【奈良・天理】若者が集まるコミュニティカフェ！料理も絶品の『アースリングカフェ』にお邪魔しました！

　奈良県天理市に、なにやら若者がたくさん集まるコミュニティが存在するカフェがあるそうな。そんなウワサを聞きつけて、今回は奈良県の天理駅に訪れました。
　天理駅を降りて駅前の公園を通り商店街へ行くと、歴史のあるお店が並ぶなか、目新しいおしゃれな店舗を発見。美味しそうな料理の写真がたくさん貼られており、老若男女問わず人気のカフェなのだとか。
　今回は、そんな『アースリングカフェ』にお邪魔してきました。その様子をレポートしていきます。

天理の若者を中心に、老若男女が集うカフェ

　店内に入ると、木のあたたかみを感じるオシャレな空間が。テーブルも椅子も床も木で揃えたというこだわりの内装は、人と人とが心を開いて会話できるような落ち着いたスペースになっています。しかもこの日はワールドカップのパブリックビューイングを開催するとのことで、サッカー好きのお客さんが多く来ることが決まっているそうです。さすが人気のカフェですね。

　店内の壁には、世界地図をイメージした絵も。知り合いの絵描きさんに描いてもらったそうです。いたるところにある観葉植物は、木のあたたかみと色あざやかな絵とともに、店の雰囲気を彩っています。

　インスタ専用の写真グッズもあり、女子高生たちに人気だそうです。
　そんな『アースリングカフェ』のメニューはこちら。

　ランチは、オムライス、パスタ、カレーのなかからそれぞれ種類が選べます。夜のメニューにはお酒に合うおつまみも多数用意しているのだとか。お昼も夜も立ち寄れるのは嬉しいですね。
　また、学生をターゲットに学割も始めています。メインにサラダとドリンクがついて780円は、とてもおトクな値段。実際、ランチタイムは学生さんも多く来られるそうです。

　看板メニューであるカレーは、奈良県2位にランクインされたほど。写真からもいい香りが伝わってきそうですよね。老若男女問わず大人気とのことです。

　オムライスもさまざまな種類があり、女性のお客様に人気だそう。甘いマスクの店長が作ってくれる、ふわふわ卵のオムライス･･･、これはまちがいなく人気メニューですね。
　紹介した料理はもちろんのこと、『アースリングカフェ』はカフェだけではなく、イベント利用も可能。学生が貸し切ってイベントをしたり、忘年会や新年会など、イベントスペースとして使っていただく機会が非常に多いそうです。オシャレな店内に美味しい料理。さらにお酒の種類も豊富なので、これは貸切にして独り占めしたくなりますね。

21歳の若者が志ひとつで始めたことがキッカケ

　このお店はどんな経緯で作られたのか、また、若者を中心に多くの人が集うキッカケはいったい何なのか。
　今回は、同店の店長である”ぴょん”さんこと植田さんと、オーナーの片岡さんにお話をお伺いしました。

―――オーナーの片岡さんが21歳の頃に始められたというカフェ、2代目の店長でぴょんさんがいらっしゃったということなんですね。お二人はもともとお知り合いだったんですか？

片岡さん「そうなんです！店長のぴょんとは同い年で、大学時代からの友人でした。実は、僕がカフェの開業を志したのは、交通事故がキッカケで。バイクに乗っていたんですが車と衝突して、もう助からないとお医者さんから判断されるくらいの状態になってしまったんです。そこから奇跡的に回復して、今はこの通り普通に生活できるようになりました。その出来事をキッカケに、一度死んだような命なんだから自分のためではなく人のために、世の中のために何かをしたい！と志して始めたのが、このカフェでした。」

植田さん「その想いに賛同して、一緒に動き始めました。オーナーとはカフェだけではなく、会社として別の事業もしていて、それも世の中のために何かできないかという利他の想いで始めたものなんです。」
　
―――そんな想いがあったんですね。若くして素晴らしい想いを持つお二人に感動しました。そんな想いがあるこのカフェは、どういった方々にどのように利用してもらいたいですか？

片岡さん「もちろんどなたでも、何を楽しんでいただいても大丈夫です。ただあえて言うなら僕たちの想いのひとつとしては、この天理という地域を盛り上げたい、地域や社会のために何か動きたいという想いのある方々や若者が想いを酌み交わしたり、会議や作業したりと、みんなで集える場所にしていきたいです！」

　
　素晴らしい想いを持つ2人が営む『アースリングカフェ』は、天理駅を降りて商店街を進んだところにあります。1年ほど前に、店長が植田さんに変わってお店としても再スタート。カフェ事業だけではなく、さまざまな事業もされているそうなので、興味のある方や想いのある方はぜひ足を運んでみては？
　もちろん、オムライスやカレーにお酒、料理も絶品なので、美味しいお酒と料理をアテにさまざまな会話を楽しんでみてください。

■文、写真・白川烈