【福岡・福大前】中華麺専門『喜洋洋』の譲れない“こだわり”とは?
2017年10月5日、福岡外環状道路の堤インター近くに、中華料理のお店『喜洋洋(シーヤンヤン)』がオープンしました。こちらは普通の中華のお店とは一味違うお店のようなので、早速店長の大迫さんにお話をうかがってみました。
家族連れOKのくつろげるお店
――広々として上品なお店ですね。通路が広いから、小さいお子さんをベビーカーに乗せて来ても大丈夫そう!
「お客さまにゆっくりとお食事をしていただけるように、ゆとりがあって落ち着きのある空間を目指しました。家具や内装もオーナーが選びぬいた品々なんですよ。ご家族連れにもたくさん来ていただきたいと思っているので、お子さま連れも大歓迎です。」
――こちらのお店は普通の中華料理とはメニューがちょっと違いますね。麺料理が中心なんですか?
「そうです。中華麺の専門店です。元料理人のオーナーがスープの取り方から材料の選定までこだわり、独自の中華麺を中心にお出ししています。ダシは鶏ガラのほかにオリジナルのダシをブレンドして、手間を惜しまず本当においしいものを追及してできた味なんです。…う~ん、上手く言葉にできないんですけど、複雑で深みがあって、クセになる味なんですよね。これは食べてみてもらわないと伝わらないかもしれないですね(笑)。」
人気メニューは、坦々麺
――そのお話だけでも興味をそそられちゃいますね!麺の種類が豊富で、私、目移りしちゃって注文できずにいるんですけど、人気メニューはどれですか?
「1番人気は坦々麺ですね。2位がスーラ―タンメン、3位は五目タンメンかな。ベースのスープは同じだけど、メニューによって表情が変わるのがおもしろいところだと思います。例えば坦々麺はゴマの風味が効いていて少し甘い感じもするし、程よい塩気や辛みがあります。具材はひき肉や白ネギ、チンゲン菜。それからシイタケも使っているので、きのこの旨味も出ていますね。スーラ―タンメンは、鶏ガラをベースにした、文字通り酸っぱくて辛いスープです。餡もかかっているので、トロっとしていて舌に絡みます。味のバランスがすばらしく良いんです!食べたら納得できると思います。お客さまの反応もいいですよ。」
――お話を聞く限りだと、全く違う味ですよね?
「もとは同じもののはずなのに、別物に変身してしまうところがいいでしょ?五目タンメンはスタンダードなメニューなので、高齢の方に人気です。実はお父さんとか家族連れは牛肉タンメンが良く出ます。独特の甘い香りが好きな人は好きだし嫌いな人は嫌いだと思うんですけど、リピート率が高いんですよ。このスープだけは牛の骨からダシを取っていて、調味料や香辛料をブレンドしています。牛肉タンメンを置いてるのは、おそらくこの辺りではうちだけじゃないかな?」
――確かにあまり見かけないメニューですね。この牛肉タンメンは香りと同様に甘みが強いんですか?
「いいえ、味の方はワリと塩が効いている感じで、香りとはギャップがあると思います。野菜はそれぞれ下茹でしたり揚げたりしていて…そうそう、モヤシにもこだわりがあって、色々吟味した結果、細モヤシを使っているんです。よく使われている太モヤシだと水分が多すぎて、狙った食感にならないんですよね。この食感を堪能するなら、細モヤシがたっぷり入った肉もやし坦々麺がいいと思います。」
頑固なまでの味へのこだわり
――私も今までいろいろなお店を取材させていただきましたが、もやしにまでこだわってるところにはお目にかかったことがありません!メニューも個性的で工夫が凝らされているようなものもありますね。…この、XO醤入りピリ辛春雨炒飯って何ですか?
「XO醤は中華食材の中でも一番高い部類に入る調味料なんですが、これと春雨を混ぜてご飯と炒めるんです。これが不思議な食感で、春雨のツルツルっした食感とご飯がいい感じに合うんですよ。最初はちょっと抵抗があるかもしれないですが、一度食べたらやみつきになると思いますよ。」
――うわー、おいしそう!
「ホントにうちのオーナーは妥協ができないんですよね。骨付き鳥モモタンメンなんて、丁寧に柔らかく仕上げた鶏の足を丸々1本入れちゃいますからね(笑)。麺1つとってもオーナーが試行錯誤を重ねて作り上げたストレートの中華麺で、ラーメンともちぢれ麺とも違いますし、坦々麺に使う芝麻醤(チーマージャン)やラー油も自家製です。」
――この様子だと、仕込みに相当時間がかかりますよね。
「そうですね。それもそうなんですけど、注文を受けてからの作り方にもこだわりがあってですね、本当にいいものを出したいから、同じメニューの注文でも1品ずつ作るんです。決して2人前とか3人前を1度に作るような事はしないので、お客様をお待たせしてしまうこともあるんですよね。」
――え?それって、4人グループで来店して4人とも坦々麺を注文しても1杯ずつ作るんですか?
「そうなんです。まとめて作ると味が雑になるので。作る分量で味が変わるし、取り分けてる間に麺ものびてしまいます。お待たせしてしまうのは本当に申し訳ないですし、お客さまもご不満だと思うので心苦しいんですが…。でもその代わり絶対味にハズレはないので、ご容赦いただけると嬉しいです。」
――本物を味わうためには、私たちも協力しないといけないですね。皆さん、どうか時間にゆとりを持ってご来店ください!
店舗名 | 喜洋洋 |
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住所 | 福岡県福岡市城南区堤2-3-45 |
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電話番号 | 092-866-2558 |
アクセス | 西鉄バス 堤(福岡市)バス停留所から徒歩2分 |
営業時間 | 11:00~22:00 |
定休日 | 無休 |
ホームページ | https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400202/40046978/ |