※閉業※【沖縄・恩納村】リゾートペンションで家族や、親しい仲間と水入らずの時間を『Goya Terrace』

『Goya Terrace（ゴーヤテラス）』は、沖縄県恩納村の１日2組限定貸切ペンションです。ご家族や団体で、プライベートな空間をのんびりと過ごすことができます。こちらの宿泊施設を経営する、プラット綾乃さんにお話をうかがいました。

2015年オープンの同施設は、恩納村の海岸線すぐそばに位置し、希望ヶ丘ビーチからは車で約３分と、マリンアクティビティをされる方にも非常にアクセスの良い場所にあります。

施設内には自炊用のキッチンが完備されており、バーベキューテラスも無料で利用できます。持参した食材で、自由にバーベキューを楽しむことができますよ！

お客さまとの距離を大切に

今回お話をうかがったのは、『Goya Terrace』のオーナーを務めるプラット 綾乃さんです。

――恩納村で同施設をオープンされたのは、どういったきっかけからでしょう？

「以前から名古屋でゲストハウスの経営をしていました。結婚と出産を経て、名古屋とはまた別の場所で仕事をしようと考えはじめたんです。旅行が趣味で、沖縄に訪れた際に、とても良い土地だなと思っていました。子育てがしやすそうで、宿泊業をするのにも適していると感じたので、ここで開業しました。」

移住にあたり、ゲストハウスからペンションに施設の種類を変えられました。もともと、旅人が集まるような場所を作りたい、という理由でゲストハウスを始めましたが、育児の関係でお客さまと密に関わることが難しくなったそうです。そのため、家族との時間も取りつつお客さまとも触れ合えるペンションという形態にしたのだとか。

――店名『Goya Terrace（ゴーヤテラス）』の由来は何ですか？

「響きがよかったというのが一番です。沖縄では”ゴーヤ”はベタで、覚えやすいと思いました。それに宿泊施設らしい言葉をと考えた時にテラスがイメージにあっていると感じたのでこの名前にしました。」

季節を問わず賑わうペンション

――2015年のオープンからもう5年が経ちますが、印象に残っているエピソードを教えてください！

「たくさんあります。毎回うれしいと感じるのは、お客さまがリピートして来てくださることです。名古屋の時はイベントや出張などで、コンスタントに来る方がいましたが、こういったリゾート地に、毎年同じ宿泊先を選んでいただけるのはとてもうれしいです。」

実際に、一度同施設を利用した方の口コミで、そのご家族や友人が、宿泊しにくることが多くあるそうです。

「ただ、沖縄でペンションを経営する上で苦労した面もありました。季節によって来客数が大きく左右されしまい、閑散期には１ヶ月に１組、２組しか来ないこともあって。その時は戸惑いましたね。」

現在では、冬季に多く訪れる外国人観光客の集客にも力を入れており、一年を通して旅行客で賑わっているのだとか。

慣れ親しんだ土地に帰るように泊まる

「プランはシンプルに、素泊まりプランだけです。特別、宿泊とセットでマリンアクティビティや、水族館のチケットはありません。ですが、宿泊客のみなさんには、バーベキューテラスやキッチンを無料で自由に使っていただいて、お好きな食べ物をプライベートな空間でお楽しみいただいています。」

小さい子連れのご家族や、学生の団体など、それぞれで用意した食材をみんなで調理して食べる。そんな空間は、同施設だからこそ楽しめます。

「こちらの施設は、ペンションという形態ではありますが、その中でも“バケーションホーム”と位置付けています。沖縄に旅行にきていながら、地元に帰ってくるような感覚にするのが私たちのコンセプトです。のんびり暮らしてもらえるようにこれからもしていきたいですね。」

より多くの方に沖縄ならではのスローライフを提供

――同施設の今後のビジョンはどのようなものですか？

「沖縄県内に複数の店舗展開を考えています。将来的には今のようなペンションはもちろん、貸別荘スタイルにキャンプサイトがつけられるような、グランピング施設もつくれたらいいですね。」

沖縄で暮らすように、家族や親しい仲間たちと一緒にゆったりとした時間を過ごせる『Goya Terrace』。旅行で訪れる際には、同施設の利用も、検討してみてはいかがでしょうか。