【群馬・伊勢崎】個性的な洋菓子に賞賛の声『Patisserie Le DONJON（パティスリー ル ダンジョン）』

　2018年１月に伊勢崎町にオープンした『Patisserie Le DONJON（パティスリー ル ダンジョン）』をご紹介します。こちらの洋菓子店は、経験豊富なパティシエが生み出す個性的なケーキが評判です。緩やかな曲線を描いた楕円形のモンブラン、季節のフルーツとハーブを組み合わせたタルトやムースなど、豊富なラインナップに心が躍ります。「どこにでもあるケーキではつまらない」と朗らかに笑う川端パティシエの自由な発想によって生み出される、同店の洋菓子の魅力に迫りました。

経験豊富なパティシエの洋菓子店

　『Patisserie Le DONJON』は、JR両毛線・東部伊勢崎線の乗り入れる伊勢崎駅から徒歩５分の場所にあります。パティシエでオーナーの川端 晃さんが2018年１月に開店した洋菓子店です。川端さんは、これまで３つの洋菓子店でおよそ７年、パティシエとして経験を積んできました。複数の店舗で修行を重ねることで、洋菓子の基本の技術はもちろん、ご自身なりの感覚を身につけていった川端さん。それぞれの店舗の師匠に技術面で太鼓判を押してもらい、このほど独立を果たしました。

店名の“DONJON（ダンジョン）”とは、古いフランス語で、強固な城壁に守られた天守閣を意味する言葉なのだとか。その名の通り“お城”をイメージして作り上げたという内装は、重厚な煉瓦調の壁やこげ茶色の木製棚やレジカウンターが中世ヨーロッパを思わせる独特な世界観に包まれています。

個性的なケーキに賞賛の声

　「ケーキってもちろん定番はありますけど、それ以外のところで“似たようなケーキ、他にもあった”と言われるのは嫌なんです。ショーケースを見て“変わったケーキですね！”と驚いていただけると嬉しいです。」そう言って川端オーナーは笑います。季節に応じて商品を入れ替えますが、カットケーキは常時16種類ほどが並んでいます。

　中でも、“モンブラン（400円）”は巷で話題になっている注目の商品です。モンブランといえば、渦上のクリームを思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、同店のモンブランは緩やかな大山を思わせる楕円型。サクっと香ばしく焼き上げた厚めのタルト生地にまろやかな栗のクリームを合わせた一品です。表面を覆うペーストがアクセントとなり、栗の食感や香りを存分に堪能できます。

　このほか、ケーキでは珍しい“チョコミント（340円）”という商品も人気です。濃厚なチョコレート生地とミントが香るブランマンジェが好相性で、食べ応えもありながら爽やかな後味に虜となる方が多いそうです。秋のシーズンは、旬の果物を使用したケーキを要チェック。梨とグレープフルーツのタルトやイチジクのケーキ、シャインマスカットのムース…、瑞々しいフルーツを満喫できるラインナップが登場します。

特別な日の贈り物にも

　お店では、お誕生日などの記念日にも嬉しいホールケーキも用意しています。ケーキの味わいやデコレーションのリクエストにも細かく応えてくれるため、特別な日にぴったりの自分だけのケーキが完成します。これまでには、漫画・アニメのキャラクー、好きな球団のマスコットのイラストを描いたケーキも手がけたといいます。ショートケーキ、チョコレートケーキ、チーズスフレ、フルーツタルトなど、ベースとなるケーキの種類を選べるのが嬉しいですね。

　また、クッキー、マドレーヌ、リーフパイといった焼き菓子も魅力的な同店。特に“焼きドーナッツ（200円）”は、プリン・チョコレート・抹茶・オレンジをはじめ、フレーバーが充実しています。これらの焼き菓子を組み合わせたギフトボックスもあり、親しい方への手土産やお礼の品にしても喜ばれること間違いなしです。

“伊勢崎といえばここ”を目指して

　開店当時を振りかえり川端オーナーは、「もっと師匠方に色々聞いておけばよかったと後悔した時もありました。」と明かしてくださいました。商品は修行での積み重ねが功を奏しスムーズに決りましたが、お店の運営に関しては初めて取り組むものが多かったため戸惑ったそうです。しかし、駅前で駐車場付きという好条件も手伝って、徐々に客足は伸びていきました。今後は、“伊勢崎のケーキ屋といえばダンジョン”と言われるような、地域に根ざした店を目指すとしています。

「いつもお店に来てくださる皆様、ご贔屓にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。」と最後にメッセージをくださった川端オーナー。皆さんも、見た目にも味わいにも“嬉しい発見”で驚かせてくれる『Patisserie Le DONJON』の洋菓子をぜひ味わってみてくださいね。