【北海道・旭川】コーヒー片手に時間を忘れてゆったりと…『Acts Cafe』は“地域のみんなの居場所”

　こだわりのコーヒーとくつろぎの空間で迎えてくれる、居心地のいいカフェが北海道・旭川にオープンしました。それが、今回紹介する『Acts Cafe』です。生産者の顔が見える高品質のコーヒー豆をお好きな抽出方法で提供してくれる、コーヒー好きにはたまらない同店。ランチやディナーに嬉しい食事メニューも充実しています。“お子さま連れも、学生も、仕事帰りの方も、ご年配にも…地域の方どなたにも来て欲しい”そんなお店のこだわりに迫ります。

落ち着く空間のカフェ

　2017年12月に開店した『Acts Cafe』は、JR近文駅から車で10分ほどの、学校や公園などに囲まれた住宅街の中にお店を構えています。オーナーの矢田さんは、“地域の方が気軽に普段使いできるカフェを”と、この場所で開店したそうです。
　もともと民家だった一軒家を改装した同店は、思わず“ただいま”と言いたくなるほど親近感の湧く雰囲気です。店内は、落ち着いた色合いのアンティーク家具が置かれ、お洒落な中にも肌に馴染むような居心地の良さを感じることができます。矢田オーナーが内装で特にこだわったのは“明かり”です。優しい光の照明を多く置き、程よい明るさの落ち着いた空間を作り出しています。

特別なコーヒーの虜に

　実は、以前は“紅茶党”だった矢田オーナー。“スペシャリティーコーヒー”を飲んでから、コーヒーに魅了されるようになったそうです。
「それまでコーヒーは苦いイメージが強かったのですが、スペシャリティーコーヒーを飲んで、フルーティーな香りにはっとしました。今までのコーヒーの概念とは全く違う１杯を飲むことができますよ。」と矢田オーナー。
　この“スペシャリティーコーヒー”とは、飲む人に美味しいと感じてもらうため豆の品質を突き詰めたコーヒーで、特定の生産者からフェアトレードで仕入れているものです。

　お店では、この“スペシャリティーコーヒー”を味わえます。豆は旬の時期に合わせて、常時４種類ほどが揃います。さらに、“コーヒーの抽出方法を選べる”とのサービスも。粉砕したコーヒー豆にお湯を注ぐハンドドリップ方式では、紙・金属・布製の３つのフィルターを用意しています。また、コーヒー豆に圧力をかけて抽出するプレス方式は、注射器のような形の機器で空気の力を使うエアロプレスと、コーヒー豆をお湯と合わせフィルター付きの金属で圧縮するフレンチプレスの２種類があります。淹れ方によって香りも味わいも変わってくるので、豆と抽出方法の組み合わせによって多彩なコーヒーを楽しめますね。コーヒーカップの代わりに“ビーカー”で提供しているのも、ユニークなポイントです。

　このほか、エスプレッソを使ったアレンジコーヒーも。カフェラテやカフェモカといった定番のものから、バニララテ、ヘーゼルナッツラテ、メープルマロンラテなど様々なフレーバーを味わうことができます。コーヒーのほかにも、個性的な茶葉が揃う紅茶や日本茶、すっきりとした爽快感のイタリアンソーダなどがメニューに並びます。

食事も充実のラインナップ

　また、『Acts Cafe』ではコーヒーと相性がいい食事もお店の魅力になっています。オムライスやガパオライスはランチやディナーにもぴったり。小腹が空いた時にはトーストやスイーツもおすすめです。特にトーストは味のバリエーションが豊かで、シンプルなバターやジャムだけのメニューから、コーンとツナの組み合わせ、ベーコンエッグなどボリューム満点の一品もあります。矢田オーナーの一押しは“クロックマダム”なのだとか。ホワイトソースにベーコン、チーズ、半熟の目玉焼きを合わせた贅沢なトーストは、味の一体感が絶妙ですよ。

“誰でも気軽に来て欲しい”

　12月の開店以来、“コーヒーが絶品、遅くまで営業しているのが嬉しい”とお客様からの評判が高い同店。
　「小さなお子さま連れのママも、大学生も、ご年配の方も…地域の方みなさんが気兼ねなく集まれる場所になれるよう店づくりをしています。長居していただけるのは、それだけ落ち着ける場所だと感じてもらえている証拠なので、とても嬉しいです。」と話してくださいました。
　店内には、嬉しい絵本が置かれた子ども用のスペースもあり、お子さま連れも安心して過ごせます。また、お店の空間が気に入った方には、アンティーク家具の販売もしているそうです。気になった家具がある方は矢田オーナーまで声をかけてみてくださいね。皆さんも『Acts Cafe』でゆったりとしたひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。