【大阪・松屋町】ミシュランに掲載された中国料理店『China hata 36』の小籠包は必食

 大阪市中央区、松屋町駅から徒歩10分のところに、ミシュランのビブグルマンに認定された腕利きの中国料理店があります。『China hata 36(チャイナ ハタ 36)』です。オーナーの畑さんは点心を得意とする中華料理人で、小籠包のおいしさにおいて畑さんの右に出る日本人はいないと言われています。

 テレビの取材も入り、連日満席になるほどの人気となった同店。今回はその美味しさの秘密をうかがってきました。

あらゆる料理の中で中国料理が一番得意

 オーナー・畑さんと中国料理との出会いは、専門学校の頃にさかのぼります。

 料理の専門学校でありとあらゆる世界の料理を学んだ畑さん。その中でも中国料理は畑さんにとって最も楽しく、また、もっともおいしく作れる料理でした。点心は、自分よりもおいしく作れる日本人はいないと豪語するほどの得意分野だったそう。そして、それはいまも変わりません。畑さんの小籠包は『China hata 36』自慢の看板メニューであり、訪れたお客さまはみんなオーダーするほどの人気メニューなのだそうです。

あれよあれよという間に時の人

 お店を開くのならば天満で、と決めていた畑さん。ですが、天満は人気のエリア。物件が見つからず、やっと見つけたのが松屋町筋を少し西に入った、この店舗でした。
 「立地はあまり良くないけれど、おいしければ人は来てくれる。」そう考えて開店に踏み切ったものの、最初は全くお客さまが来ず、苦しい経営を強いられることもあったといいます。

 転機が訪れたのは、ある日島之内の三ツ星和食の料理人ご一行が訪れたときのこと。彼らは畑さんの料理に感銘を受けて、口コミでお店を広めてくれたのだそうです。その効果は絶大なもので、やがてテレビの取材が入るようになり、さらには、ビブグルマンとしてミシュランに掲載されるまでに。そしていまでは、連日満席になるほどの人気店となっています。
 

小籠包で畑さんの右に出る料理人は無し

 『China hata 36』のメニューは総合的に全部がおいしく、ハズレがないと評判です。中でもあえて人気メニューを挙げるならというと、やはり点心・小籠包でしょう。

 畑さんの小籠包は上海のスタイルに近く、皮が厚め。皮と餡とスープが口の中で渾然一体となって旨みの世界を広げるものなのだそうです。あまりのおいしさにすぐに売り切れとなってしまうので、どうしても食べたい方は予約をするのが確実です。

 小籠包に次ぐ人気メニューは、酢豚。特にしいたけがおいしいと評判です。この秘密は、干ししいたけを使用しているところにあります。干したしいたけは生のものよりも旨みが凝縮されていて、味も濃厚。さらに片栗粉を付けて一度カリカリになるまで揚げているので、タレが絡みやすく、しいたけの持つ旨みと相まっても格別なおいしさの一品になるのだとか。

 テイクアウトとして販売している特製の“秘伝特製ラー油”は、“辛い”と“激辛”の二種類を展開しています。“辛い”はマイルドな辛さで使いやすいラー油。“激辛”は辛い物好きな方でも悲鳴をあげるほどの辛さなのだとか。『China hata 36』で提供している味をご家庭で楽しめるので、気になる方はぜひお土産に購入してみてくださいね。

年末年始に長期休暇。その理由は…

 『China hata 36』はこの年末年始に13連休という長期休暇を取りました。しかし、ただ休んでいたわけではありません。実は新メニュー考案のために料理を研究していたのです。多忙で全く新メニューを考える暇がなかったため、腰を据えて開発に専念したかったという畑さん。そして生まれたのが、“フカヒレのステーキ”や“中華おこげ入りサクサク蟹レタス炒飯”といった特製メニューです。中でも過去最高傑作と自負しているのが“和牛しゃぶ肉の火鍋風煮込み”だそう。自慢の一品とのことなので、訪れたさいはぜひ味わってみてください。

 「今後の目標はミシュランの星を取ることしか考えていないです。いつか一ツ星を獲得します!」と、高い目標を掲げる畑さん。
 ますます予約の取りにくいお店となりそうですね。いつの日かミシュランの一ツ星を取る日まで、『China hata 36』の挑戦は続きます。

店舗名 China hata 36
住所 大阪府大阪市中央区瓦屋町2-16-2 ポムドパン松屋町 1F
電話番号 06-6767-8100
アクセス 長堀鶴見緑地線・松屋町駅から徒歩10分
営業時間 19:00~23:30(落ち着いたら営業終了)
定休日 不定休
ホームページ https://ja-jp.facebook.com/China-hata-36-295698083972766/
SNS
店舗詳細はこちら