【東京・神保町】レトロシックな街・神保町で、本を片手に過ごしたい大人のカフェ『DIXANS』

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今回ご紹介するのは、中央線・水道橋駅から徒歩4分のところにある『DIXANS(ディゾン)』です。こちらでは、姉妹店『ドゥ・ボン・クーフゥ』のケーキをはじめ、もっちり厚切りのトーストやサンドイッチ、オリジナルブレンドのコーヒーがいただけます。間接照明が照らす落ち着いた店内が心地よく、出勤前の慌ただしい時間にも、一日の終わりにも、心に安らぎを与えてくれるお店です。

『ドゥ・ボン・クーフゥ』10周年の節目に開店

フランス語で“10年”を意味する『DIXANS』は、武蔵小山の姉妹店『ドゥ・ボン・クーフゥ』の10周年を記念し、2015年4月27日にオープンしました。代表の本山さんは、『ドゥ・ボン・クーフゥ』とはのれん分けという形で、一からお店を作り上げたそうです。
カレーや古本の街として知られる神保町に、“こだわりを持った人が集まる街”というイメージを持っていた本山さん。同じくこだわりを持って作られたケーキの味を、色々なお客様に知ってほしい。そんな思いが、この場所を選ぶ動機になりました。

「ケーキの販売だけでなくカフェにしたのは、その場でできたてを食べるからこその感動や雰囲気も味わえるし、お客様も来やすいんじゃないかな?と思ったからです。例えば、自分へのご褒美にケーキを1つだけって、なかなか買いにくいじゃないですか。でも、お店ですぐに食べられるなら注文もしやすいですよね。そのおかげか、男性1人でふらっと来られる方も多いんですよ。」
“がんばりすぎない”がモットーのお店づくり

「毎日、“この人はこんな思いで買いに来たんだな”とか、気づきがあって色々なことが見えてきます。お店って、その積み重ねで良くしていくものじゃないかな。だから、“こうしなきゃダメ、こだわりはコレ!”っていうのは決めてません。全速力で走り続けるより、長く愛されながらお店を続けていくことの方が、大事だと思っているんです。」
そんな本山さんのモットーは、“がんばりすぎない、無理なことはしない”ということ。“当店のおすすめはこれ!”と主張するのではなく、美味しいから食べてごらん?というスタンスで気まぐれに変わるメニューが、お客様を楽しませています。
季節で変わる色とりどりのケーキ

ショーケースを見れば、繊細なケーキに心を奪われます。“ガトーピスタージュフレーズ”は、ピスタチオムースとビスキュイ、ベリーのソースがマッチした、美しいグリーンのケーキです。乙女心をくすぐる“カシスとホワイトチョコの2層のムース”は、酸味の効いたカシスの層をホワイトチョコの優しさが受け止め、バランスの良い甘さになっています。“ムースショコラキャラメルサレ”は、程よく苦みのあるショコラムースに、パッションフルーツのムースとマンゴーが華を添えています。

▲最近登場した“キューブカヌレ”は洋酒が効いた大人の味。
“カマンベールとマスカルポーネの2層のチーズケーキ”は、ふんわり滑らかなマスカルポーネの層と、みっちりと濃いカマンベールの層が重なり、レア派もベイクド派も唸る定番のケーキです。
「春夏は抹茶、秋冬は紅茶など、ケーキは季節で大まかに変えています。僕が飽きたら新作を出すので、お店に来るまでの“何があるかな…”っていうわくわくも味わってほしいですね。」
軽食メニューも根強い人気!

『DIXANS』では、エスプレッソ、カフェラテ、コーヒーなど、バリスタが一杯ずつ丁寧に淹れるドリンクがケーキと一緒に楽しめます。コーヒーはその時にあるケーキに合わせて、オリジナルでブレンドしているそうですよ。可愛い手書きメニューにも顔がほころびます。

“バタートーストセット”(600円)はケーキと並び、多くのお客様が愛してやまないメニューです。ほのかに黒糖が香る厚切り食パンは、もっちり力強い歯ごたえと、噛むほどに広がる小麦の甘さが絶品です。じゅわーっと染み込むバターの香りが、食欲をますます刺激します。ドリンクはコーヒー、カフェラテ、紅茶から選ぶことができますよ。他にも、サンドイッチなどの軽食が気まぐれで登場しています。

▲具だくさんコブサラダサンド
ずっとくつろいでいたいレトロシックな店内

店内は、土塗りの壁とコンクリート打ちっぱなしの床、そしてアンティークの家具が演出するレトロな空間です。昼間でもほの暗い隠れ家のような雰囲気で、一人でゆっくり過ごしたり、友達とお茶をしながら語らうには最高の穴場です。

間接照明のせいか、重厚なのに温かみがあり、何時間でも長居したくなってしまいます。コンセントやWiFi環境も完備されているので、お茶をしながら勉強や仕事に励むお客様の姿も多いそうです。大学が近いこともあり、地元の学生の間でも隠れた人気のスポットになっているのだとか。
フレンドリーな接客も人気のひとつ

クリスマスやバレンタインに向けてどんどん忙しくなる『DIXANS』ですが、本山さんは持ち前の柔らかい人柄でいつもお客様を迎えてくれます。
「店舗を増やしたい気持ちもあるけど、今はここでお客様と一緒に、しっかり基礎を作っていきたいかな。お店があんまり落ち着くから15時ごろは僕もウトウトしてるけど、ここが社長室なので問題ありません!(笑)」そう気さくに話す本山さんの人柄も、同店の人気の理由のひとつかもしれません。

冷たい風に心もブルーになる寒い季節は、パンとスープのセット(1,000円)で温まって、元気をチャージして下さいね。
“古本の街”と呼ばれ、レトロな大人の雰囲気漂う神保町の『DIXANS』。お気に入りの本を片手に、心ゆくまで安らぎの時間を過ごしたいお店です。
店舗名 | DIXANS(ディゾン) |
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住所 | 東京都千代田区西神田2-7-11 北村ビル1F |
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電話番号 | 03-6256-8417 |
アクセス | JR中央線水道橋駅東口から徒歩4分 |
営業時間 | 【月~金】8:00~19:00 【土日祝】11:00~17:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | http://www.dixans.jp/ |
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