【東京・渋谷】麺好きさん必見!『冷麺ダイニングつるしこ』はコシと弾力自慢の盛岡冷麺の進化系“東京冷麺”のお店!
岩手県盛岡市の三大麺と言えば、“盛岡じゃじゃ麺”“わんこそば”そして“盛岡冷麺”です。岩手県に住んでいなくても、この名は耳にしたことのある方も多いのではないでしょうか。
2017年8月9日にオープンした『冷麺ダイニングつるしこ』は、今や全国的に有名になったこの“盛岡冷麺”を日本だけでなく世界に広めるために看板をあげたお店です。今回は同店のオーナーであり株式会社元気ラボの社長・調子さんにお話を伺いました。
“冷麺”はサイドメニューではない!
『冷麺ダイニングつるしこ』を運営している株式会社元気ラボは、岩手県岩泉町にて冷麺などの麺製品やスープを製造しています。東京などの焼肉店に麺を卸しており、多くの焼肉店の店主とお話する機会が多かったそうです。その話の中で、調子さんはこのように感じたそうです。「焼肉店では、冷麺はあくまでもサイドメニューという位置づけで提供していることが分かりました。しかし私は、冷麺は麺メニューとして確立していて主食になると感じました。そこで、私が代表を務める元気ラボグループ会社の株式会社ドリームラボにて、オリジナル麺とスープをインターネットや岩手県内のデパート等の店頭で販売することに決めました。」
そうして同社の“吉調つるしこ冷麺”は岩手県内を中心に広く認知されることに。ご自身の地元の食文化を、サイドメニューとしてでなくメインメニューとして広めることに成功したのです。
“東京冷麺”の誕生
冷麺とは、もともとは朝鮮の食で、そば粉を使用した麺料理です。焼肉店や韓国料理店のメニューでも“韓国冷麺”を目にしたことのある方は多いかもしれません。1954年に大陸から渡ってきた朝鮮人が、岩手県盛岡市の地にて小麦とでんぷんを使った日本独自の冷麺を作り出したことが盛岡冷麺の始まりと言われています。
「うどん、そば、中華麺に続き、冷麺は日本を代表する麺料理になると思っています。その日本の麺を世界に発信したいと考え、東京オリンピックが開催される2020年に向けて東京にて店舗をオープンすることに決めました。」都内のさまざまな場所を見て回るなかで、革新的な商品を発信しても受け入れてもらえる街だと感じ、渋谷に出店することにしたそうです。
そんな『冷麺ダイニングつるしこ』のメニューを見ると、“東京冷麺”という聞き慣れないメニューが…。盛岡発祥の盛岡冷麺をベースにアレンジし、斬新なトッピングで彩られた冷麺を開発し“東京冷麺”と名付け、同店の看板メニューとして提供しています。
ここに来たらこれは必ず食べてほしい!
同店の看板メニューは、やはり盛岡冷麺(900円)。とろりとしたスープは、なんと工場にて10時間も煮込んでいるのだとか。煮込まれたことでスープに濃縮された牛の旨みが、つるつるとした麺に絡みます。本場盛岡市の味を東京にいながら食べられるなんて嬉しいですね。
東京冷麺のおすすめはトマトバジル冷麺(1,100円)。まろやかな豆乳スープに、トマトとバジルがよく合います。また、ベジタブルカレー温麺(1,100円)は寒い時期の人気商品。一度茹でた麺を冷水でしめてから再度温めているので、温メニューでも麺のコシや弾力はそのままです!
同店のメニューはすべて野菜中心。スープも化学調味料や保存料を使用していない、自然由来のものです。「世界的にもベジタリアンが多いので、観光やオリンピックで訪れる外国人のお客様にもきっと気に入っていただけると思います」と調子さん。こちらのメニューは平均して500~600キロカロリーなので、ヘルシーなのも女性には嬉しいポイントです。同店の冷麺は、ヘルシーに美味しくお腹いっぱいになれますね。
冷麺という食のジャンルを一つのブランドに
「当店は、高級を目指すのではなく一流を目指しています。だから、材料にも製法にも妥協しない。このコンセプトを理解してくださるお客様に楽しんでいただきたいと思っています。これだけこだわっているので、実はここ一店舗だけでは利益は出ていないんですよ。二店舗、三店舗と展開して、やっと利益が見込めます。」と調子さんは言います。東京オリンピック開催の2020年までに東京都内で6店舗出店することを目標に、出店準備をしているそうです。
また、東京6店舗出店後は、ニューヨーク、シンガポール、パリ、ロンドン、ハワイへの出店を計画。日本発祥の盛岡冷麺・東京冷麺という食文化が、一つのブランドとして世界的に確立する日も近いかもしれません。
店舗名 | 冷麺ダイニングつるしこ |
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住所 | 〒150-0011 東京都渋谷区東1丁目27-6 |
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電話番号 | 090-7321-7527 |
アクセス | JR渋谷駅から徒歩約10分 |
営業時間 | 11時~16時、17時~22時 |
定休日 | 日曜・祝日 |
ホームページ | http://tsurushiko.jp/ |