【東京・神田】“良心的すぎる”迷酒場『良心的な店 あさひ』の不思議な魅力の中でせんべろしよう!
東京都千代田区神田。丸の内線・淡路町駅から徒歩3分のところに、2017年8月、とても良心的な居酒屋がリニューアルオープンしました。その名も『良心的な店 あさひ』。自ら“良心的”とハードルを上げた店名を掲げ、“せんべろ”の殿堂として君臨しているお店です。元は20年前から営業している、知る人ぞ知る居酒屋なのだとか。今回は、そんな同店の店主・斉藤さんにお話を伺ってきました。
20年前から続く老舗
『良心的な店 あさひ』は、1998年から続く老舗店です。現在63歳の斉藤さんは、13歳のころから様々な職を転々としてきた苦労人です。
長年、お店をやっていて苦労したことは?と尋ねると「自信があったから大変じゃなかったよ。」と、50年働き続けてきたことに、胸を張る斉藤さん。リニューアルの際には、お酒の値段を50円上げて、おつまみの値段を50円下げたのだとか。50歳の頃から健康のために体を鍛え始め、ベンチプレスを100㎏上げられる程まで鍛えていたそうですが、やりすぎて肩を壊したため、今はストレッチをしているとのこと。
「80歳までは元気に仕事を続けたいからね。」これまでお店が愛され続けてきたのも、パワフルな斉藤さんあってのことですね。
色々な意味が込められた店名
店名『あさひ』には、さまざまな意味が込められているようです。
「“あいうえお”の“あ”から始まるから。昔、“あさひ”という新幹線があったから。それに“朝日は昇るもの”だから、前向きな印象があるじゃない?」と、様々な理由が斉藤さんの口から飛び出します。たくさんの想いが込められた『あさひ』…ということです。
謎の軍団抗争勃発⁉『あさひ』といえば、プラモデル
分かる人なら“あれ?!”と思うのが、ショーケースに入れられたこちらのプラモデルの数々です。“アイスバン軍”って何…?分かる人には、突っ込みどころ満載となっているようです。
他にも“キングバン軍”、“ゴールドバン軍”、“ビッグバン軍”、“ブラックバン軍”といった様々な軍団が集結。ショーケースの中のフィギュアやプラモデルは、全てオリジナルアレンジされた軍団に分けられています。なんだか、子供時代を思い起こし、懐かしい気持ちにさせられますね。
ついつい謎の軍団に目が行きますが、乗り物のおもちゃなどもディスプレイされていて、少年心をくすぐられる店内となっています。また、絵画も飾られている同店は、とにかく斉藤さんの好きがいっぱい詰まっています。この独特なセンスがやみつきになるお客様もいるのでしょう。
“せんべろ”の殿堂!良心的すぎる価格
『あさひ』の良心の最たるものは、その驚きの価格です。オレンジジュース、ウーロン茶は100円!サワー類が200円!濃いチューハイや樽生は250円という低価格には驚きます。
おつまみは枝豆やキムチが100円、豚肉キムチやホルモン焼きなどが350円なのだそう。一皿一皿の量が多いので、3~4名でシェアするのが定番なのだとか。文字通り1,000円でべろべろに酔える“せんべろ”の殿堂として、知る人ぞ知る迷店なのです。
今では珍しい全席喫煙可も、愛煙家には嬉しい『良心的な店 あさひ』。水曜日と金曜日は大賑わいだといいますが、月曜日と火曜日は比較的空いているとのこと。興味を持たれた方は、週の頭が狙い目ですね。
テレビの取材も入るほど、コアなファンの多い同店。
「あと20年は頑張るよ!」と意気込む斉藤さんが、いつまでも元気でいられるのは、根強いファンに支えられているからかもしれませんね。
“お財布が厳しいけど、どこかで一杯飲んで帰りたいな”“お腹が減ったな”そんな時は、是非『良心的な店 あさひ』に立ち寄ってみてください。1,000円あればガッツリ飲んで食べて帰れます。そして、この独特の雰囲気を味わってみてください。きっとクセになりますよ。
店舗名 | 良心的な店 あさひ |
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住所 | 東京都千代田区神田須田町1-12-6 |
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電話番号 | 03-3251-7577 |
営業時間 | 17:30-23:30 |
定休日 | 日曜日 |