【宮城・仙台】山形の名物が仙台で楽しめると評判!『肉そば藤七』は店舗拡大中の注目店

 山形県の名物“冷たい肉そば”を仙台で提供しているのが、今回紹介する『肉そば藤七』です。2015年の開店以来、サラリーマンを中心に多くの常連さんで連日にぎわいを見せる同店。立ち食いスタイルの“気軽さ”が人気を博し、客足を伸ばしてきました。
 店舗の拡大も決まり、益々注目を集めている『肉そば藤七』の人気の秘訣に迫りました!

山形の“冷たい肉そば”を仙台へ

 『肉そば藤七』は、地下鉄南北線・勾当台公園駅から徒歩8分ほど、愛宕上杉通沿いにお店を構えています。こちらは、山形出身のオーナー・芳賀さんが2015年8月に開店した、肉そばの専門店です。

 山形名物の“冷たい肉そば”とは、山形県河北町谷地で親しまれてきた郷土料理です。冷たいと言っても氷が入っているのではなく、常温ほどで提供されるのが一般的なのだそう。大きな特徴は、歯ごたえの良い“親鶏のお肉”が入っている点です。蕎麦が浸っているつゆには鶏の出汁を使用していて、醤油で味を整えています。

 芳賀オーナーは、この山形の味を仙台にも広げていきたいと開店を決意。それまでご自身も会社員だった経験を活かして、お昼時にサラリーマンが気軽に立ち寄れるお店をイメージして同店を作り上げたといいます。

 「仙台にはさまざまな麺屋さんがありますけど、山形のこういう肉そばが、当時はありませんでした。若い頃から飲食に興味があり、ラーメン店で修業していた経験もあったので、思い切って開業することにしたんです。」と芳賀オーナーは開店当初を振り返ります。

熟練の技で生まれる優しい一杯

 看板メニューの“冷たい肉そば”は、お客さまの8割が注文するという不動の人気ぶりです。お店では、蕎麦の麺を打つところから手作りしていて、季節ごとの温度や湿度の変化に合わせて水分量や粉の配合を変えているといいます。さらに、茹でた後に麺を冷やす時間や出汁の温度も季節により微調整が必要。日々の調理の中で徐々に身についていった芳賀オーナーの修練の賜物により、程よい食感と口当たりの一杯が完成するのです。蕎麦の香りと鶏出汁の優しい味わいは、ぜひ皆さんもご自身の舌でお確かめくださいね。

 さらに、肉そばに合わせて“げそ天”も注文するのがおすすめです。1皿100円で値段以上のボリュームのげそ天がいただけますよ。出汁に浸して食べるもよし、蕎麦の箸休めにするもよし、楽しみ方が広がります。

 ちなみに、12月〜3月までの冬場には冷たい肉そばだけでなく、温かい肉そばも提供しているそうです。

 肉そばと並んで開店当時から提供しているのが、“鳥中華”です。こちらは、蕎麦ではなく中華麺を使用しています。鶏のうま味が凝縮したスープは中華麺との相性も抜群。蕎麦とは一味違った喉越しが味わえますよ。

“本場よりもおいしい”の声も!

 黒を基調にした店内は、立ち食いそば店でありながら、落ち着いた雰囲気が流れていて、ほっと心が休まります。芳賀オーナーの狙い通り、平日のランチタイムには多くのサラリーマンの方で賑わいます。常連さんの中には、“お気に入りの味を教えたい”と週末に家族を連れて来店する方もいらっしゃるのだとか。

 「山形まで肉そばを食べにいっていた方が、“山形で食べたものよりここの方がおいしい”と何度も足を運んでくださるのが励みになっています。開店直後は苦労もしましたが、こうして自分のお店を持って、常連さんが増えてきたのをうれしく感じています。」と芳賀オーナーは微笑みます。

 『肉そば藤七』では、この夏までに2号店のオープンが決まっており、その後も仙台市内で店舗を広げていきたいとしています。店舗の拡大により、仙台市民にとっても山形の名物がより身近な存在になっていきそうですね。

 程よい温度で食べやすく、鶏肉のうま味がたっぷり詰まった“冷たい肉そば”。皆さんもぜひ『肉そば藤七』へ足を運んでみてください。

店舗名 肉そば藤七
住所 〒980-0011 宮城県仙台市青葉区上杉3‐3‐16 SAビル 1F
電話番号 022-395-7998
アクセス 地下鉄南北線・勾当台公園駅から徒歩8分
営業時間 11:00~14:30
定休日 無し
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