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福岡

【福岡・田村】鮮度と手作りにこだわった特製料理はどれも優しい味『食事処 悠斗』

 今回紹介するのは、福岡市早良区にオープンした『食事処 悠斗』です。こちらは、板前修業の経験もある店主の平湯さんが2018年に開店しました。これまで書き留めてきたオリジナルのレシピで作る料理は、どれも“ほっと心があたたまるような優しい味がする”と評判です。板前当時の腕を活かした鮮魚のお造りや、タルタルソースも手作りしているチキン南蛮…注目メニューをはじめとした同店の魅力を取材しました。

板前経験もある店主がオープン

 『食事処 悠斗』は、福岡市地下鉄七隈線・次郎丸駅から車で6分の場所にあります。西鉄バスなら、田村三丁目、福岡歯科大学前のいずれの停留所からも徒歩5分ほど。駐車場もあるので車の来店も便利です。

 店主の平湯さんは20代前半の頃、およそ3年間板場に立っていた経験があります。当時働いていたお店の閉店に伴い再就職、次に選んだ職業は会社員でした。しかし、もともと好きだった料理への情熱は冷めることなく、ご家族やご友人のために腕を振るって、特製のレシピを書き留めてきたそうです。仕事が定年間近になったころ、“自分のお店を持ちたい”との想いが芽生え、周囲からの声援に背中を押されて、2018年9月、念願の同店をオープンさせました。

 『悠斗』とは、店主の娘さんで宝塚歌劇団出身の俳優・平湯樹里さんが、タカラジェンヌ時代に呼ばれていたお名前“悠斗イリヤ”が由来になっているとか。ご家族にとって、かけがえのない名前を店名にしたといいます。

新鮮なお魚の料理に舌鼓

 和食から洋食まで豊富なレシピをお持ちの平湯店主。中でも得意としているのは、やはり板前時代の経験を活かした“和食”です。
 特に、お魚の料理には力を入れていて、鮮度のいい旬の海鮮を仕入れて、素材の味わいが際立つような調理方法で提供しています。契約している生簀からその日に水揚げされる魚介たち、鮮度の良さはお墨付きです。
 まずは、“お造り”でいただくのがお勧め。日によって内容は異なりますが、どのお刺身もそれぞれの旨味と食感を堪能できますよ。盛り合わせで1,000円と値段も良心的でうれしいですね。

 さらにほかの魚介料理も楽しみたい方は、ぜひとも焼き魚や煮魚をお召し上がりください。数量限定の真鯛のアラ煮は固定のファンがいる人気メニュー。甘めに煮た鯛のアラは程よい脂乗りで、ご飯やお酒との相性もぴったりです。
 取材時には、旬の鰆も店頭に並んでいました。鰆は、柚子が入った特製の味噌餡と塩麹の2種類を用意。いずれも2日間ほどじっくり味を染み込ませ、焦げないように弱火でこんがり焼きあげています。程よい焼き加減が職人技を感じさせます。

お酒もご飯も進む、お肉料理

 もちろん、お肉料理も充実しています。牛サガリと玉ねぎ、ピーマンを塩胡椒でシンプルに炒めた一品や、旨味と肉汁を閉じ込めたローストビーフ、タルタルソースも手作りしているチキン南蛮など、ボリューム満点のメニューが並びます。

 お客さまの声から生まれた新商品も好評です。その一つが“鶏の甘酢あんかけ”です。下味を漬けた鶏肉を油通しして、人参・ピーマン・しめじと一緒に炒めながら甘酢で絡めていきます。甘酸っぱい味わいが一度食べたらやみつきになりますよ。

 また、“豚ロースの味噌漬け焼き”も外せない新メニューです。合わせ味噌を豚ブロックに塗ってからグリルで焼き、食べやすいようスライスし、お客さまの元へ。甘塩っぱい味噌であらかじめ味をつけることで、豚の脂も甘くなり身もふっくらと焼き上がります。

“地域に愛されるお店へ”

 木目を基調とした居心地のいい店内にはカウンター席とテーブル席があり、おひとりさまやご友人同士…思い思いにくつろぐお客さまの様子が見られます。もやしと豚肉を卵で巻いた“とん平焼き”といったお子さまに人気の料理もあるため小さなお子さまと一緒のご家族の姿も。また、お酒も一通り揃っており、事前に予約をすればコースメニューにも応じてくれるので、会社や団体での宴会にも最適です。

 「お客さまのニーズに応えながら、気軽に立ち寄れる“地域に愛されるお店”を目指したい。」と朗らかに話す平湯店主。みなさんも、『食事処 悠斗』の絶品料理をぜひ味わってみてくださいね。

店舗名 食事処 悠斗
住所 〒814-0175 福岡県福岡市早良区田村1丁目6-28
電話番号 092-407-3788
アクセス 西鉄バス・田村三丁目バス停留所、福岡歯科大学前バス停留所から徒歩5分
営業時間 18:00~22:30
定休日 水曜日
ホームページ https://yuto-tamura-228.com/
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