開店情報

【福岡・六本松】ホントは誰にも教えたくない~!大人のための秘密基地『森の隠れ家』

 九州大学の跡地の再開発が進み、日々表情を変える六本松エリア。美しく変化する街並みの陰には、かつての名店が立ち退きを迫られ、淋しい思いをした人も少なくありません。ところで皆さん、六本松に名をとどろかせた名店『まんぷく屋』の流れをくむ店が、2017年4月にひっそりとオープンしていたことをご存じですか?今回は『森の隠れ家』の代表、森 直基さんにお話を伺いました。

旅館と居酒屋で腕を磨いて独立

―――この辺りで有名だった『まんぷく屋』さんで店長さんをされてたんですよね?

 「8年間勤務して、最後の3年間は店長として店を切り盛りしていました。もともと大分の旅館の料理人だったんですが、旅館ではお客さんの顔が見れないんですよね。その点、居酒屋はお客さんの顔が直接見れるのがいいなと思っています。『まんぷく』の移転の時から、この近くで店をやってほしいという声をいただいていたので、また六本松に戻ってくることができて良かったです。」

―――移転の話はいつ頃から出ていたんですか?

 「もう、10年以上前から話だけはあったんですよ。でも東北の震災で5年くらい工事が中断されてしまって。立ち退きの話が動き出したのは1年くらい前でした。最近この辺りは新しい店がどんどん増えているので、そんな中でも『まんぷく』の時のお客さんがうちを選んで来てくださる…ありがたいことです。」

店主の人柄がキラリと光る居心地の良いお店

―――こちらのメニューは全部手書きなんですね。すごい!お刺身の種類も多いけどほかのメニューも盛りだくさんですね~!

 「お客さまのニーズに一通り添えるようにとは考えてますが、メニューは多いのかな?(笑) 刺身の種類が多いのは、やはり『まんぷく』がルーツの海鮮居酒屋だからですね。ほとんどのお客さんが注文するサシ盛りは8種類の新鮮な魚が味わえますよ。」

―――8種類も!?オマケに1人前から頼んでもいいんですか?魚好きにはたまらないですね。野菜の天ぷらもおいしそう…トマトの天ぷら??トマトが天ぷらになっちゃうんですか?

 「そうです、あのトマトが天ぷらになっちゃいます(笑)。結構人気がありますよ。あとは今の時期だとトウモロコシの天ぷらもファンが多いです。時々真冬に「トウモロコシの天ぷらはないの?」なんておっしゃるお客さんもいるくらいなので、私も年中出せないのは残念なんですが(笑)。大分仕込みの鶏天もありますよ。天ぷらは素材によって、ゴマ塩を添えたり天つゆを添えたりしています。」

―――ゴマ塩ってめずらしいですね。「でもわたし、天つゆで食べたい~。」っていうときは、お願いしても大丈夫ですか?(笑)

 「大丈夫です。うちのお客さんは「メニューに載っていないお酒ないの?」なんておっしゃる方も多くて、「…まだ封切りたくなかったのに~。」なんてワイワイ言いながら入荷したばかりの日本酒をふるまったりしていますから、その辺はもう店の雰囲気に合わせて気軽に相談してください。あ、でもドラえもんじゃないんで全部のわがままは聞けませんからね!(笑)」

大人の“宝探し”気分で探しに来たい

―――お客さまみなさんと仲良しなんですね。テーブルや壁の木目も暖かい感じで、心がほぐれる感じがします。カウンター席は厨房との距離が近くて森さんとの会話も弾みそうですね。

 「おひとりさまのお客さんも多いですからね。この建物にはスナックがいくつが入っていて、夜はよその店の電飾がきらびやか過ぎてうちの店は目立たないんです。そのせいもあって常連さんがすごく多いんですが、地域密着の店なので、この辺りに住んでいる人が見つけて来てくれると本当に嬉しいです。」

―――こういうお店を見つけると、大人と言えども宝探しみたいな感覚を覚えてワクワクしますよね!

 「店がちょっと狭くて、お席をご用意できないと申し訳ないので、来店の前に電話を1本入れていただけるとありがたいですが、文字通りの“隠れ家”になっているので、ぜひ店の場所を探し当てて来てください!」

店舗名 森の隠れ家
住所 福岡県福岡市中央区六本松2-2-13 菊ビル3F
電話番号 090-2719-3911
アクセス 地下鉄七隈線六本松駅から徒歩3分
営業時間 17:00〜24:00
定休日 日曜日
ホームページ https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400105/40048332/
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