【福岡・平尾】猫モチーフのスイーツは『パティスリー洒落とーる』にお任せ！

　2017年12月、平尾の住宅街に登場した『パティスリー洒落とーる（Pâtisserie Chats Lettre）』は、猫が大好きと言うオーナーが作る絶品ケーキのお店です。鮮やかな青い扉を開けると、オーナーパティシエの小林均次さんが優しい笑顔で出迎えてくれました。

とにかく猫が好き！

―――お店の入り口にも猫のオブジェがありましたが、壁にかかってる時計や扉の装飾など、あちこちに猫ちゃんがいますね。

　「子どものころから猫が好きなんです。店を出すときに、自分が好きな猫とケーキを合わせたら面白いかなと思って、コンセプトに掲げています。」

―――良く見ると、ケーキにも猫の形をしたチョコレートやクッキーが乗っていますね。かわいい～！

　「普通のお店をやっても自分が面白くないんで、遊び心もテーマにしています。クリスマスはバルーンアーティストに来てもらって、買ってくれた人にバルーンの猫をプレゼントしたりして。」

猫グッズがあふれるイートインスペース

―――いいですね～。お子さんが喜びそう。ところで、このお店にはイートインスペースがあるんですね。

　「カフェスペースは7席あります。コーヒーと紅茶は無料ですよ。」

―――え?そうなんですか!?

　「カップがいっぱいあるんで、自分で選んでもらって。」

―――カップにもみんな猫ちゃんの絵が…あ、これは裏が肉球になってる！凝ってますね～。猫好きにはたまらないですね。

　「毎週来てくださる猫好きのお客さまがいらっしゃいますね。ブログでも紹介してくださって、とても助かってます。」

おいしくてかわいいケーキ

―――お店で一番人気のケーキはどれですか？

　「やっぱり、ショートケーキが一番ですね。生地にシロップを打っているので、口どけが良くなっています。それから、山荘モンブランも人気です。フランスのマロンペーストを2種類混ぜています。」

―――ショートケーキは大きなイチゴがドーンと乗ってて、モンブランは中世ヨーロッパ貴族の襟みたいなクリームが個性的で、高級感もありますね。こういうスタンダードなケーキはお子さんにも人気ですか？

　「子どもさんはチョコレートのケーキが好きみたいですね。うちには‟タンゴ”っていうチョコレートケーキがあるんですけど、中にパッションフルーツのクリームが入っていて、少し酸味があるので、先日からお子さま向けの新商品として、チョコバナナを始めました。キャラメリゼしたバナナのクリームとサクサクとした食感のロイヤルティーネが入っています。」

―――チョコとバナナの組み合わせは絶対おいしいですね～！隣にある「シャルロットルージュ」もかわいいらしくて女の子が好きそう！

　「それにはイチゴとルバーブのジャムが入っています。ルバーブは見た目がフキに似ていて、酸味のある茎の部分を食べるハーブなんですけど、そのジャムが中からとろけ出るようにして、周りはピンクに色付けしたビスキュイで飾り付けています。」

遊び心もそこかしこに

―――甘酸っぱい感じのケーキなのかな？こういうケーキは見てるだけでテンションあがりますね（笑）。あと、このプリン！横にあるのは魚の形をした醤油さしですよね。もしかしてお醤油をかけて食べるとか？

　「いやいや、中に入っているのはカラメルです。狙い通りのリアクションをしていただくと嬉しいですね（笑）。こういうふうにすると遊び心が感じられるでしょ？見た目はちょっと変わってるけど、味はしっかりと本格的に作ってます。最近よく“なめらかプリン”ってありますけど、あれは焼いていないブリュレであって、プリンではないと思うんですよね。」

―――プリンにも柔らかいものから硬めのものまでいろいろありますけど、何がどう違うんですか？

　「材料の割合が違うんです。なめらかなのは生クリームと卵黄の割合が多くなっています。プリンの硬さは卵白の割合によって変化するので、うちはしっかり中身が詰まった感じのプリンになっています。」

―――そうなんですね！こういうプリンはインスタに上げたら話題になりそうですね。カラメルが魚っておもしろい！

　「ケーキ好きな人はもちろん猫好きな人も、目で見て食べて楽しめるケーキを作って行きたいと思っています。カフェスペースには猫のひざ掛けや絵本も用意しているので、ぜひゆっくりくつろいでください。」

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