【広島・本通】利き酒師のいる日本酒BAR『いいお酒 一彩』で新たな日本酒の世界に触れよう
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広島市の繁華街、金座街アーケード内に位置する日本酒BAR『いいお酒 一彩』。ビルの3階まで階段を上ると、隠れ家のような落ち着いた雰囲気で、常連さんたちがにぎやかにお酒を楽しむ空間が広がっていました。今回はそんな同店の魅力を、店長の柏木さんに伺ってきました。
カジュアルで落ち着いた雰囲気の日本酒BAR
赤を基調としたカウンターと木目のあたたかさがカジュアルな雰囲気を演出している店内。“日本酒が飲める店”と聞くと男性ばかりで入りにくい印象を受けますが、明るく広々とした店内は、女性同士にぴったりです。「はじめはグループでご来店されて、後日1人で来てくださる女性の方も多いですよ」と語るのは、店長の柏木さん。
店長の柏木さんは、長年県内の老舗ホテルのホテルマンとして勤務されていました。自身が40歳の節目を迎えるにあたって、これまでの肩書きにとらわれず、新しいことに挑戦したいと考えていたそう。そのころ、日本酒のお店を開きたいと考えていたオーナーと縁があり、『いいお酒 一彩』のオープンに至ったそうです。
他店では珍しい品揃えが魅力
常時60種類が並ぶ日本酒は、他店ではなかなか見かけない珍しいラベルが目に留まります。中でもイチオシなのが、三重県鈴鹿市の清水清三郎酒店が醸す『作(ざく)』。
先日開催された“G7伊勢志摩サミット”の乾杯酒に採用されたことで有名ですが、日本酒の品評会で数々の賞を受賞しており、名実ともに“うまい酒”といえる一品。広島県内では流通数が少ないため、関西からわざわざ取り寄せて店頭に並べているそうです。“ここでしか飲めない日本酒”を味わい、楽しんでほしいというお店のこだわりが感じられます。
利き酒師が教えてくれる“あなた好みの日本酒”
“お酒は好きだけど日本酒には詳しくない” “自分の味の好みがよく分からない”という方におすすめしたいのが『利き酒セット』。利き酒師である店長の柏木さんが“甘め・すっきり・芳醇”の3種類の飲み口の日本酒をランダムにセレクト。それぞれを飲み比べることで、自分の口に合う味を見つけることができます。さらに、3種類の中で最も好みの味を伝えれば、次に飲むおすすめの1本をセレクトしてくれます。
日本酒の知識がなくても、数多くのラインナップの中から、気分や好みに合わせて日本酒を提供してくれる利き酒師がいる。そんな理由で『いいお酒 一彩』のファンになるお客様も多いそう。これまで知らなかった銘柄に出会えたり、自分の味覚の好みを知ることができたりと、日本酒の楽しみ方の幅を広げてくれるお店です。
0次会利用から忘年会まで。シーンに合わせた使い方が可能
『いいお酒 一彩』が17時にオープンすると、仕事終わりの常連さんや、飲み会前の0次会利用の方など、様々なお客様であっという間カウンターが埋まっていきます。一品料理も豊富なので、ちょっと小腹がすいても安心。お腹を満たすことができ、お料理に合わせたお酒をおすすめしてもらう楽しみも味わえます。冬になるとコース料理や飲み放題もついた忘年会のご予約も増えるそう。お一人様でも大勢でも、楽しく過ごすことのできる空間になっています。
お酒を楽しんでもらえる空間を提供したい、という想い
日々カウンターに立つ柏木さんは「日本酒を売って商売をしている、という感覚はあまりないですね」と語ります。それは“お酒を楽しむ空間や時間を提供している”という、柏木さんのホテルマン時代に培われたホスピタリティが前面にあらわれた言葉だと感じました。
こだわりの日本酒を提供するのはもちろんのこと、お客様とのコミュニケーションを大切にする。その信念が『いいお酒 一彩』に人が集う理由となっています。日本酒が好きな人はもちろんのこと、これから挑戦してみたい初心者の方にも、おすすめのお店です。
■文、写真・柳瀬美穂
店舗名 | いいお酒 一彩 |
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住所 | 広島県広島市中区本通り1-2 サンシャイン4ビル 3F |
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電話番号 | 082-549-5418 |
営業時間 | 17時から24時 |
定休日 | 火曜日 |
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