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北海道

【北海道・札幌】西18丁目の名店『SOUL STORE』が狸小路に移転OPEN!道産野菜がおいしい魂の一杯をあなたに

 言わずと知れた札幌市民のソウルフード、スープカレー。札幌には、具材やルーに各店舗のこだわりが光る、人気のスープカレー店が数多くあります。
 これからご紹介する『SOUL STORE』も、そこに名を連ねるお店のひとつ。“野菜がおいしい”と評判の同店では、カラフルな北海道産野菜が20種類前後も入る“季節の旬菜カリー”など、味よし、量よし、見た目よしのスープカレーがいただけます。
 野菜畑のような彩りと道産野菜のおいしさが詰まった究極の一杯を目当てに、足しげく通う常連さんは数知れません。

はじまりは一杯のスープカレーから

 オーナーの清水さんが飲食業界を志したのは、二十数年前のことでした。当時、世間に名を知られはじめたスープカレーを食べ、「こんな食べ物があるんだ!」と衝撃を受けたそうです。
 スープカレーの魅力に取り憑かれた清水オーナーは、2008年7月、西18丁目に『SOUL STORE』をオープン。地元のお客さまを中心に愛されてきた同店ですが、10周年を迎える2018年の春、ビルの建て替えによって閉店を余儀なくされます。
 ところが同年6月13日には、狸小路に移転してお店を再スタート。常連さんの誰もが、この日を心から待ちわびていました。

移転後も変わらぬお客さまとの絆

 「手狭になってきたから、広い店舗に移りたいなぁとちょうど思ってて。ビルを建て替えるって話は聞いていたから、前から移転先は探してたんです。」
 狸小路のレトロな雰囲気が好きな清水オーナーは、もともとは狸小路にお店を出したかったのだそう。しかし当時は空き物件に巡り合えず、西18丁目への出店を決めました。ところが移転にあたって、改めて物件を探すとあら不思議。運命に導かれるかのように、狸小路にお店をかまえることができたのです。

 「予想外だったのは、お昼の時間帯にぜんぜん人がいないことです。もうね、“あれぇ!?”って感じ(笑)。街なかだからランチの需要はものすごいんだろうなぁと思ってたけど、この辺、ランチをやってるお店が1、2軒ぐらいしかないんですよ。」
 移転前はランチメインの営業で繁盛していただけあって、とても驚いたのだとか。お客さまにランチの情報をどんどん発信し、足を運んでもらうのが、いまの課題だそうですよ。

 清水オーナーは移転のとき、近所の常連さんが来なくなってしまうのでは?と悩みました。でもそれは徒労に終わり、なじみの顔がひとり、またひとりと、移転後も顔をのぞかせてくれるように。
 「離れちゃってもずっと通ってくれるお客さんもいるし、移転したのを知らないお客さんが、偶然お店を見つけて来てくれることもあるし。そういうことが日々あるから、本当にありがたいですね。」
 「なんだか、前より広くなったね!」そう笑顔で会いに来てくれるお客さまの存在が、毎日の励みになっているのだと話してくださいました。

旬野菜たっぷりのスープカレーで温まろう

 『SOUL STORE』のスープカレーには、道産の採れたての野菜が使われています。
 生産者の顔が見えるだけでなく、その時期に一番おいしい野菜を使うので、どのカレーも安心、安全かつ栄養たっぷり。「北海道の野菜って、こんなに甘くておいしいんだ!」と、ハッとさせられますよ。

 おすすめは、15~20種類の野菜が入る“季節の旬菜カリー” (1,250円)。色とりどりの旬野菜が盛られた姿は、まるで丼の中の野菜畑です。野菜は日替わりなので、どんな野菜が入っているかは来てからのお楽しみ。
 水菜はシャキシャキ、豆はほくほくといろいろな食感が楽しめるのは、焼き、揚げ、蒸し、マリネと、一つひとつの野菜に合わせた調理をしているから。それぞれの野菜が持つおいしさを、最大限に引き出しているのですね。

 “鶏団子とパリパリ揚げごぼうのカリー”(1,100円)は、ふっくらジューシーな鶏団子と、揚げごぼうのパリパリ感がやみつきに。定番具材のごぼうバーも入って、まさにごぼう尽くし!大地の恵みを感じるカレーです。

 「ラムといえばジンギスカンでしょ!」そんなあなたは、“超粗挽きラムと青山さんちのよせ豆富のカリー”(1,150円)を試してみてください。
 ゴロゴロ入った粗挽きラムと共演するのは、市内の老舗の豆腐屋・青山とうふ店のよせ豆腐です。大豆の甘みが活きた豆腐は、ラムの旨味たっぷりの濃厚なルーにも負けません。意外な組み合わせですが、一度食べたらハマること間違いなしですよ。


▲煮豚&焼きもろこし、トマト、ゴーヤのカリー(1,300円)

 すべてのカレーは、ルーの種類や辛さ、ライスの量が選べます。楽しくカスタマイズして、あなただけのスープカレーを作ってみてくださいね。季節の限定カレーや、各種トッピングも要チェックです。
 大根を豚肉で包んで揚げた“大地のザンギ”(300円)など、カレーのおともにぴったりのアラカルトメニューもありますよ。


▲大地のザンギ

丼に込める情熱で、狸小路をアツくする!

 「スープカレーに、“ちょっとジャンクな若者の食べ物”というイメージを持っている方もいますよね。僕はそれを覆したくて。“一杯の中に魂を込める”というと大げさだけど、手間ひまかけて仕込むいろんな食材やルーを集めて、やっと一杯のスープカレーを完成させる…“SOUL STORE”っていう名前は、そんな情熱をあらわしたものなんです。ソウルっていう言葉の響きとか、ソウルミュージックが好きっていうのもあるんですけどね(笑)。」

 移転前は美術館が近いこともあり、ミドル世代や女性のお客さまが多かったそう。でもこちらに移転してからは、男性や若い世代、外国人のお客さまも増えたのだとか。
 「この辺り、ここ10年で雰囲気がガラリと変わったんですよ。個人経営のこだわったお店がいつの間にか増えて。うちはまだ狸小路に来たばかりだけど、他店に負けない、僕ならではの最高のスープカレーを作ってお客さまを喜ばせていきたいです。」と清水オーナー。
 道産野菜やラム、地元の老舗のお豆腐など、北海道の“おいしい”が詰まった『SOUL STORE』のスープカレー。10年愛される味を確かめに、狸小路に足を運んでみてくださいね。

店舗名 SOUL STORE
住所 北海道札幌市中央区南3条西7-3-2 F-DRESS BLD. 2F
電話番号 011-213-1771
アクセス 札幌市営地下鉄すすきの駅から徒歩5分、札幌市電資生館小学校前駅から徒歩4分
営業時間 11:30~15:00(L.O)、17:30~20:30(L.O)
定休日 不定休
ホームページ https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010103/1058838/