【東京・新三河島】フォーもカレーも390円!? 多国籍レストラン『らむ☆さん』
成田空港と日暮里を結ぶ京成線上にある小さな駅、新三河島駅から徒歩3分。京成線のガード下すぐ横に、多国籍料理屋『らむ☆さん』が2015年12月27日にオープンしました。
オーナーの長南さんが「隠れすぎた隠れ家。」というのも納得の場所にあるこちらの店は、扉を開いた瞬間からアジアの風景が広がります。雰囲気だけでなく、随所でアジアを感じられるアットホームな同店の人気の秘密に迫ります。
アットホームな隠れ家
新三河島駅を出て、京成線の高架下をくぐると現れる小さなお店『らむ⭐︎さん』は、オーナーでさえ「隠れすぎてる」と言うほどディープなエリアに佇んでいます。自分だけの隠れ家を求めてる人には、まさにオススメしたくなる、そんなお店です。店名の由来は、シェフであるネパール人のラムさんからきているようです。
ラムさんは日本語が堪能で、とびきりの笑顔でお店に迎え入れてくれます。場所柄だけでなく、このお店に強くアットホーム感を抱く理由は彼の人柄にもありそうです。もちろんシェフとしての腕も確かで、この職に就きもう30年のベテラン。ラムさんが作る料理はどれも、ネパールでの20年と、日本での10年の経験が活かされています。また多国籍レストランで修行してきたため、ネパール料理のみならず、なんとベトナム料理やタイ料理までも得意なのだとか。
現地の素材を使いつつ日本人にあった味
お店のこだわりは、現地の食材を使いつつも、日本人の口に合ったものを作ること。アジアには日本人が慣れない香草やハーブがたくさんあります。ラムさんはそういった食材を使いつつも、日本人が喜んでくれる味付けを意識しているといいます。
人気のフォーはなんと390円と破格。それでもこだわりは強く、麺は米粉とタピオカをブレンドしたものをベトナムから仕入れています。好き嫌いが分かれるパクチーをあえて別皿にしていることにも、お店の配慮を感じます。
こだわりの麺は歯ごたえがよく、〆としてはもちろん、お酒のアテにもなりそうです。厚めの鳥チャーシューとの相性も抜群。
スパイスの調合から始めるバターチキンカレーは、なんと480円。オリジナルチキンカレーは390円というから驚きです。焼きたてのナンも香ばしくてカレーの旨味を引き立てます。辛さは控えめですが、辛いものを好む方は調整可能。デフォルトが辛くないのもお店の配慮からなのでしょう。
バターとスパイスのバランスが良く、辛すぎず、甘すぎず、まろやかだけどコクがあり、老若男女に好まれる味付けとなっています。
リーズナブルに本格的な多国籍料理を
多国籍料理だけにメニューの数は非常に多いのですが、手抜きは一切せず、“食材はなるべく現地の良いものを使うこと”と“全て手作りで提供すること”にこだわっていきたいラムさん。これだけのこだわりがあるにも関わらず、この価格で成り立つのは隠れすぎているおかげかも知れませんね。食べやすい多国籍料理をお安くたくさん食べたくなったら、ぜひ『らむ☆さん』を訪れてみてはいかがでしょうか。
■文、写真・片岡力也
店舗名 | らむ☆さん |
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住所 | 東京都荒川区荒川5-26-13 |
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電話番号 | 03-6240-8596 |
アクセス | 京成本線新三河島駅から徒歩3分 |
営業時間 | 11:30~15:00(L.O.14:30) / 17:00~24:00(L.O.23:30) |
定休日 | なし |
ホームページ | https://tabelog.com/tokyo/A1324/A132401/13192866/ |