【東京・鶯谷】え、ここ銭湯?お風呂上がりの至福を究極に高める『食事処 こもれび』
「くぅ~~っ!」風呂上がりに冷えたビールを飲み干す時ほど幸せな瞬間はありません。そこに美味しい肴や食事があるなら尚更です。実は先日、そんな幸せを体現している場所を東京・鶯谷に見つけました。開店ポータルでも既に紹介した、東京最大級の銭湯『ひだまりの泉 萩の湯』施設内にある飲食スペース『食事処 こもれび』です。
銭湯の飲食スペースとは思えないクオリティの高すぎる料理の数々
お店の一押しは旨辛麻婆飯(780円)。もちろん作り置きや、レトルトではなく、今流行りのセントラルキッチン方式でもありません。数多くのスパイスを調合し、一から作り上げたこちらの麻婆豆腐は、とにかく本格的で、コク深い味わいです。注文をしてから作りはじめるので、風呂上がりに出来たての熱々料理が食べられます。
麻婆豆腐に引けを取らないほどの人気を誇るメニューがジャンボ餃子(400円)です。皮から手作りしているこちらの餃子は、表面はカリカリ、皮はもちもち、中はジューシーと3種の食感が複雑に交わり絶妙なハーモニーを生んでいます。お隣で食事をしていた常連さんは、「これが美味しくて、いつも遠くから食べに来るんですよ!」と話してくれました。
某ホテル出身の凄腕料理人のお店
こちらの、人気料理No.1 No.2は共に中華料理。そしてそのレベルは中華料理店も凌駕するほどの圧倒的なクオリティです。実は、現在料理長を務めている方が某ホテルの中華レストラン出身の凄腕シェフなのです。この方、中華のみでなく様々な料理にも長けており、イエローカレーは14種類のスパイスを調合するところから始めたり、うどんや蕎麦は石臼で挽いたものを利用しています。また作った麺類は茹でずに凍結し、注文が入ってから茹でる徹底ぶりなのだとか。
『食事処 こもれび』は『ひだまりの泉 萩の湯』とは運営が異なります。飲食店が銭湯施設に場所を借りているといったイメージです。プロデューサーの駒崎さんは「温泉施設の一角にありますが、一飲食店としてこだわりを持って営業したい」と言います。確かに食券を買い、番号が呼ばれるまでは“とある施設内の飲食スペース”なのですが、料理が提供された途端から極上レストランへと変貌するのです。
ドリンクのメニューを見ても、そのラインナップは多岐にわたり、地ビールから地酒まで豊富に揃えてあります。銭湯で酒粕湯のイベントをしている時は酒樽を置いたり、ワイン湯のイベント時にはボジョレヌーヴォーを置いたりと、銭湯とのコラボメニューがあるのは同店ならではの魅力です。今後は、よりお酒を楽しめるようにバースペースを設けたり、食事メニューの改良をしていくそうですよ。
料理へのこだわりはもちろん、和食器にもこだわっているという駒﨑さん。とことんこだわるその姿勢が、風呂あがりの至高のひと時を作りあげてくれるのでしょう。皆さんも、鴬谷に足を訪れた際には足を運んでみてはいかがでしょうか。
■文、写真・片岡力也
店舗名 | 食事処 こもれび |
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住所 | 東京都台東区根岸2-13-13 ひだまりの泉萩の湯2F |
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電話番号 | 03-3872-7669 |
アクセス | JR鶯谷駅北口から徒歩3分 |
営業時間 | 第1部06:00-09:00 第2部11:00-25:00 |
定休日 | 第3火曜 |
ホームページ | http://haginoyu.jp |
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