【東京・三鷹】ふらっと立ち寄れる気軽さが売りの『居酒屋 富』で、楽しい一夜を

　JR三鷹駅から徒歩4分ほどのところにある『居酒屋 富（とみ）』。
　国産食材で作る料理と、お客さまの要望に応えて揃えたさまざまなお酒を楽しめる、小さな居酒屋です。

　ひとりでも気軽に入りやすい雰囲気が評判で、地域の方を中心に愛されているお店です。

さまざまな経験を経て、いざ独立

　店長・村上さんは、もう20年ほど飲食業界に携わっています。お店を開く以前から魚屋や寿司屋などに勤めており、さまざまな経験を積んできました。その頃から、いつかは自分でもお店を開こうと考えていたといいます。

　もともと三鷹で長く働いていて知り合いのお客さまも多かったことから、出店場所は三鷹に決定。物件に空きが出たタイミングで独立し、2018年3月に『居酒屋 富』をオープンしました。店名は、自身のお名前“富一”から富をとって『居酒屋 富』と付けました。

この空間だからこそ生まれたもの

　黄色い看板が目を引く同店。店内は、カウンター席とテーブル席あわせて15席のこぢんまりとした空間です。おひとりさまでも過ごしやすい雰囲気が漂っており、女性のお客さまも多いそうです。また、お客さま同士の距離が近いため、会話も生まれやすくなっています。

　しかし、そのこぢんまり感が逆に悩みの種となったこともありました。それは、メニューづくりです。たくさんの種類の料理を用意したかったのですが、調理や食材を保管するためのスペースが足りませんでした。スペースを有効的に使いつつ、できるだけ豊富なラインナップになるよう工夫して、現在のメニュー構成になっています。

国産食材で作るこだわり料理

　同店の料理につかう食材のほとんどは、国産でそろえています。
　「品質や味を考えたらやっぱり国産が良いなと思うんです。多少のコストはかかってしまいますが、お客さまには良いものを提供したいので！」と、笑顔で話す村上さん。
　良いものを使いながらも、できるだけお手頃な値段で提供しています。

　村上さんの一押しは、黒毛和牛のすじ煮込み。高級な黒毛和牛のすじを、柔らかくなるまでじっくりと煮込んだ贅沢な一品です。肉の旨みがたっぷりと凝縮された味わいを楽しめます。お酒との相性も抜群で、ついつい飲みすぎてしまいそうです。

　寒い冬にぴったりなのが鍋です。おひとりさまでの来店が多い同店は、一人前から鍋を楽しめます。キムチ鍋や湯とうふ、タラちり、黒豚しゃぶしゃぶなど、鍋料理の種類もさまざま。あたたまりたいときや、飲んだ帰りの〆などにぜひ注文してみてください。

　そのほか新鮮な海鮮で提供する刺身や、ほかでは少し珍しい鯨ベーコン、常連さんのリクエストからメニュー化したオムレツなど、こだわりの料理が並んでいます。
　飲み放題やコースメニューは特別ありませんが、予約で予算と人数を伝えておけば、それにあわせて作るのも可能とのこと。

ニーズに応えたラインナップ

　焼酎や日本酒、生ビール、サワーなど、お酒の種類は一通り揃っています。なかでも焼酎は麦と芋の2種類があり、ボトルキープが可能です。お得になるので、好きな方はしておくのがおすすめですよ。

　仕入れは、人気の銘柄や旬のものに加えて、お客さまの要望も取り入れながらおこなっています。マイナーなものでも注文が多ければ置いておき、有名なものでも注文が少なければ変える。といったように、需要を見ながらラインナップを変えています。そのため、メニューにはないものでも、お客さまからのリクエストが多ければ仕入れることもあるのだとか。

時間を忘れてゆっくり楽しんでほしい

　「“ひとりでも気軽に来られる場所”という存在でいられるよう、これからもお店づくりを続けていきたいと思います。当店がお客さまにとって、ゆっくりできる憩いの場所になれたらうれしいです。近くにお立ち寄りの際は、ぜひお気軽にお越しください！」

　「ちょっと飲みたいな。」という気分のときには、『居酒屋 富』を訪れてみてはいかがでしょうか。居心地の良い雰囲気と、おいしい料理やお酒に心も癒され、きっと楽しい一夜を過ごせますよ。