【北海道・札幌】南平岸駅から徒歩1分！珍しい日本酒とおいしすぎる料理ばかりの『ｃｏｚｚｙ』に行ってきた

　札幌市営地下鉄南北線・南平岸駅から徒歩１分のところにある居酒屋『cozzy（コージー）』。2017年6月1日にオープンしたこちらの居酒屋では、おいしいお酒とちょっと変わったおいしい料理を楽しめます。

　お店にオーナーの佐藤さんにお話をうかがいました。

銘酒「風の森」のラインナップがすごい！

　こちらのお店で提供しているのは、奈良の油長酒造株式会社で製造されているお酒、「風の森」。

　風の森はすべて手造りで、①ろ過をしない②加水を行わない③純米酒・純米吟醸酒・純米大吟醸酒 のみでアルコール添加をしない④火入れをしない生酒になっています。
　使うお米や季節によっても味が変化するので、同じ銘柄であっても全部で11種類もの味を楽しめます。

　スパークリング酒ではないのに、瓶を開栓したときに「ポンッ」と音がするのもおもしろいところ。これは、従来の日本酒であれば製造過程で抜ける炭酸ガスが含まれているから。生酒として出荷する風の森だからこその特徴で、発泡感も楽しめます。さらに炭酸がなくなっても、風の森が持つお酒本来のおいしさを味わえるので、甘みなどが増し、１つの瓶で２つの味が楽しめる日本酒となっています。

　どんな料理にもあい、楽しみ方がたくさんある風の森に魅了された佐藤オーナー。札幌で、風の森を取り扱っている居酒屋はほかにもありますが、こんなに種類を揃えているお店はなかなかありません。

　ちなみに、「仕込み水」というお酒を造るときに使用する貴重なお水も風の森をオーダーした方は、特別に飲むことができます。日本酒の合間にチェイサーとして飲むことで悪酔い防止にもなりますし、違う種類のお酒を飲むときに口のなかをリセットできるようになっています。

　「日本酒を飲んだことのない人にも風の森をぜひ飲んでいただきたいですね。」と佐藤オーナーはいいます。

落ち着く空間で、心地のいい音楽と。

　『cozzy』の店内は、清潔感があり、木のぬくもりも感じることができる落ち着いた雰囲気。

　もとは油をよく使う中華料理屋だった店舗とのことで、丁寧に掃除をして、動きやすいようにテーブルや椅子などの配置なども変えています。

　佐藤オーナーは、大工さんと作業をしているうちにDIYにも目覚めたそうで、食器棚をつくったり、テーブルに色の違う木材を張り付けたり…手づくりでおしゃれな内装を完成させました。

　店内に流れる音楽は、佐藤オーナーこだわりのオーディオから流れています。

　店名も佐藤オーナーの下のお名前「コージ」とミュージシャン・山下達郎さんの「ＣＯＺＹ」という曲からとったそう。ＣＯＺＹには「居心地がよい」という意味があるのだとか。

おすすめは全メニュー。どれを食べても本当においしい！

　メニューは、「刺身」「肴」「揚げ物」「焼きもの」「漬物・珍味」「〆」と豊富なラインナップ。
　取材では「ムースで頂くシマアジの刺身」「アボカドの粕漬」「和牛ローストビーフ」「雲丹いくら焼きめし」とお通しの「茶碗蒸し」をいただきました。

▲ムースで頂くシマアジの刺身

　どれもフォトジェニックな料理ばかりですが、一つひとつにひと手間ひまがかかっていて、どれも絶品です。中でも「ムースで頂くシマアジの刺身」は、ポン酢のムースをシマアジでくるんだ一品。醤油などにつけなくても、しっかり味付けされているので、ポン酢のさっぱりとした味わいが楽しめます。

　また、お箸で食べることを考えた料理を提供しているのも佐藤オーナーのこだわりです。今後はそんな食べやすい料理を増やしていきたい！とのことでした。

　心地のいいおしゃれな音楽とおいしい料理でどんどんお酒もすすんでしまう『cozzy（コージー）』。ぜひ一度、訪れてみてはいかがでしょうか。