【沖縄・恩納村】沖縄の文化と大自然を学べる・遊べる・楽しめる!『ゆしゆし』は一日一組限定のホームステイタイプの民宿
恩納村・真栄田岬のそばに、泊まりこみで生涯学習を体験できる場所があります。2017年6月オープンした民泊スタイルの宿『ゆしゆし』です。
同施設は一日一組限定で、うちな~んちゅ(沖縄の人)のオーナー・吉本さんご一家と同じ屋根の下で生活し、沖縄の文化を学べるホームステイタイプの民宿です。体験できるプログラムは多種多様。三線・三板・指笛を奏でたり、沖縄そばを打ったり、海の散策をしたり…。
『ゆしゆし』の魅力について、吉本さんにお話をうかがってきました。
体験学習の企画会社で培った経験を活かして
『ゆしゆし』をオープンする以前、吉本さんは恩納村で体験学習を企画運営する会社に勤め、講師として10年以上活躍してきました。そして、息子さんが小学校に入学するタイミングで引っ越しを考えていたそうです。
物件を探しているうちに、吉本さんはちょっと変わった物件を見つけたました。それは、まるで二世帯が居住空間を分け合って暮らすような間取りの建物。
“この建物なら、いろんなことに使えるんじゃないか”。そう考えた吉本さんは、さまざまな体験ができる民宿を始めることにしました。それが『ゆしゆし』です。
「沖縄の文化を勉強して、海のこともシーサーのつくり方も知っていて、三線が弾けて、そばが打てる人は自分のほかに居ないじゃないですか。だから、この経験を活かすしかないと思ったんです!」と、吉本さん。
体験できるプログラムが盛りだくさん
『ゆしゆし』で体験できるプログラムは多岐にわたります。サトウキビ畑からサトウキビを収穫し、自分で絞って黒糖をつくる体験。漆喰でオリジナルシーサーをつくる体験。星の砂や貝殻を集めて、ジェルキャンドルやレジンアクセサリー、フォトフレームをつくる体験。三線を弾く体験…ジャンルもさまざまです。
朝ごはんは提供されますが、昼ごはんと晩ごはんは自分たちでつくります。沖縄そば打ち体験。サーターアンダギーづくり。バーベキューも楽しめますよ。
このほか、夜には真栄田岬の裏にある秘密のビーチ、通称“裏真栄田”まで散歩して、サンゴのそばまで歩いたり夜光虫や熱帯魚を観察することもできます。
海遊びには危険が伴いますが、吉本さんは海の危険を熟知しているので、アドバイスに従っていれば安全に遊ぶことができるとのこと。
「ただ観光に来ると、綺麗だね~と言って終わってしまうようなところも、知識がある人と一緒に歩くと“気づき”があるんですよ。沖縄の良さをもっと深く味わってもらいたいですね。」と、吉本さんは言います。せっかく沖縄に来たのですから、余すところなく味わっていかなければもったいないですよね。
体験プログラムだけじゃない楽しい思い出
『ゆしゆし』で体験できるのは、あらかじめ決まっているプログラムだけではありません。それは吉本さんファミリーとの交流です。
「内地からのお客さまだと、その土地の話で盛り上がるんですよ。地域の文化や方言の話で。外国の方が来ても、私たちは英語が出来ないのでジェスチャーで話すんです。するとお客さまも必死にジェスチャーで話して、それだけで話が通じるんですよ。そういった触れ合いが楽しいですね。」
また、沖縄にいると気が付かない当たり前のことに感動されることも多いといいます。星が綺麗だとか、自然が綺麗だとか、お客さまから教えてもらう沖縄の魅力もあるようです。
施設の様子は?
同施設は一日一組限定。ほかの旅行者がいる場合は利用できませんが、お友達家族と一緒に申し込むことも可能です。グループ利用ができるのはうれしいですね。
8畳の洋室にはベッドが2つ、ソファーベッドが一つ。さらに3名分の布団敷ける6畳の和室があり、合計6名ほどまで宿泊できます。
この16畳ほどの共用スペースは、体験学習でも利用する場所になるようです。
ちなみに、浴室とトイレは吉本さんご一家とは別で、専用のものがあります。プレイルームにはおもちゃや絵本があるので、小さな子どもも退屈することなく過ごせそうです。
このほか、Wi-fi完備で、駐車場は4台分。体験学習はマンツーマン指導なので、自分のペースで作業が出来ます。支払いは現金のみとなっているので、その点は覚えておきましょう。
“ゆしもとさん家に寄っていって”
ところで、なぜ『ゆしゆし』という名前なのか気になりませんか?それにはこんな理由があるそうです。
「吉本を沖縄読みすると“ゆしもと”になるんです。それに幸せを引き寄せるという意味の“かりゆし”を組み合わせて、『ゆしゆし』。“吉本さんの家に寄っていって”という意味を持たせています。いろんな名前を考えたんですけど、オリジナリティーを持たせようと思ってこの名前にしたんです。」
そして同施設、厳密には民宿というわけでも、ホームステイというわけでもないそうです。それでいて、民泊というわけでもないので、ホームページ上では民宿ともホームステイとも民泊ともうたっているようです。そもそもこんなに個性的な宿泊施設はほかにないので、分類が難しいところですね。
「今後はもっとプログラムを増やしたいと考えています。そして、いつか出会った人たちに会いに行きたいですね。それから、沖縄の人たちにも体験に来てほしいと思っています。沖縄県民でも体験したことがない沖縄はあると思うんです。そういう人たちにもっと沖縄について学んでほしいですね。」
沖縄の魅力をたっぷり体験できる宿泊施設『ゆしゆし』。ぜひチェックしてみてくださいね。
店舗名 | ゆしゆし |
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住所 | 沖縄県国頭郡恩納村真栄田706 |
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電話番号 | 098-800-1472 |
アクセス | 琉球バス交通沖縄バス 久良波バス停留所から徒歩18分 |
営業時間 | 9:30~17:00 |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | http://www.yushi44.com/ |
SNS | |
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