【沖縄・今帰仁村】古宇利島にあるアットホームなのんびり空間『古宇利家』
2016年に沖縄県古宇利島にオープンしたカフェ『古宇利家(こうりや)』は島の北側ティーヌ浜の近くにあります。のんびりと流れる島時間を感じながら、ゆったりと過ごせるお店です。
今回お話をうかがったのは、オーナー・伊澤さんご夫婦です。
気兼ねなく寄れるカフェ
『古宇利家』があるのはハートロックなどがあり、人気の観光スポットとして有名な沖縄の北部。オープンしたのはいまから4年ほど前にさかのぼります。旦那さんはもともと建築や設計デザインをしており、飲食店の経営は初めての挑戦だったそう。
はハワイでお店をと考えていた伊澤ご夫妻。紆余曲折あり、沖縄での店舗オープンを決意。ハワイに住んでいた時に飲んだスムージーが、とても美味しかったそうで、そんなお店をやれたらという思いからお店をオープンされました。
――『古宇利家』という店名にはどんな意味をこめているのでしょう?
「古宇利島にあるから古宇利家。沖縄の飲食店は〜家と店舗名をつけることが多かったので、その方が馴染みがあると思て、この店名にしました。」
お店のコンセプトは、ゆっくりくつろげて一息つける家のような空間。ゆったりとした空気が流れる古宇利島は、まさに店名にふさわしい名前です。
「肩の力を抜いて、自然とふらっと立ち寄れる雰囲気のお店です。近くにはハートロックもあって賑やかなエリアでもありますが、当店はそうではなく、ちょっと外れて落ち着いて過ごせるような、そんなお店なんです。」
――お客さまの層として多いのは、観光で島に来られた方ですか?
「観光で来られる方も多いですね。広告を見てくるというよりは、店構えを見て来てくれる人が多いと思います。沖縄南部の人がドライブできてくれたり、島のおじいちゃんおばあちゃんが、畑仕事を終わらせた後に長靴のままきてくれることもありますよ。ときには海外からきた人、観光できた若い子、地元の長靴のおじちゃんで入り乱れることもあって、なかなかおもしろいですね。」
まだまだ未完成のレトロ空間
店内には木のあたたかみが心地よい、どこか懐かしく心がほっとやすらぐ空間が広がります。
――内装のこだわりを教えてください!
「ほとんどが手づくりです。あまり費用はかけず、安く仕入れてた材料でつくりました。テーマとしてはレトロ。70年代のアイテムを揃えたり、スムージーメーカーも60年代のアメリカ製のものなんですよ。同じものをハワイで見たときに一目惚れして、新しいものがあってもあえて古いものを選んで使っています。」
レトロにこだわった同店。店内に流れている音楽も70年代から80年代のものがほとんどなのだとか。
「看板もチョークで書いています。ただまだ未完成なので、営業をしながら次々にいいものにしていきたいと思っています。」
このほか、どこか懐かしさを感じるビンやその蓋など、昔ながらの良さを感じられる仕掛けがちらほら。昭和レトロ好きにはたまりませんね!
地元食材にこだわったメニュー
――おすすめメニューは何ですか?
「コーヒーとスムージーですね。特に紅芋のスムージーがおすすめです。品種と産地にこだわっていて、古宇利島で取れた紅芋を使っています。」
紅芋を使った料理として紅芋チップスなどもあります。どれも素材の味を活かすために、材料はとてもシンプルです。
「人気なのはカレーとタコライスです。開店当初は食事を提供する予定はなかったのですが、カレーとタコライスを作ってだしてみたら思いのほか注文が多くて、今では人気メニューです。シェフの経験はないのでとにかく自分が食べたいと思った味、おいしいと思ったものをこだわって作っています。」
カレーは伊澤さん自らスパイスから調合して作ったオリジナル。具材も沖縄県産のものにこだわり、中には無農薬の野菜も取り入れています。
「今後の目標としては、使用する野菜を自家栽培の完全無農薬のものにしていきたいですね!」と伊澤さん。
古宇利家で癒す日常の疲れ
――今後のビジョンを教えてください!
「海も近くてビーチにもすぐ行ける距離にありますが、ここから海が見えるわけではないです。海に行くまでにふらっと寄ってもらって、ドリンクをテイクアウトしてもらうような、そんなお店にしていきたいですね。いまはお昼メインの営業ですが、今後はカフェバーのような形で夜も営業できたらと思っています。」
古宇利島のお店は比較的早い時間に閉まることが多いようで、観光客は夜ご飯に困ることが多いのだとか。カフェバーとしてお店を開けることで、そんな方々を迎えたいと話します。伊澤さんのやさしい人柄を垣間見ることができました。
――最後に、開店ポータルをご覧の方へ向けて一言メッセージをお願いします。
「気を張ったサービスはしていないです。皆さんにはなんとなくそんな落ち着いた雰囲気を感じてもらいたいです。自分たちのライフスタイルのようなものがお店にあらわれているので、その空気感を気に入っていただければうれしいですね。」
ぜひみなさんも、古宇利島に来た際には『古宇利家』でゆったりと流れる島時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 古宇利家 |
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住所 | 沖縄県国頭郡今帰仁村字古宇利2248 |
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電話番号 | 0980-56-3123 |
アクセス | 沖縄県路線バス 運天原停留所から徒歩78分 |
営業時間 | 11:00~21:00 |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | https://tabelog.com/okinawa/A4702/A470202/47023858/ |
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