【北海道・札幌】海老ダシスープ×豚バラ肉の新発見!?『えびそば野村屋』の一杯が革命を巻き起こす!

 ランチにも飲み会の〆にも、何かとラーメンにお世話になっている私たち。でも、“おなじみのスープに、おなじみのチャーシュー”そんな一杯にちょっと飽きていませんか?札幌市北区にある『えびそば野村屋』では、そんな皆さんのラーメンライフを一新する一杯を提供しています。海老ダシのスープ、沖縄そばにヒントを得たストレート麺、かき揚げや豚バラといった意外な具材など“新発見”でいっぱいの同店に取材に伺いました。

ラーメンの精鋭が揃いグランドオープン

 「オーナーとはもともと知り合いで、僕が前の会社を辞めるタイミングで“店長になってくれないか”って紹介してくれたんです。」そう話すのは、店長の木村さん。2018年1月10日にオープンした『えびそば野村屋』は、木村店長と、同店をプロデュースした野本さんの名前を一文字ずつ取って名づけられました。野本さんは、日本で初めて海老ダシのラーメンを作ったパイオニアと呼べる存在です。

 えびそば一筋20年の野本さん、ラーメン店のオープンを夢見ていたオーナー、そして有名ラーメン店でひたむきに修行してきた木村店長。同店はまさに、ラーメンの精鋭が集結したお店と言えるのです。

あっと驚く海老ダシスープは試すべき美味しさ

 『えびそば野村屋』のラーメンの要となるのは、海老から出汁を取る味わい深いスープです。野本さんが子供のころにお母様が作ってくれた、甘海老の味噌汁にヒントを得ているそうですよ。

▲肉そば(味噌890円、塩/醤油870円)

 麺は札幌の小林製麺から仕入れる特注のもので、断面が丸くなっているのが特徴です。そのため喉ごしの良さが格段に違い、海老の風味が活きたあっさりスープと相性抜群。沖縄の八重山そばにインスピレーションを受け、この丸麺を使うようになったのだとか。
 海老ダシスープのラーメンは、“肉そば”、“かき揚げそば”、“ワンタンそば”の3種類。味は味噌、塩、醤油から選べるので、具材と味の組み合わせは9通りに広がります。

 中でも木村店長のおすすめは、肉そばの味噌です。軟骨つきの柔らかい豚バラ肉とストレート麺が、八重山そばをイメージさせます。甘辛く煮込まれた豚バラは、海老の旨味が溶け込んだ味噌スープと意外にもマッチ。魚介と肉の重なり合う旨味にやみつきになりますよ。ただのチャーシュー麺に飽きてしまった方にも、自信を持っておすすめできる一杯です。+100円で大盛り、+200円で肉増しも可能です。


▲かき揚げそば(味噌860円、塩/醤油840円)

 “かき揚げ蕎麦”は食べたことがあっても、かき揚げ×ラーメンのコンビネーションは初めて、という方が多いのではないでしょうか。ぜひ、同店の海老ダシかき揚げそばを食べてみてください。サクサクのかき揚げが、まろやかな海老スープとこれまたドンピシャリです。そばつゆとは全く違う、まろやかな味わいの虜になります。スープにかき揚げを浸して食べるもよし、サクサクのかき揚げとラーメンを交互に味わうもよし。お好みの楽しみ方で満喫してください。


▲ワンタンそば(味噌860円、塩/醤油840円)

 そして忘れてはならないのが、ワンタンそばです。一口、また一口と飲みたくなる海老スープと、つるり、とろりとした食感のワンタンに魅了されます。かき揚げやワンタンは+200円で追加ができるので、ボリューム重視の方にも嬉しい一杯。お好みで辛さを調節できる“辛味噌ラーメン”(990円)は、韓国風の辛みではなく、山椒が効いた中華風のピリ辛味です。スープのベースと麺は一緒なのに、これほど多彩な味わいが生み出せるとは、職人の腕には敵わないですね。

丼にも宿る職人の心意気

 『えびそば野村屋』では、器にもこだわりがあります。ラーメンを提供する丼は、札幌の陶芸家が同店のために焼いてくれたものです。よく見ると色合いも一つひとつ微妙に違い、手焼きのあたたかみを感じます。深さがあってしっかりしているので、ラーメンが冷めにくいのが特徴です。
 壁に目を移すと、工房の様子がパネルで展示されています。料理そのものだけでなく、食事の時間を演出する器の存在も大きいもの。だからこそ、見落としがちな部分に職人の心意気を見せてくれるお店は、本当に素敵ですよね。

リピーターの皆さんに見守られながら

 「やっぱり、一度食べに来てくれた方が、それから何回も足を運んでくれるのが一番うれしいです。“海老のスープ”と聞いていまいちピンとこなくても、一口飲めば気に入っていただけると思います。もちろん、海老が苦手な方にも美味しく食べていただける自信がありますよ。」と木村店長。当初の予想より女性のお客様も多かったそうで、老若男女を問わずに、自慢のラーメンのファンになってもらえたことがとても幸せなのだとか。

 木村店長の目標は、同じく海老そばが人気の札幌の有名店と肩を並べることです。
 「海老そばを食べるならそのお店か『野村屋』だよね、って言ってもらえるくらい、人気のお店に育てていきます!」と意気込みを聞かせてくれました。今後は中央区への店舗展開を目指して、スタッフ一同精進していくとのこと。これからの活躍が楽しみな同店、末永く行く末を見守りたいものです。
 今までのラーメンとは一味違う、海老のコクが溶け込んだ究極のスープ。新しい発見と感動を運ぶ『えびそば野村屋』で、その味を確かめてみてください。

店舗名 えびそば野村屋
住所 北海道札幌市北区新川4条11-8-20
電話番号 011-788-7001
アクセス JR学園都市線新川駅から徒歩23分
営業時間 11:00~15:00 (LO14:30)/17:00~20:00
定休日 火曜日
ホームページ https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010201/1057511/
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