【北海道・札幌】道産小麦を使ったからだにやさしいパン『モクモクベーカリー』

　地下鉄北12条駅から徒歩５分ほどの場所にお店を構える手作りパンの専門店『モクモクベーカリー（moq moq bakery）』。エメラルドグリーンの看板が目印のお店です。店頭には、常時10種類ほどの定番パンや日替わりパンが並んでおり、どれもお財布にやさしいお手頃価格で提供しています。さっそく同店の魅力についてインタビューしてきました。

パン職人として腕を磨いてきた10年

　今回お話をうかがったのは、2016年3月に札幌・中央区北13条に『モクモクベーカリー』を構えた店主の入江さんです。独立前は10年間ほど関東や香港など国内外問わず、さまざまなパン屋で修業を重ねてきたといいます。さっそくお店のオープンした経緯を尋ねてみました。

　「はじめは、関東のパン屋でずっと修業していました。将来的に独立を考えるようになった時に、ちょうど香港のベーカリーショップ立ち上げの募集を目にして。パン職人として一人前になるため、ゼロからお店をはじめる貴重な経験だと思い挑戦しました。香港は2年ほど居たのですが、新たな技術や、独立に必要な経営のノウハウなども学びました。そろそろ独立するタイミングかなと思い日本に帰国後このお店をオープンしました。」

　開業の際ここの場所に決めた理由は、街の雰囲気もよく、お店の広さや立地の条件などが理想に近い物件だったからなのだそう。同店はオープンから４年が経ち、すっかり地域に愛されるパン屋となっています。

からだにやさしいパンを提供したい

　『モクモクベーカリー』では、からだにやさしいパンを提供したいという想いから、無添加、保存料未使用にこだわり安心して食べられるパンを提供しています。

　パンに使用する小麦粉や卵などの乳製品、野菜のほとんどは北海道で作られたものを仕入れるようにしているのだそう。毎日の食卓に欠かせないパンだからこそ、体に気を遣ったパンを食べられるのはうれしいですね。

　店頭には、毎日定番パンや日替わりパンなどを含め、常時10種類ほどのパンが並んでいます。決して多い品数ではありませんが、パンの質を落とさないよう入江さんが試作を重ね、　こだわりのパンのみを提供しています。

　食パンやクロワッサン、クリームパンといった定番パンから、季節やその時の食材によって顔ぶれが変わる日替わりパンを楽しむことができます。

常時10種類のパンを用意

　今回は、店頭に並んでいるパンの一部を少しだけご紹介したいと思います。

クロワッサン

　クロワッサンといえば、世代問わず大人気のパンですよね。『モクモクベーカリー』では、クロワッサンに発酵バターを使用しているため、芳醇なバターの香りと甘味を楽しめる一品に仕上がっています。

　また、北海道産の小麦を100％使用しており、サクサクとした軽い食感が特徴的。程よいサイズ感なので、朝食はもちろん午後のおやつとしてもおすすめです。

ピロシキ

　ピロシキといえば、ロシア料理を代表するメニューとして有名です。同店では、通常のピロシキを四川坦々風にアレンジ！

　揚げたパンのなかには、旨味たっぷりの肉味噌が入っていて食べ応えのある一品となっています。

糖質オフのパン

　健康を気にする方やダイエット中の方には”糖質オフのパン”がおすすめ。材料には、グラニュー糖に比べてカロリーの低い「てんさい糖」を使用しておりミネラルが豊富でお腹に優しい作用もあります。

　不定期で作っているそうなので出会えた方はラッキーかも？！

常連さんに人気の”食パン”

　『モクモクベーカリー』では、食パンも人気のメニューの一つ。しっとりやわらかくてフワフワなのが同店の食パンの特徴なのだそう。種類は、角食、山食、雑穀、全粒粉の4種類を取り揃えています。

　なかでも五穀はとくに女性に人気がある食パンなのだとか。食物繊維やミネラルが豊富なので健康を気にする方にもうれしい一品です。　

　全粒粉の食パンは不定期で作っているそうなので、希望の方は事前にお店に電話で確認してみるといいでしょう。

地域の方に愛されるお店を目指して

　取材の最後、入江さんに今後のビジョンについて尋ねてみました。

　「今後も地域の方に喜んでもらえるパン屋を目指したいですね。多くの方にパンのおいしさを伝えていきたいです。あとは、パン職人を志す若い子への支援などもしていきたいですね。」と入江さん。

　取材中も常連さんと思われるお客さまが次々と訪れ、お目当てのパンを買っていく姿がみられました。パン好きの方はもちろん、お近くに立ち寄った際は、ぜひ『モクモクベーカリー』へ訪れてみてはいかがでしょうか。きっとお気に入りのパンが見つかるはずですよ。