【沖縄・那覇】伝統舞踊を見ながら味わう琉球料理!『味と踊りの竜宮城 うらしま』で贅沢な旅の夜を…
織物や民芸品、伝統料理など、独自の文化が根付く沖縄。美しいサンゴ礁の海に誘われ、世界中から旅行客が訪れます。今回は、旅の思い出づくりにふさわしい琉球料理店『味と踊りの竜宮城 うらしま』をご紹介します。
昭和49年創業のこちらのお店では、創意工夫を重ねた琉球料理を味わいながら、プロの踊り手による琉球舞踊を鑑賞できます。
バリアフリー空間で心ゆくまで楽しむ琉球舞踊
代表の與儀(よぎ)さんが、ご両親が創業した『うらしま』を受け継いでおよそ10年。同店のコンセプトは、琉球の味と踊りが楽しめること。宮廷で踊られていた“古典舞踊”から、軽快なリズムで楽しく踊る庶民の“雑踊り”まで、毎日10曲が披露されます。踊りは19:00~19:30、20:00~20:30の二部制で、第二部の終了後は踊り子と記念撮影もできるそうです。
「本格的な踊りが一日に10曲も鑑賞できるのは当店だけだと思います!」
同店では、古典芸能コンクールで賞に輝いたプロの踊り手だけをステージに迎えています。音楽に溶けこむような指先や目線の動き、優雅な足さばきに、思わず見とれてしまいますよ。
踊りを見せるお店だけあって、出店場所を決める際には、柱がないことが条件だったそう。広々とした奥行きのある空間は、踊りの鑑賞にぴったりです。全席禁煙なので、きれいな空気の中で心ゆくまで食事を楽しめます。入口に喫煙所が設けられているので、愛煙家も嫌煙家もストレスフリーに過ごせますよ。
そして、店内はバリアフリー設計。エレベーターや車いす用トイレ、おむつ替えシート、小上がりかテーブルを選べる席など、心遣いの光る設備がそなえられています。年配の方や身体の不自由な方、ベビーカーで来店するお母さんも安心ですね。
琉球王朝の伝統を感じる料理に舌鼓
琉球の伝統料理が味わえる琉球料理コース、和食会席に琉球料理を取り入れた和琉会席コース、そしてステーキコースが、『うらしま』の3本柱です。創業以来研究を重ねた逸品の数々が、生、煮、揚とさまざまな表情で舌を楽しませてくれます。
琉球料理コースは、現在の沖縄でも親しまれている代表的な料理のコースです。ピーナッツを濾して作る“ジーマーミ豆腐”は、もちもちの食感と香ばしい風味が特徴。コリコリとした“ミミガー(豚耳)のピーナッツ和え”や、“クーブイリチー(昆布の炒め煮)”、“ウムクジアンダギー(紅芋の天ぷら)”などが味わえます。
お造りや茶わん蒸しなどの和食と琉球料理の融合が楽しめる和琉会席コースは、記念日や接待、祝宴の席にふさわしいコースです。
お店の自慢は、創業当初から絶賛されている豚の角煮“ラフテー”。アルコール度数の高い泡盛を使って煮込むことで、スッと箸が通る柔らかさに仕上がります。長時間煮込むため余分な脂が抜けきり、あっさりとした飽きのこない味わいとなっています。
ステーキコースには、200gのテンダーロインステーキがつきます。テンダーロインとはヒレ肉のことで、脂肪が少なくやわらかい食感が赤身好きにはたまりません。写真の大海コースでは、和牛ステーキのほか、琉球王朝時代に中国から伝わった黒豚“あぐー”の冷しゃぶサラダも味わえます。
大海コースで注目の逸品は、“伊勢海老のウニソース焼き”。こちらのウニソースが大変好評で、“スプーンでソースまで食べたい!”というお客さまが続出するほどなのだとか。
味と踊りで、お客さまに笑顔と特別な時間を
『うらしま』の今後の展望をうかがうと、與儀さんは朗らかにこう答えてくれました。
「お客さまを“味と踊り”でいかに喜ばせるか、という使命感に動かされています。琉球の伝統料理と舞踊をお届けするこのスタイルは、これからも守っていきたいですね。この現場と、琉球の食材に触れられるこの仕事が大好きなんです。」
2020年の東京オリンピックに向けて、外国人旅行客の増加も予想される沖縄。その中で生まれるであろう新しい課題にも、しっかり向き合っていこうという熱意を聞かせてくださいました。
琉球王朝の歴史を今に伝える料理の数々と、華麗な舞踊に心躍る空間。沖縄のこの場所でしか味わえない特別な時間を過ごしに、『味と踊りの竜宮城 うらしま』に足を運んでみてください。
店舗名 | 味と踊りの竜宮城 うらしま |
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住所 | 沖縄県那覇市久米2-10-6 新垣ビル 2F |
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電話番号 | 098-861-1769 |
アクセス | ゆいレール旭橋駅から徒歩約5分、国際通りから車で5分・徒歩10分 |
営業時間 | 18:00~23:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | http://www.urashima.jp/ |