【福岡・警固】こだわりの“米”でおもてなし！『三九酒場 けごむす』は立ち飲みスタイルで日本酒と肴を楽しめるお店

　福岡の地酒に、火鉢で焼かれた香ばしい肴、こだわりの米で握った優しいおむすび…日本人の根源を呼び覚ますような“懐かしさ”さえ感じる、和食の魅力が詰まったお店、それが今回紹介する『三九酒場けごむす』です。こちらは、良質なお酒と料理がリーズナブルな価格で楽しめる立ち飲みスタイルのお店です。今年１月に開店して以来、客足が途絶えることがない『三九酒場けごむす』の人気の秘訣に迫ります。

立ち飲みスタイルの酒場

　今回紹介する『三九酒場 けごむす』は、福岡市営地下鉄空港線・赤坂駅から歩いて７分ほどの場所にあります。『39酒場 魚平』や『郷家（さとや）』といった、新鮮な魚介類などの素材にこだわった人気店を手がける高山さんがオーナーを務める新店舗です。高山さんは、若い頃から“社長になる”と心に決め、自分にあった職種を探していたそうです。それまでの自分の生き方を振り返ったとき、成長できた場面の裏側には必ず“人との出会い”があったと気がつき、“自分も人と人との出会える場所を作りたい”と飲食店の経営の道へ。今回開店した『三九酒場 けごむす』は、“警固の顔になりたい”との思いを込めて、地域の名前を店名に入れたのだといいます。同店は、気軽に立ち寄れる“立ち飲み”のスタイルが人気で、メニューはどれもリーズナブルな価格で楽しむことができます。料理は店名にちなんで390円のものが多く、お酒も全て400円前後で提供しています。

味に自信！貴重な米をおむすびで

　同店は、“米”に焦点をあてたお店です。店頭で食べることができるお米は、福岡県筑紫野市にある山神ダムの麓で育てた“高原米”です。高原さんが育てていることから高原米と呼ばれるこのお米は、高山オーナーも初めて食べた時に“美味しすぎて感動した”と味に太鼓判を押す、飲食店では同店でしか食べることができない貴重なお米です。お店では、このお米を“おむすび”にして提供しています。お米の味をダイレクトに味わえるシンプルな塩むすびのほか、梅・おかか・塩鯖・イクラなど、どれも米との相性抜群の具材が入ったおむすびを食べることができます。炭火の入った火鉢で焼く“焼きおむすび”も人気の一品です。ガスで焼くとガスの匂いが食材に移ってしまうそうですが、炭で焼くことで素材の風味を損ねることなく、より香ばしく焼き上げることができるだといいます。

火鉢で焼くと美味さ際立つ

　おむすび以外にも、この火鉢で焼く料理はお客さまからの人気が高いそうです。銀鱈の西京焼きや炙り明太子、厚揚げ葱盛りなどが、その代表的なもの。また、イカやタコ、手羽先を桜チップで燻製にしてから火鉢で焼くというオリジナルのレシピで作るメニューもおすすめです。

　火鉢の火力は炭で調節するのでガスに比べて管理が大変ですが、火の入り方や炭の香り、素材の味を最大限に引き立たせることができる“火鉢”は同店にとってなくてはならない存在になっているそうです。

個性豊かな福岡の酒

　お酒は一通りメニューに並びますが、中でも目をひくのは“日本酒”の銘柄の豊富さです。特に同店では“福岡の日本酒の美味しさを知ってほしい”と地元の酒蔵から多くの銘柄を仕入れています。福岡で最も古く300年以上も続く老舗の酒蔵・大賀酒造や、味もパッケージも華やかなで洋風料理との相性もいいお酒を造っている若波酒造、誰もがもう一杯とお代わりしたくなるような暮らしに寄り添うお酒づくりがモットーの山口酒造場など、福岡が誇る数々の酒蔵の個性豊かな日本酒を嗜むことができます。高山オーナーのおすすめは株式会社杜の蔵の“独楽蔵”なんだとか。３年以上寝かせてから出荷するという独特な製法で作られるこのお酒は、角の取れた優しくて味わい深いのが特徴です。風味を感じることができる温燗にして、燻製したクリームチーズをチャンジャで和えたメニューとともに味わうのが高山流のおすすめの楽しみ方だといいます。皆さんも試してみてくださいね。

【OPEN特典！】
　ここでOPEN特典です。「開店ポータルと見た！」と言ってくださったお客さまには、お好きな日本酒をどれでも１杯サービス！

　“和”を感じることができる落ち着いた雰囲気の中でいただく、丁寧な料理は立ち飲み屋の枠を越えた驚きの質の高さです。お財布に優しい値段と温かいスタッフさんたちの人柄も魅力的な『三九酒場 けごむす』は、足繁く通いたくなるお店です。人気の秘訣を皆さんもご自身の目と舌で確かめてみてくださいね。