【北海道・新川】長年の夢を形に！“無化調＆自家製麺”で作り上げたこだわりの一杯が味わえる『麵や hide』

　2017年8月、札幌市に新しくラーメン店『麺や hide』がオープンしました。魚介豚骨ベースの、風味豊かで濃厚な味わいのラーメンを味わうことが出来ます。素材にこだわっているという同店は、スープだけでなく麺も一から手作りしているという本格派。日々挑戦し続ける店主の山藤さんに、開店したときのお話や麺作りへの熱い想いを語っていただきました。

長年のキャリアを生かし、夢を実現するために

　ラーメン店や食堂などで15年近くのキャリアを積んできた山藤さん。その過程で「いつか独立し、自分の店を出す。」ということにあこがれを持つようになったそうです。そして40歳になる節目に、独立に向けて本格的に動き出しました。空き店舗探しをするも、中々店舗が見つからないなど苦労も絶えませんでしたが地道に努力を重ねていった結果、偶然にも元蕎麦屋だったという居抜き物件と出会い、契約。白と黒を基調とした店舗に改装し、シンプルで清潔感溢れる装いに仕上げました。

全ての時間をラーメンの為に！山藤さんのこだわり

　『麵や hide』のラーメンは素材本来の旨味を味わってもらう事にこだわっており、化学調味料を使用せず一から手作りしているのが最大の特徴。仕込み作業は、朝早い時間から始まります。自家製麺は粉をしっかり混ぜてから、その後じっくり寝かせるなどして丁寧に仕上げています。また、ねぎは軟白ねぎを使うというこだわりがあり、他の野菜も質のいいものを札幌にある青果店から仕入れ、魚介類は大阪から仕入れています。お米も知り合いの農家さんから仕入れたりと、とことん素材にこだわったラーメン作りを心掛けているとのこと。早朝から始まる山藤さんの一日は、ラーメン一色です。

15年のキャリアを生かした手作りの一杯

　同店イチオシの一杯は、一見すると味噌ラーメンかと間違えそうな、こちらの“醤油ラーメン(750円)”。スープには4種類の醤油と、貝柱やエビなどを使用されています。特製の魚介豚骨スープと見事にマッチし、様々な素材の旨味や香りを楽しむことが出来る、味わい深い一品となっております。

　さらに、寒い時季におすすめなのが“辛味噌ラーメン(800円)”です。「お客様に心身ともに温まってもらいたい。」という、山藤さんの思いやりから生まれた一杯です。自家製の味噌と数種類の唐辛子を使用した辛味と旨味がしっかり効いた特製スープと、自家製太麺で仕上げました。味だけではなく食べ応えも抜群の一品となっています。

　また、近くに高校がある同店は“学生ラーメン”というサービスメニューもあります。通常のラーメンの大盛りを600円でいただくことができる、育ち盛りの子供たちにピッタリの一杯ですね。女子学生のために、サラダやデザートの無料サービスも考案中なのだとか。Facebookも要チェックですよ。

これからも“挑戦する心”を忘れずに

　オープン前は『麵や hide』の味を作り上げるために、様々な苦労が絶えなかったという山藤さん。ラーメンを受け付けなくなるほど、試作を繰り返したそう。もうオープンを諦めようかとも思ったそうです。2ヶ月以上の時間をかけて、ベースとなるオリジナルのラーメンを作り上げました。オープンしてからもより良いラーメンをお客様に届けるべく研究を重ね、麺やスープ、盛り付けに至るまで改良を続けているといいます。「日々、手を抜かずラーメン作りに励んでいます。一度食べていただければそれは伝わると思いますので、ご来店お待ちしております。」と山藤さん。ラーメンへの想いとこだわりがつまった一杯を、是非一度味わってみてはいかがでしょうか。