【沖縄・那覇】『料理工房・てだこ(^o^)亭』美しい環境で育った食材で仕立てた“本当に美味しい料理”で舌鼓

　良質な野菜、のびのびと育った豚、新鮮な魚介。美しい沖縄の環境が生み出した上質な食材で作る絶品イタリアンの『料理工房・てだこ(^o^)亭』をご紹介します。1999年のオープン以来、ここでしか食べられない料理を求めて、県内外からたくさんの常連さんが連日お店を訪れます。
　“本当に美味しいものを食べたい方のためにお店を続けている”と話す、店主の飯塚さんに開店のきっかけや料理へのこだわりを伺ってきました。

愛されて19年の名店イタリアン

　国際通り商店街から徒歩４分ほどの場所にある『料理工房・てだこ(^o^)亭』。1999年にオープンした同店は、周辺が現在のような繁華街として栄える以前からこの場所でお店を続けてきた名店です。
　オーナーの飯塚みどりさんは、それまで東京出身のカメラマンでした。世界中を旅していましたが、旅先で覚えた郷土料理を紹介する料理教室を開催するほどの料理好きでもありました。沖縄にも何度も足を運んでいるうちに移住への憧れが強くなっていった飯塚さん。移住するなら思い切って“料理を仕事にしたい”と、このお店を開くことにしたのだとか。

　店名の“てだこ”とは、沖縄出身の児童文学作家・灰谷健次郎さんの“太陽の子”という本の題名に由来しているのだとか。沖縄の方言で太陽を意味する“てだ”に子どもの“こ”を組み合わせた言葉です。地域の方にも親しんで覚えてもらうため、ひらがなの店名にしたそうです。

沖縄ならではの上質な食材たち

　「私自身が、ちょっと高くても美味しいものを食べたいタイプ。旅行にきていたときに“こんなお店があったら行きたいなぁ”と思い描いていた店をそのまま実現させました。」と飯塚オーナーは微笑みます。県外の方には旅の想い出に、地元の方にはお祝いや記念日に、ちょっと贅沢な美味しい料理を食べてほしいとのコンセプトを19年間変わらずに持ち続けてきたそうです。
　そのために、お店では仕入れる食材にも気を配っています。いきいきと育てられた野菜、広大な環境で放牧された豚、透き通った沖縄の海で水揚げされた鮮度抜群の魚介…仕入れているのはどれも都会ではお目にかかれない、沖縄ならではの上質な食材ばかりです。

“全部がおすすめ”のメニュー

　グランドメニューは開店当時からほとんど変わっておらず、季節に応じて旬の食材を使用したメニューが追加されるといいます。飯塚オーナーが「全部がおすすめ！」と太鼓判を押す料理には、それぞれに固定のファンが付いているそうです。
　中でも人気が高いのは、“前菜の盛り合わせ”です。世界各国から厳選したナチュラルチーズや手作りのハム、島豆腐のカプレーゼなど、数種類を一皿に盛り付けて提供してくれます。“よくある前菜ではなく、食べたことのないような料理を食べてほしい”との飯塚オーナーの想いが詰まった、見た目も華やかなこちらのメニュー、人気が高いのも納得です。また、チーズだけ食べたい時には、金額を伝えれば、お任せでチーズのみの盛り合わせも用意してくれますよ。

　県産イセエビが丸ごと入ったパスタも評判です。やんばるの海で海人がモリで突いてきたイセエビは、身がぎっしり詰まっており旨味も甘味も格別です。イセエビが丸ごと1尾入ったインパクト抜群の盛り付けは豪華そのもの。お祝いの席にもぴったりですね。

　このほか、予約の際に小麦アレルギーや塩分油分を抑えてほしい、パスタではなく白いご飯がいい…などの要望を伝えておけば、できる限りで対応してくださいます。

美味しい料理を食べたい方へ

　イタリアンでは珍しい畳席がある同店。小さなお子様連れのご家族からも好評です。絵本やぬいぐるみもあり、心遣いが嬉しいですね。

　「当店は、ターゲットとしている年齢層は特にないんです。本当に美味しいものを食べたい方であれば、子育て中の方でもお一人さまでも大歓迎です。料理って同じ材料で同じレシピで作っても、出来上がる味わいは人それぞれ。私の作る料理を気に入ってくださるお客様がいる限り、この場所で、今までと同じ考えで続けていきたいと思っています。」と飯塚オーナーは話してくださいました。

　実際に訪れて、食べてみた時に“初めて”納得できる『料理工房・てだこ(^o^)亭』の料理の美味しさ。
　みなさんも是非ご自身の舌で確かめてみてくださいね。