようです。また料理があまりにも美味しかったので野菜を買って帰られる方や、その逆もいます。

見た目も味も栄養も満点の人気メニュー

　ランチのオススメは「鶏肉とりんごのパワーサラダ」（1100円）です。
　パワーサラダとはニューヨーク発祥の野菜、フルーツ、タンパク質が一度に取れ、１皿で1日に必要な栄養価が補えます。このサラダ、本当にボリューム満点で、サラダだけでお腹が満たされるように作られています。トマトの酸味、りんごの甘み、ラディッシュの苦味、鶏肉の塩気、アボカドの濃厚さ、くるみの食感にドロドロのキャロットソースが絡み合い、様々な味が複雑に交わり旨味を引き立てあっています。これにバケットとスープがついて1,100円は良心的です。忙しいサラリーマンや一人暮らしの若い人などに是非とも食べに来て貰いたい一品です。

　採れたて直送の野菜はみずみずしくとにかく新鮮です。そして何よりこの彩りが食欲を引き立てます。

　こちらの「新鮮野菜と厚切りベーコンのフレンチトースト」（1,100円）もランチで絶大な人気を誇るメニューの一つです。フレンチトースト×ベーコン×サラダのコラボは目新しいですが、フレンチトーストが甘すぎないせいか、食べてみると驚くほどマッチします。

　途中で半熟卵を混ぜ合わすと味の変化も楽しむことができます。フレンチトーストとも、サラダともベーコンとも合う卵を全体にかけることで、それぞれの食材とのつなぎ役になり、味がより一体化します。

夜はお洒落なバーに変身

　お酒が好きなオーナーの意向もあり夜は素敵なバーに変身します。しかし野菜がメインであることは変わりません。夜は野菜を使ったタパスや、メイン料理も豊富に取り揃えています。

　夜の一押しは何と言っても「チーズフォンデュ」です。なんと契約農家直送の野菜が食べ放題で平日980円、土日でもたったの1,100円と破格です。またソースは６種類から選ぶことができます。
　写真のソースは「ベーコン&ペッパー味」他にも「クラシック」「トリュフ」「あおさ海苔」「明太チーズ」「レッド」があり、ソースのお代わりも250円ですることができます。

　そのままでも美味しい採れたての野菜を贅沢にもチーズソースにくぐらせる瞬間は至福のひと時です。

　オーナーがお酒好きなこともあって、１０種類以上のクラフトビールも常に保管されています。

ワインも同様に多くの種類を取り揃えています。

夜はカウンターの席も人気のようです。

野菜が不足している現代人のために

　野菜が不足している人は二つに分けられるかと思います。一つは野菜が嫌いな人、もう一つは野菜をとる時間がない人です。しかしここに来ればその二つの懸念が払拭されるはずです。農家直送の野菜は想像以上に甘く美味しい上、数多くのアレンジメニューがあるため、野菜嫌いな人も美味しくることができます。また、野菜を摂る時間がない人にも、ここに来れば栄養バランスの考えられたボリューミーな料理を食べることができます。栃木の美味しい野菜を食べに一度『Green Cafe&Bar（グリーンカフェアンドバー）』へ来てみてはいかがでしょうか。

■文、写真・片岡力也