【東京・神田】神田で20年続く『喜久むら』は日本料理のおもてなしを今に伝える名店
東京都千代田区鍛冶町。神田駅から徒歩3分のところにあるビルの地下に、20年前から続く老舗割烹があります。『喜久むら』です。同店はここ神田で店を構える前は、御茶ノ水で60年もの間お客様に愛されてきた名店です。
今回は3代目女将の若村さんにお話を伺ってきました。一見敷居が高そうに感じるかもしれませんが、実はとても入りやすい雰囲気で、和食の良さを再確認できるお店です。
神田の地でゼロからの店づくり
『喜久むら』は、80年も前に御茶ノ水で店を開いた割烹料理店です。それから60年を数えるころ、店舗の老朽化に伴いここ神田に移転しました。移転の際にはすでに3代目女将として店を引き継いでいた若村さん。店舗探しには8ヶ月かかり、やっと見つけたこの店舗も、元は倉庫のように何もない空間だったのだそうです。そこへインフラ整備を敷いてゼロからの店作りとなりました。動きやすい動線を確保し、綺麗で落ち着く内装にこだわりました。
“喜久むらブランド”が通用しない新天地でお店を守り続けることは、毎日が苦労の連続だったといいます。しかし常連さんに支えられながら歴史を重ねてきた同店は、今では“神田に『喜久むら』あり”という確かな地位を確立しています。
宴会からお一人様まで幅広く対応
客席は3人掛けのカウンターから、小上がりのお座敷まで全36席あります。御簾(みす)で仕切れば半個室にすることができるので、隣の席を気にせずにお食事ができます。和の雰囲気と明るい色調が落ち着く空間を作り、ゆったりくつろぐことができます。
昔ながらの懐石料理をお手ごろ価格で
“割烹料理店”や“懐石料理”と聞くと、敷居の高い高級なお店のように感じる方も多いと思います。しかし同店は、ランチなら1,000円以下でいただけるというリーズナブルなお店です。もちろん特別なお席の際には、とっておきの高級懐石コースもご用意できます。その価格帯の広さ、懐の広さが同店最大の強みとなっています。
食材はその日の仕入れによって変わるので、メニューを見て決めるよりも“板長のおすすめ”を選べば、その日の“一番美味しい”を味わうことができます。
「ゆったりと落ち着いて懐石が食べられる店、昔ながらの日本酒と日本料理の店がモットーです。」と語る若村さん。お客様一人一人のお酒や料理の好みをすべて記憶しているそうで、その人に合わせた最適な料理をお勧めしているとのこと。この細やかなおもてなしの心こそ、老舗『喜久むら』を支えています。
お造りや煮魚鍋料理が自慢
日本料理全般を得意とする同店で、これからの時季特におすすめとなっているのが“金目鯛の煮つけ”です。ほろほろに身がほぐれるほどの煮つけは、旨味たっぷりの金目鯛を存分に味わえます。
“明日葉と秋野菜のてんぷら”は、サクサクの衣が美味しい今の季節にぴったりの料理です。
ジビエもまたおすすめで、“鹿さし”は北海道の知床から仕入れたエゾシカの刺身です。なかなかお目にかかれない貴重な一皿です。
伝統を守りながら新しい風を
今後のビジョンとしては、伝統を守りながら新しい風を取り入れていきたいと若村さんは考えています。昔ながらの割烹の姿はそのままに、時代に合わせたスタイルに変化していくのが、老舗が長く続いていく秘訣なのかもしれません。
「ゆっくりくつろいでお食事を召し上がっていただき、満足して帰っていただきたいです。」と、若村さんはいいます。是非一度『喜久むら』で本物の懐石料理を味わってみてください。これからの時季、忘年会・新年会に最高の時間を過ごすことができるお店です。
店舗名 | 和牛懐石 別邸 喜久むら |
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住所 | 東京都千代田区鍛冶町2-8-10 大野ビルB1F |
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電話番号 | 03-3258-2737 |
アクセス | 神田駅から徒歩3分 |
営業時間 | ランチ11:30~13:30 ディナー17:00~23:00 (L.O.21:30) |
定休日 | 日・祝日(土曜日は貸し切りなどのご予約のみ営業) |
ホームページ | https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131002/13244610/ |
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