【宮城・仙台】カジュアルダイニングとオーセンティックバーの融合！『キザブロ』

　カジュアルに楽しめるダイニングと本格的なオーセンティックバーが融合した、珍しいスタイルの『キザブロ』は、2017年９月にオープンした仙台の注目店です。洋食とワインのエキスパート・松本さんと、ウイスキーとカクテルを知り尽くしたバーテンダーの吉田さんの最強タッグが生み出す“空間・食事・お酒”の楽しみ方は、無限大と言っても過言ではありません。他では味わえない同店の魅力を詳しくご紹介します！

ダイニングと正統派バーの融合

　仙台市地下鉄南北線・勾当台公園駅から徒歩６分ほどの場所に『キザブロ』はあります。こちらは、20年来の旧知の中というオーナーシェフの松本さんとバーテンダーの吉田さんのお二人が2017年に開店しました。それまで松本さんはワインと洋食の『刻橋（キザハシ）』を、吉田さんはオーセンティックバー『長三郎（チョウザブロウ）』をそれぞれ営んでいましたが、常連さんの増加とともに各店舗が手狭になったのを機に、“いつか二人で一緒にお店をやろう”と話していた約束を果たすため、同店をオープンさせたといいます。

　店名の『キザブロ』は、それぞれの営んでいた以前のお店の名前を掛け合わせたもの。コンセプトも松本さんと吉田さんのお互いの長所を活かし、カジュアルダイニングとオーセンティックバーの双方を楽しめるように工夫しています。

季節感を大切にした食事とワイン

　開店時刻の６時に待ち合わせてディナーをいただくのも、同店を楽しむ方法の一つです。宮城県内の漁師さんから直送で仕入れる新鮮なムール貝の白ワイン蒸しや、季節の魚の香草パン粉焼き、牛一頭から取れる量の少ないイチボや程よい脂身のサーロインのステーキなど、食べ応えのある洋食メニューが堪能できます。

　中でもおすすめは“生ハム”です。本場イタリア産の生ハムを５種類ほど揃えていて、注文を受けてから切り分けて提供してくれます。もも肉を塩漬けしたプロシュート、甘みのある脂身も魅力のばら肉のパンチェッタ、ひき肉を発酵させて作るナポリサラミなど、個性豊かな生ハムの食べ比べができますよ。

　また、“パスタ”も専門店に劣らない仕上がりです。浅草の製麺所から仕入れているパスタ麺は、含まれる水分量が少ないのが特徴です。モチっとしていながらしっかり芯を感じる食感で、小麦の香りが芳ばしく、濃厚ソースに合わせても存在感を放つこの麺は、一度食べたらやみつきになります。お店では、ペペロンチーノやナポリタン、ゴルゴンゾーラなど、麺の種類に適したソースを絡めて提供しています。全ての料理を手がけている松本さんは、ワインの知識にも長けているお方。ワインと料理のマリアージュにも注目です。「料理は旬の野菜を使うなど季節感を大切にしているので、それに合わせてワインもシフトさせています。例えば、夏から秋にかけて赤ワインは果実味を感じるものから重厚な味わいの銘柄へ…といった形です。」と松本さん。四季折々の違った楽しみ方ができそうですね。

熟練された技術が光るカクテル

　しっかりお腹が満たされた後は、本格的なカクテルはいかがでしょうか。『キザブロ』では、お店を変えずに本格的なバーが利用できるんです。20年以上もの経験を持つベテランのバーテンダー吉田さんがセレクトしたウイスキーと、熟練された技術で生み出される繊細なカクテルをいただけます。およそ100種類を揃えているウイスキーは初心者から通の方まで、その方の好みにあった一杯を見つけてくれますよ。また、カクテルのバリエーションは、なんと600種類！スタンダードなものからメニューにないオリジナルの一杯まで、その時の気分にぴったりのカクテルを提案してくれます。

さまざまなシーンで利用できる

　深夜２時がラストオーダーの同店。遅くまで開いているのでゆったりとした大人の時間を過ごせます。また、予約制で12人まで入れる個室もあるほか、全38席の店内全ての貸し切りも可能です。飲み放題付き6,000円〜のコースもあり、パーティにも最適。普段のお食事に、グループでのご宴会、大切な方とのデートにも、さまざまなシーンに利用できますね。
「仕事やプライベートで嬉しいことがあった際に報告してくださるなど、お客様とカウンターを挟んで交流ができるのが、この仕事のやり甲斐ですね。このお店は、正統派のバーとカジュアルなダイニングの両方が同じ空間で堪能できます。それぞれのお客様に合った、お好きな過ごし方をしていただければ嬉しいです。」と松本さんは話してくださいました。
　皆さんも、『キザブロ』で特別な雰囲気の空間と美味しい食事、自分好みの一杯を楽しんでみてはいかがでしょうか。