※閉店※【福岡・中央区】路地裏から六本松を応援『大衆焼肉 寿』昭和レトロな空間で旨い焼肉をカジュアルに楽しもう

『大衆焼肉 寿』は中央区六本松の路地裏に静かに佇むアットホームな焼肉店。大学の移転に伴い、学生がいなくなった六本松を応援したいという想いから誕生したお店です。

六本松をこよなく愛する店長の小田さんに、人気メニューやお客さまへの想いをうかがいました。

学生が消えた「六本松」を活気づけたい

今からおよそ10年前、六本松から伊都地区へ惜しまれつつ移転した九州大学。大学があった頃、六本松は多くの学生で賑わうエリアでした。しかし、大学の移転に伴い、街から学生が消え、学生の街として終わりを迎えました。

“活気がなくなった街を少しでも元気づけたい”そう願い『大衆焼肉 寿』をオープンさせた店長の小田さん。
店の存在を知ってもらうため、そしてなにより、学生がいなくなり、ぽっかりと穴のあいた六本松の街を元気づけるために、小田さんは、店にお客さんがいないとき、応援するため旗振り活動をはじめます。

店の外やバス停で、雨の日も雪の日も旗を振り続けたのだとか。ときには、地元の人が、温かいコーンスープやコーヒーの差し入れをくださることもあったのだそうです。

小田さんのこの活動はしだいに広まり、メディアから取材を受けるようになります。しだいに知名度も上がり、今では六本松の人気焼肉店として、地元の人に愛されています。

移転後は閑散としていた六本松。のちに、飲食、書店、スーパー、科学館が集まる複合施設・六本松421が建設され、街は再び元気を取り戻しています。学生の街から商業地区へと生まれ変わり、週末には、家族連れをはじめ多くの人で賑わっています。

昭和レトロな掘りごたつで希少部位を楽しむ

店内に一歩足を踏み入れると感じる、昭和レトロな空気感。どこか懐かしい堀りごたつに座れば、心もふっと軽くなり、まるで自宅のようにのんびりできます。カウンターだけでなく、半個室もあるので、小さな子ども連れの家族も安心です。

柔らかくコクのある“赤身肉”、脂身が多くこってりとボリューム感のある“中落ちカルビ”、柔らかく濃い味わいの“和牛メガネ”は同店の人気のメニューです。

ほかにも、せせりなどの鶏肉や豚タンなど、牛肉以外のメニューもあります。小田さんは、色々な部位を食べて味の違いを楽しんでほしいと想い希少部位の提供にこだわっています。

また、焼肉店を営む傍ら、店で使う野菜の収穫にも力を注いでいます。

「米農家もしているため、米はもちろん、自家農園で採れた野菜も提供していきたいですね。」と小田さん。

焼肉店は、肉にかたよりがちですが、新鮮な野菜をバランスよく食べることで、ヘルシーに焼肉が楽しめます。

『大衆焼肉寿』の接客メソッド

接客において大切にしているのは、積極性と責任感です。接客サービスは、自分からお客さんを楽しませたいと思う気持ちが大切です。

接客業では、お客さまの行動を観察して、今何を求めているのか、もしも自分ならどうしてほしいか考え、受け身ではなく自ら行動を起こすことが求められます。

そのためにも、どのように行動すればお客さまに喜んでもらえるのか考え、その行動にスタッフが責任を持てるような環境づくりを整えたいと考えています。料理はもちろん、スタッフの笑顔もお客さまを幸せにします。

店内は約20席。週末は満席になることも。予約をしてからの来店がおすすめです。

最後に開店ポータルをご覧の皆さまに一言いただきました。

「路地裏にあって入りづらいかもしれませんが、とてもアットホームな焼肉店です。スタッフ一同皆さまのご来店を心よりお待ちしています。」

近くに立ち寄った際には、ぜひ足を運んでみてください。