【北海道・札幌】記憶に残るあっさり系ラーメン！『中華そば スパンキー』のスープにファンが急増中

今回は、札幌市西区で昨年７月に開店した『中華そば スパンキー』を紹介します。こちらのお店の看板メニューは、あっさり系の中華そば。
鶏ガラや鰹節などを組み合わせた特製のスープは、飲みやすいのにしっかりした味わいが印象的。こだわりの素材を使用し手間暇かけて完成する至極の一杯にファンになるお客様も急増中です。そんな同店のオーナー新田さんに、店づくりのこだわりや開店までのエピソードを伺ってきました。

研究の末に完成した“中華そば”

『中華そば スパンキー』は、札幌市営地下鉄東西線・琴似駅、二十四軒駅からそれぞれ徒歩６分ほどの場所にあります。同店は、以前からラーメン店で働いていた経験を持つ新田さんがオーナーを務めています。新田オーナーは、それまでいた店を退職後、ラーメンの味わいを研究するため東京や大阪など全国各地のラーメンを食べ歩いたそうです。その中で、人気店にはしっかりしたコンセプトがあり軸がぶれないことが共通していると知り、年齢を重ねても楽める“あっさり系中華そば”へとご自身もコンセプトを固め、現在のラーメンを完成させたのだといいます。

旨味たっぷりのスープ

「昔ながらの中華そばの良さはそのままに、あっさりしていながら食べ応えのある一杯を目指してラーメンを作っています。」と新田オーナー。ベースとなるスープもラーメンの味わいごとに食材を変えるほどの強いこだわりを持っています。一番人気の“醤油らーめん”は、岩手県の銘柄鶏“あべどり”の鶏ガラをメインに、鰹節や鯖節などを組み合わせたスープを使用しています。味の決め手となる醤油は、島根県から“生揚げ醤油”を仕入れているそうです。通常の醤油は、製造過程で殺菌のため加熱しますが、この生揚げ醤油は火を加えないので、風味、旨味、甘みが格別なのだとか。酵母が生きた状態の醤油で、一般向けの商品化が難しく、希少価値も高いといいます。シンプルな味わいのラーメンだからこそ活きる醤油の香りと味わいは、一食の価値ありです。

また、塩と醤油の２種類から味が選べる“煮干し中華そば”は、煮干しと昆布のスープが特徴です。たっぷりの煮干しで出汁をとっていて、シンプルな中にも旨味がぎっしり詰まった味わいが評判だといいます。この他、“塩らーめん”のスープは、昆布・あさり・スルメをコトコト煮込んで作ったもの。新田オーナーは「どのスープも手間暇かけて調理しているので、これ以上メニューを増やすには時間が足りない。」と話すほど、どのメニューにも愛着とこだわりを持っているようです。一言で“あっさり”と言っても千差万別の旨さを堪能できる同店のラーメン、その違いを食べ比べてみるのもいいですね。

手作りのトッピングも絶品

ラーメンに合わせる麺は、製麺所に特注で頼んでいる細めのストレート麺です。喉越しのいいストレート麺は、あっさりしたスープとの相性バッチリです。トッピングのチャーシューやメンマも全て手作りしている同店。食感も楽しいトッピング達がラーメンに華を添えてくれていますよ。追加のトッピングメニューは、味付け玉子や海苔、メンマなどがあり、全て50円とリーズナブルな価格なのも魅力的です。中でも数量限定の“炙り鶏チャーシュー”は50円とは思えない量と味わいに驚きが隠せません。
スープ作りの過程で余るあべどりの鶏肉を甘辛く味付けし、炙ってから提供するこの一皿は、インパクトがある見た目が常連さんの中でも話題になっているメニューです。

この他、同店ではサイドメニューの餃子も手作りしています。野菜もたっぷり入ったジューシーな餃子は、ラーメンと合わせて食べても重たくならない“食べやすさ”が人気の秘訣です。また、ご飯は小、中、大と量が調整できるほか、とろろご飯のサイドメニューもありますよ。

地域で長く愛される店へ

今後のお店づくりについて、“地元の人にずっと愛されるラーメン屋になりたい”と話す新田オーナー。
「札幌にも色々な中華そばのお店が開店していますが、当店でも他のお店に負けない味を提供しています！お近くにきた際は是非お立ち寄りください。」とのこと。

明るい色みの木彫をベースにした開放的な店内は、女性一人でも入りやすい雰囲気です。
皆さんも、あっさりしているのに印象的な中華そばを味わいに、『中華そば スパンキー』へ足を運んでみてはいかがでしょうか。