【北海道・帯広】急須で淹れる日本茶はこんなにおいしい!『日本茶café茶淹香』で日本茶の旨味を体感してみて
ペットボトルやティーバッグにいれられた市販の日本茶とは違い、急須で淹れるお茶の味は格別なもの。そんな日本ならではの文化とおいしさを継承したいという想いを持っているのが、『日本茶café茶淹香(チャイコウ)』のオーナー河野さんです。日本茶をカフェで楽しむという新感覚に、若い世代だけでなく幅広い年代の方が訪れるという同店。今回は、河野さんに日本茶への想いを伺いました。
幼い頃から日本茶と一緒
河野さんのご実家は、帯広で日本茶の小売店を祖父の代から営んでいるそうです。そのため、小さな頃から日本茶が身近にある生活が当たり前で、日本茶と共に過ごしてきたのだとか。現在は河野さんのお兄さまがお店を継いでおり、河野さんは日本茶から離れた仕事をしていました。
しかし、幼い頃から触れる機会の多かったお茶に、もう一度関わりたいという気持ちがどんどん強くなっていったそうです。
「ずっとお茶を通して地域と繋がっていた実家のように、自分もお茶を通して地域に貢献したい」という想いから、独立を決意。日本茶アドバイザーの資格を取得したほか、積極的に工場見学や作法の研修に行くなどして知識を深め、2018年7月20日に『日本茶café茶淹香』をオープンしました。
全国各地から取り寄せた日本茶
茶問屋から仕入れた、全国各地の玉露、煎茶、ほうじ茶などを揃えている同店。温かいお茶も冷茶もありますが、どちらも茶葉から抽出しているので、お茶ならではの渋みや風味を存分に味わえます。北海道ではあまり流通していない京番茶がとくにおすすめなのだとか。
今回の取材で一番驚いたのが、お茶にはそれぞれ適温があるということ!たとえば、番茶やほうじ茶は80℃の高温で淹れるのですが、玉露は50度くらいのお湯でゆっくりと時間をかけて抽出するそうです。お茶の種類それぞれに、おいしい淹れ方や適温があるなんてびっくりしました。
また、玉露とかぶせ茶は、飲み終わった後の茶葉を食べることができます。お茶の出がらしは捨ててしまうことが多いですが、食べることもできるなんて驚きですね。
日本茶を使ったフードやデザートも!
『日本茶café茶淹香』では、仕入れた日本茶を使ったフードメニューやスイーツメニューも充実しています。
お茶の出がらしをご飯に混ぜ込んだおにぎりや、抹茶を練りこんだ茶そばが人気とのこと。茶そばは地元のそば職人が手打ちしている本格派!1日10食の限定で、ふんわりと抹茶の風味や香りが楽しめます。このほか、現在はお茶漬けも開発途中。「日本茶専門店ならではのお茶漬けを提案したいですね。」と話してくれました。
抹茶やほうじ茶を使ったスイーツは、奥さまの手作りです。パフェには4種類のお茶を使い、ソフトクリームには珍しい抹茶入り玄米茶を使ったりと、たくさんのこだわりが詰まっています。
「日本茶は、飲むだけでなく、食事としてもデザートとしても楽しめるんです。日本茶のいろいろな楽しみ方を体験してみてくださいね。」と河野さんは言います。
お茶を急須で淹れる文化を、もう一度
「急須で淹れたお茶を飲んだことがないという人だけでなく、急須に触れたこともないという人もたくさんいると思います。そんな人に、急須で淹れたお茶はこんなにおいしいんだと発見していただける場所にしたい。日本茶の文化をなくさない活動を、今後はもっとしていきたいです。」今後は、イベントやセミナーを開催して、急須で淹れる日本茶の文化を継承していきたいと話してくれました。
“急須で淹れる”という日本ならではの文化に触れ、日本茶のおいしさを改めて実感できる『日本茶café茶淹香』。日本茶の奥深さと味わいに、癒されてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 日本茶cafe 茶淹香 (ちゃいこう) |
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住所 | 北海道帯広市柏林台北町1丁目15(北欧雑貨Otte内) |
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電話番号 | 0155-40-7179 |
アクセス | 柏林台駅から徒歩7分 |
営業時間 | 11:00~18:00 (L.O.17:45) |
定休日 | 水曜日 |
ホームページ | https://www.instagram.com/nihonchacafe.chaikou/ |