【東京・仙川】訪れるたびに雰囲気がかわるギャラリーカフェ『niwa-coya』で、わくわくする時間を過ごませんか?

 京王線仙川駅から徒歩7分のところに、夫婦で営んでいるギャラリーカフェ『niwa-coya(ニワコヤ)』があります。クラフト作家や現代美術の作品展示会やイベント開催、雑貨販売のほか、カフェ営業をしています。お客様は展示品を見たりカフェで食事をしたりと思い思いの時間を過ごせます。展示品や食事メニューは定期的に変わるため、行くたびに新鮮な気持ちで楽しめる場所です。学生からご年配の方まで幅広い層のお客様が訪れ、常連客も多い同店。今回は、代表である奥様の笠原さんにお話を伺ってきました。

『niwa-coya』を復活!

 笠原さんは、同店を経営しながらお芝居もしています。好きなことを続けながら仕事ができるようにと、時間の融通がききやすく自分のペースでできることをしたいと考えていました。作家の知り合いが多いと言う笠原さん。それもあり、いずれは作品を展示できる場所や、さまざまな要望をフレキシブルに対応できる場所を持ちたいと考えていました。そこで始めたのがギャラリーカフェ『niwa-coya』。元々自宅として借りた物件を、店舗としても使えるよう改装したのです。同店は2004年にオープンして、2018年の10月で14周年を迎えます。建物の老朽化により一度は閉店となってしまった期間もありました。しかし”場所を作りたい”との思いは変わらず、同じ場所で復活を果たしたのです。

 やむを得ない閉店や一からのお店づくり、オープンしてからもギャラリーに加えてカフェの営業と、苦労も多かったはずです。ところが笠原さんは苦労だと感じたことが全くなかったと言います。
 「とにかく、目の前のことを日々一生懸命こなしていく思いで続けてきました。」
 その姿勢が周りにも伝わり、たくさんの人に愛される素敵なお店になっているのかもしれませんね。

変幻自在のギャラリー

 当初は金、土、日の週末限定で営業するギャラリーとしてオープンした同店。さまざまな作家の作品展示会や雑貨の販売をしています。一つの展示会は二、三週間ほどの期間で開催し、終わるとまた別の展示会に変わっていく仕組みです。もしも次の開催まで期間が空く場合には、今までの作家の作品や工芸品などの販売を行います。内装は作家の要望にあわせて都度作りかえているため、毎回全く異なる雰囲気に仕上がります。その変化も同店の魅力の一つです。

 また、年に一回開催している“ニワコヤ映画祭”はお客様に大人気の恒例イベントとなっています。移動映画館をしている二人組“kino iglu(キノ・イグルー)”とコラボレーションした企画です。二人がセレクトした映画を上映した後に、映画にまつわるものをイメージした創作料理やお菓子を楽しめます。例えば鍵の形のクッキーやリムジンに見立てた蒸しパンなど、見た目も楽しいアイデア満載のものばかり。映画はもちろんのことながら、この料理を楽しみにしている方も多いのだそうですよ。

旬の野菜が味わえる贅沢なカフェメニュー

 ギャラリーとして営業するなかで、途中からスタートしたカフェ。それが今では、ギャラリーと同等もしくはそれ以上と言っても過言ではないくらいの人気が出ています。
 笠原さんが以前に勤めていたお店で縁があって、同店で提供する料理には三鷹の農家で採れた新鮮な野菜を使用しています。どれも無添加なので健康面も安心。心を込めて作られた野菜を使う料理はとてもおいしく、全て自信を持って提供しているものです。野菜たっぷりの特製のお膳は日替わり。どれも素材の味を活かしたおいしさです。

 ゴボウのスコーンやニンジンのシフォンケーキ、自家製ジンジャーエールや紫蘇ソーダなど、スイーツやドリンクにも野菜が使われていますが、野菜が嫌いな人でもおいしく食べられると評判です。旬の野菜にこだわっているので、何を仕入れたかによってメニュー内容も変わります。時期ごとにさまざまな料理が楽しめるのも同店に訪れる楽しみの一つですね。
 また、農家の野菜は販売もしています。悪天候でなければ基本的にはお店の外での販売しているので、ふらっと立ち寄りやすいですよ。

多くの人に利用される場所に

 「新しい『niwa-coya』となってからようやく1年になります。要望や利用用途にあわせて柔軟に対応し、作家さんにとってもお客様にとっても時別な場所となれたら嬉しいです。今まで以上に多くの方々に利用していただきたいと思っていますので、是非気軽にお越しください。」
 面白いと思ったものを展示という形で発信し続けていく『niwa-coya』。過去には、お客様の提案を元にイベントを企画したこともあるのだそうですよ。
 また、作家さんの展示や販売だけでなく、『仙川地図研究所』として個人店舗のみを掲載したオリジナルの地図制作とその販売もしています。プチ情報が書かれていて、町を楽しみながら散歩ができるものです。展示や食事を楽しんだ後には、地図を片手に仙川を散策してみてはいかがでしょうか。

店舗名 niwa-coya
住所 東京都調布市若葉町1-28-28
電話番号 03-6322-1848
アクセス 京王線仙川駅から徒歩7分
営業時間 11:00~20:00
定休日 月曜日、第1・3火曜日
ホームページ http://www.niwacoya.com/
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