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【沖縄・名護】長く、大切に使いたい人に贈るガラス製品『琉球ガラス工房 glass32』

 沖縄の伝統工芸士に認定された職人・具志堅さんが、営む工房『琉球ガラス工房 glass32』。

 こちらの工房で作られているのは、琉球ガラスの原点・再生ガラスを使った作品の数々。料理や飲み物、花の色を引き立てる、シンプルなデザインが魅力です。

 いいものを長く使いたい人にこそ、手に取ってほしい。そんな想いで制作を続ける、小さな工房を取材してきました。

琉球ガラスの原点に立ち返りたい

 インタビュアーが工房にお邪魔すると、黙々と制作に励む具志堅さんの姿がありました。窯の中でかたちを変えていくガラスを見つめる、真剣なまなざし。そんな背中を優しく見守るのは、奥さまの佳子さんです。

 「いろんな工房で働いたり、工場長を任されたりして、主人は20年近くもガラスにたずさわってきました。」

 琉球ガラスの、そして自分の原点に立ち返り、再生ガラスを使った伝統的な作品づくりをしたい。そんな想いを強め、ご主人は自分の工房を開くことを決めたそう。地元・名護に帰って『glass32』をオープンしたのは、2014年8月のことでした。

 「主人は名前が充(みつる)さんだから、あだ名が“みーちゅーさん”っていうんです(笑)。『glass32』の32っていうのは、そこから来ているみたい。そのとき可愛がってたワンちゃんの名前も、サニー(32)ちゃんだったんですよ。」

自分の「作りたい」に正直になれる場所

 工房は、具志堅さんの実家の居酒屋を改装して作られています。名護に戻ってくるまでは、家族で読谷村に住んでいたのだとか。

 制作と卸がメインの『glass32』ですが、見学のお客さまも大歓迎です。「どんな場所で、どんなふうに作品ができあがるのか見てみたい」と、わざわざ見に来てくれる器好きの方も多いそうです。

 「やっぱり、琉球ガラスが本当に好きで、“いいものを長く使いたい”と思っている方に来てほしいです。なんでもいいよって方は、国際通りでもたくさん売ってるから、そっちで買っていただいたほうがいいと思うし。“こういうグラスが欲しい”ってイメージが浮かんでる人が、主人のグラスを選んでくださっている気がします。」と佳子さん。

 作品づくりに欠かせないのは、使われなくなったお酒のビンなどの再生ガラス。酒造メーカーで働く友人から、廃ビンを回収して使っているそうです。

 「汚れたり割れたりして使えなくなった泡盛のビンが出るんですけど、処分にもお金がかかるんですよ。だから、うちで引き取るよーって。もちつもたれつでやっています。」
 
 作品の注文が殺到したときは大変。廃ビンを回収しても回収しても材料が足りず、焦ることもあるのだとか。

 大きな工房を任されていたときは、自分の作りたいものだけを…というわけにはいきませんでした。自分の工房を開いてよかったのは、やはり自由にできることだと具志堅さんは話します。

いいものを、長く使いたいお客さまへ

 琉球ガラスといえば、美しい色を散りばめた、カラフルなものが多い印象があります。でも『glass32』の作品は、それらとはひと味違います。

 目指したのは、使いやすさ。シンプルで飾らない見た目もまた、多くのファンに愛されています。


▲ヴィンテージ タンブラー

 その最たるものが、“ヴィンテージ”のシリーズです。こちらは工房の定番商品で、いつも注文が殺到しているそう。
 シンプルさを追求したタンブラーは、注ぐ飲み物を選びません。アイスコーヒー、ビール、麦茶など、どんな飲み物にも合うと大好評。毎日の暮らしにさりげなく寄りそう、長く使えるタンブラーです。


▲一輪挿し

 こちらは一輪挿し。丸みのあるフォルムが優しげで、つい手に取ってしまいます。
 見た目がシンプルなので、どんなお花を活けても楽しめそう。季節の花の美しさを引き立てる名わき役として、いちど持ったら手放せません。

 淡い桃色や空色がきれいな“うずいちりん”、まん丸い透明なガラスに、アースカラーのワンポイントをあしらった“ころん”など、かわいい一輪挿しのシリーズがほかにもあります。

 具志堅さんの作品は、こちらの“青の洞窟”シリーズを抜きには語れません。黒から濃紺、そして澄んだ青へと変わるグラデーションを眺めていると、気分はまるで海中散歩。光に透かして、じっと眺めたくなります。
 この深い色合いは、ファンの間で具志堅ブラックと呼ばれているのだとか。

 「ダイビングをされる方には、きっと気に入っていただけると思いますよ。」とほほえむ佳子さん。沖縄の自然を心から愛する、具志堅さんならではの作品です。

次の世代へ受け継ぐ職人の想い

 「これからもいいものを作り続けながら、若い職人を育てていきたいですね。」

 師匠と同じことをしていても、その人の感性を活かした作品を生み出すことはできません。自分で考えて試行錯誤し、作品づくりに精進できる職人を育てたい…具志堅さんは、そう願っています。


▲奥さまと具志堅さん

 「主役はあくまで、そこに盛りつける料理や飲み物だと思っているんです。だから、シンプルさと使いやすさをとことん追求したくて。皆さんの毎日の暮らしに、私の作品を取り入れていただけたら、こんなにうれしいことはありません。一つひとつこころを込めて作っているので、ぜひ使ってくださいね。」

 グラスやお皿、一輪挿しの一つひとつに込められた、沖縄の伝統と職人魂。『琉球ガラス工房 glass32』の作品を手に取って、その深みを味わってみてください。

店舗名 琉球ガラス工房 glass32
住所 沖縄県名護市宮里7-19-29内
電話番号 098-052-7899
アクセス 沖縄県路線バス名護バスターミナル停留所から徒歩18分
営業時間 12:00~18:00
定休日 日曜日、その他不定休あり
ホームページ https://glass32.com/
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