【福岡・博多】ふわふわ食感の揚げたて丸天！日本で唯一の『丸天うどん専門店 万平』が成功した秘密とは

※2024年11月現在こちらの店舗は閉業しています。

2012年に福岡県・七隈で開店して以来、日本で唯一の丸天うどん専門店として注目を集めている『万平』が、フォレオ博多の中に移転リニューアルオープンしました。和食料理人の店主が作る、ふわふわの丸天とモチモチの麺、繊細な出汁の味が三位一体となったうどんは会席料理のような贅沢な逸品。一度食べたら忘れられない『丸天うどん専門店 万平』の人気の秘訣を紹介します。

会席料理の腕が光るうどん

JR竹下駅から徒歩15分、西鉄バス・宮園から徒歩3分の場所にあるショッピングセンター・フォレオ博多の２階に開店した『丸天うどん専門店 万平』。以前の店より広い店舗を求めて昨年12月に現在の場所へ移転しました。全国探しても他にない、すり身の丸天を乗せたうどんの専門店です。

同店のオーナー平井さんは、和食料理人として30年以上、会席料理の腕を磨いてきました。その中で平井オーナーがもっとも得意としていたのが、白身魚などのすり身に具材を混ぜてつくる“しんじょう”のお吸い物でした。もともとうどんが好きだった平井オーナーは、しんじょうのお吸い物の味を活かしたうどんが作れないかと味を追求し、現在の丸天うどんにたどり着いたそうです。

こだわりの丸天と麺と出汁

同店では、丸天と麺と出汁にこだわったうどんを提供しています。丸天は、注文を受けた後に揚げているので、いつでも揚げたての状態で食べることができるそう。一般的なイメージのかまぼことは一味違う、ふわふわの丸天はここでしか食べられない味わいです。チーズやえび、ごぼうなど10種類の丸天があり、１番人気は「山芋とろろ丸天」なのだそうです。また、旬の食材を使った月替わりの丸天もおすすめです。

同店のうどんは、餅のような食感が特徴の自家製麺。平井オーナーがさまざまなうどん屋を食べ歩いた末に出会った『麺や ほり野』直伝の麺です。平井オーナーは『麺や ほり野』のうどんを一口食べて、そのモチモチの食感に衝撃を受け、直談判して弟子入りしたそうです。

そして出汁は、会席料理のお吸い物と同じ技法で作る、塩分や添加物の一切入っていない本物の出汁なのだとか。丁寧に作られた出汁は雑味がなく、丸天と麺の味を引き立てます。

セットメニューも充実

同店のもう一つの特徴は、うどんと一緒に頼める小丼のメニューが充実していることなのだとか。定番の親子丼やカツ丼をはじめ、マグロやウニなどの魚介類が乗った丼もあります。おすすめは、和牛丼セット。九州産の牛肉を卵でとじた丼で、トロトロ卵と和牛の旨味があとを引く、サイドメニューの領域を超えた一品です。どのセットも1,000円前後とリーズナブルなのも嬉しいポイントですね。

平井オーナーは、天ぷらよりも油っぽくない丸天とうどんの相性を多くの人に知ってもらいたいと話します。「うどんの上に乗せるなら、丸天が一番合う！」と自信を持って提供しているそうです。
現在は奥さんと息子さん2人もお店を手伝っているそうで、ゆくゆくは店舗を増やして息子さんそれぞれにお店を任せるのが平井オーナーの夢なのだそう。

皆さんも『丸天うどん専門店 万平』へ、足を運んでみてはいかがでしょうか。