【北海道・南平岸】食材の美味しさを際立たせる“日本のフレンチ”で舌鼓『レストラン ルイーゼ』

　日本料理からインスピレーションを受け、旬の食材の持つ本来の美味しさを際立たせたオリジナルスタイルのフレンチが楽しめるお店が、今回紹介する『レストラン ルイーゼ』です。本場フランスの有名店で修業した若きフランス人シェフの作る絶品料理は、見た目も美しく、味わいの表現力にも長けた、まさに“芸術品”。また、ラグジュアリーな空間の店内は、ゆったりと過ごすことができると評判です。2017年８月の開店以来、多くの方から注目を集めている同店の魅力に迫ります。

平岸で存在感を放つレストラン

　今回紹介する『レストラン ルイーゼ』は、札幌市営地下鉄南北線・南平岸駅から徒歩５分ほどの場所にお店を構えています。お店で腕を振るうヨハン・ダコスタさんは、若干26歳にして同店の料理長を任されている新進気鋭のフランス人シェフです。ヨハンシェフは、フランス・マコン市出身で、14歳から料理の道へ進み、２つ星のフレンチレストランなどで腕を磨いたのち、オーストラリアや中央アメリカを経て2015年に来日しました。南フランスの港町での修業経験が長かったヨハンシェフは、海の幸をはじめ北海道の良質な食材に惚れ込み、道内のレストランで働いていたところ、同店のオーナーと出会い、開店とともに料理長に抜擢されたのだそうです。

日本人好みの新感覚フレンチ

　ヨハンシェフの作る料理は、これまでのフレンチの概念を覆すような日本人の舌に馴染む新しいスタイルが特徴です。重厚な味付けが多いイメージのフランス料理ですが、同店では食材本来の味わいを大切にした繊細な味わいを楽しむことができます。味の秘密は、魚介や野菜から出汁をとり、味が強いバターや砂糖などは控えて、“食材の旨味が引き立つように工夫して調理しているから”とのこと。

　また、“旬”の食材にこだわっていて、年間を通して食べられる野菜でも、旬のシーズンでなければ使用しないという徹底ぶりです。“素材の味わいを大切にすること”や、“旬の食材を使用すること”、これらの要素は和食に通じるものがありますよね。
　さらに、使用する食材やその組み合わせにも和のテイストを盛り込んでいると言います。中には、魚に大根を合わせたものや紫蘇を取り入れた一皿もあるそうです。

値段以上の価値を感じるメニュー

　ランチのコースは、アミューズ・前菜・魚料理・デザート・コーヒーで4,500円のコースと、これに肉料理が付いて6,000円のコースの２種類。ディナーは8,000円、10,000円、12,000円の３つのコースから、食べる量や滞在できる時間に合わせてコースを選ぶことができます。
　いずれのコースも、サラダの野菜やメイン料理の魚など、その時期に合わせた旬の食材を使用していて、訪れるたびに違った一皿を楽しめるのが魅力です。繊細な味わいの料理は、フルコースを食べても胃がもたれないとご年配の方にも好評です。また、パンやデザートまで全ての皿をヨハンシェフが担当しているというのも嬉しいポイント。食材や仕込みにも一切の妥協がないので、値段以上の価値を感じることができますよ。

夢は日本での３つ星

　開店して間も無くは、日本人の好みを研究するためメニューづくりに苦労したこともあったそうです。
　フランスではジビエが好まれる一方、日本では和牛が人気といった点や、食事と一緒にワインを楽しむ方とそうでない方がいらっしゃる点など、お店を営業していく中でさまざまなニーズが見えてきたそうです。
　お客様の要望にも応じながら真摯に料理と向き合う姿勢が身を結び、口コミで評判となっていったヨハンシェフの料理。ゆくゆくはオーナーシェフとして独立し、日本で３つ星を獲得するという大きな夢を持っています。

“ヨハンスタイルを味わって”

　店内は全部で12席、カウンター席とテーブル席があります。窓側の席からは外の様子を見ることができ、昼と夜で違った表情の街並みを楽しむことができます。高級感のある空間は、大切な方とのひと時を素敵に演出してくれますよ。
　「細部にまでこだわった空間は一度来ていただければ気に入っていただけると思います。日本料理にインスピレーションを受けた“ヨハンスタイル”のフレンチを味わいに気軽に足を運んでいただければ嬉しいです。」同店では、ヨハンシェフがテーブルまでご挨拶にいくのが定番となっていて、シェフとお客様との距離が近く、和やかな雰囲気を感じることができます。
　皆さんも、ヨハンシェフが迎えてくれる同店へ足を運んでみてくださいね。