【東京・原宿】上品な姿は癒し系？！『東京スネークセンター』の優雅な所作のヘビ達に国内外からファン急増中

　今回紹介するのは、個性豊かなヘビ達と一緒に楽しいひと時を過ごすことができる“ヘビカフェ”です。東京・原宿にある『東京スネークセンター』は、間近でヘビを観察したり触れることができるお店です。ヘビをモチーフにした料理やスイーツも数多く提供していて、見た目も可愛いと若い女性を中心に人気を集めています。今回は支配人の金子さんに、開店のきっかけやお店の魅力などを教えていただきました。

“ヘビと触れ合えるお店を”

　『東京スネークセンター』は、地下鉄・明治神宮駅から徒歩１分の場所にあります。東京の中でも人気の観光地・原宿に店を構えていることもり、近隣に住んでいる方はもちろん、国内外の旅行客も多く訪れるお店です。同店の支配人・金子さんは、もともとヘビが好きで、ヘビをモチーフにしたオリジナルグッズの作成や販売をしていましたが、様々な動物カフェが巷で増えている中で“ヘビと触れ合えるお店がない”と気がつき、2015年、同店をオープンするに至ったといいます。

　明るく洗練された雰囲気の店内は、白と黒を基調にしたモダンな空間です。ヘビ達の美しさを際立たせるため、内装はシンプルなデザインを心がけたそうです。

ヘビに癒されるひと時

　お店では、入場料1,000円（税込）でドリンクが１杯ついてくるほか、好みの“ヘビアテンダント”を一匹選び、ケージに入れたまま同じテーブルで一緒に過ごすことができます。ドリンクは、コーヒー・紅茶・ジュースはもちろんビールやカクテルといったアルコールのメニューも。お気に入りのドリンクを片手に、ヘビをじっくり観察したり写真に収めるなどして楽しめますよ。さらにヘビともっと仲良くなりたいという方には、追加料金540円（税込）で、ヘビと触れ合うのもおすすめ。お店のスタッフさんが付いていてくれるので、初めての方でも安心してヘビに触ることができます。“ヘビの質感や触り心地が気になる”と来店された方の８〜９割が、ふれあいを体験するほどの人気です。

　動物カフェという文化は日本特有で、特に“ヘビカフェ”という珍しい業態の同店は海外の旅行客からの注目も高いのだとか。原宿という好立地な条件と、近年では旅行会社とも連携しているため、海外からの客足が伸びているといいます。

可愛い料理に思わずパチリ

　お店ではヘビをモチーフにした可愛い料理やスイーツも人気を集めています。ご飯をヘビに見立てたマムシの粉入りの“カレーライス”や、ソーセージで作ったお茶目なヘビが顔を出す“ホットドック”などがメニューに並びます。これらは、見た目だけでなく素材や味にもこだわったお店自慢の一品です。

　特にスイーツのメニューは充実のラインナップ。ドライフルーツがぎっしり詰まったバターの風味豊かな“パウンドケーキ”や、まろやかな卵の甘さがジュワッと広がる“パンプディング”、フレッシュなフルーツが楽しめる“フルーツティーポンチ”など…女性が喜びそうな甘いメニューがズラリ。ヘビだけでなく本格的なメニューを提供しているのも同店の人気の秘訣です。

幼少期の思い出が人生を変えた

　“幼少期を山口・下関の自然豊かな地域で育ったことが人生のターニングポイントになった”と、金子さん。子供の頃に自然の中で遊んだ経験が、生き物を好きになったきっかけとなり、ヘビに関する仕事をはじめる理由になったそうです。金子さんは以前、通信事業の会社で働いていましたが“クリエイティブな仕事がしたい”と会社を退社し、アクセサリーやぬいぐるみといったヘビをモチーフにしたグッズのオリジナルブランドを立ち上げました。インターネットや爬虫類のイベントなどでそれらを販売したところ、ヘビ好きを中心にブランドのファンが増えていったそう。こうしてヘビを中心とした人脈が広がっていったことが後ろ盾となり、同店を開店後も順調に客足を伸ばすことが出来たといいます。金子支配人は「ヘビというと苦手な人もいるかと思いますが、“ヘビのイメージをアップしたい”との思いで仕事に取り組んでいます。ヘビはじっくりと見る機会が少ない生き物なので、まずは一度足を運んでいただければ嬉しいです。普通のカフェと同じような感覚で一人でも気軽に利用していただきたいですね。」と話してくださいました。

　この他、お店ではヘビの販売や飼育方法の指導もしているそうです。また、ヘビ専用のペットホテルとしても利用することができます。もちろん金子さんのオリジナルブランドのヘビグッズも購入することができるので、ヘビ好きにとっては至れり尽くせりのお店です。皆さんも同店を訪れれば、怖いというヘビのイメージが“美しい・可愛い”といったものに変わるかもしれません。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。