【北海道・札幌】定番から変わり種まで!『甘味処 おはな』店主の想いがつまったこだわりのおはぎを楽しんで
2019年4月11日、札幌市の山鼻エリアにおはぎ専門店『甘味処 おはな』がオープンしました。お店に並ぶのは、定番のものから少し珍しいものまで、こだわりがつまったたくさんのおはぎです。花のデザインをしたものもあり、味はさることながらかわいらしい見た目も楽しめます。
オープンして間もないうちから多くのお客さまが通う、いま注目のお店です。
おばあちゃんの影響でおはぎが好きになり、お店のオープンに至ったというオーナー・中村さんにお話をうかがいました。
昔から食べてきた大好きなおはぎ
全国的にも数少ないおはぎ専門店。今回のオープンにあたり、おはぎを選んだのにはちょっとした思い出があったからだといいます。
――おはぎを専門にしているお店はそんなに多くないですよね。なぜこちらを選ばれたのですか?
「おはぎって、おじいちゃんやおばあちゃんが作ってくれるイメージがありませんか?僕のおばあちゃんも昔からよく作ってくれていて、大好きでよく食べていたんです。それがきっかけで作ってみたいと思い、オープンを決めました。自分だけの味を作るためにお店をまわっていろいろな種類のおはぎを食べ、かなり研究しましたね。」
――素敵な思い出があるのですね。店名にある『おはな』の由来はなんでしょう?
「日本語だと、花を思い浮かべる方が多いかもしれません。でもハワイでは、家族の意味があるんです。それも血縁関係のみではなく、絆で結ばれた深いつながりを指します。また、世代を超えて永遠に続いていくとの意味も含まれているみたいです。」
――家族は聞いたことありますが、そのような意味もあったのですね。
「そこから、小さなお子さまからご年配の方まで幅広い層に楽しんでいただける、あたたかみのあるお店になるようにと思ってつけました。日本語でとらえられたとしても花ならかわいらしいですし、とても素敵な言葉なので気に入っています。」
おはぎを際立たせるためのシンプルなデザイン
甘味処と聞くと昔ながらの和風なお店を想像しますが、同店は少し違います。お店づくりのポイントを尋ねてみました。
――とてもきれいな店内ですが、内装のこだわりはありますか?
「すばり、シンプルです。白でまとめて清潔感のある空間にしました。おしゃれな雰囲気も良いなと思いますが、当店はおはぎ専門店。じっくりとおはぎを見て楽しんでもらうため、装飾はあえてあまりしていません。しいて言うなら、お店の隅に当店のこだわりを書いた紙やチラシを置いたくらいですね。買い物のついでにぜひ見ていってください。」
――白色の中でおはぎが映えています。外観も同様にシンプルですね。
「開店時には入り口付近にお花を置いていました。そしたら店名も相まって、お花屋さんと勘違いして来店される方がけっこういらっしゃって(笑)。今は、なんのお店かわかりやすいようにのぼり旗を置いたり、窓ガラスに張り紙を貼ったりだけしています。」
ここでしか味わえないこだわりのおいしさ
同店にしかない味を作り出すため、試行錯誤を重ねて完成した自慢のおはぎ。食材選びや、工程の一つひとつに中村さんのこだわりがつまっています。
――おはぎ作りでこだわっていることはなんでしょう?
「食材は、できるだけ北海道産の旬のものを使うようこだわっています。たとえばお米なら、ニセコ産のもち米と函館のうるち米を配合したものなど。気温や季節によって状態が変わりやすいので、品質に差が出ないよう気を付けています。随時改良を加えながらも、オープン当時から変わらない味を提供しています。」
――いつ来ても最高の味を楽しめるよう工夫されているのですね。おはぎの特徴はありますか?
「食感や食べごたえを楽しめるよう、お米の粒が大きくなっています。一つのサイズは小さめですが、食べ応えを感じてもらえるはずです。また、しっかりとした味つけにはなっていますが、素材の味を活かしているのであまり重たくならずペロッと食べられると思います。」
お好みのおはぎを楽しんで
店内には、シンプルながらもこだわりを感じられるおはぎがずらりと並んでいます。思わずどれにしようか迷ってしまいそうな品揃えです。
――どのようなメニューがありますか?
「こしあんや粒あん、白あん、ごま、ごま胡桃、青えんどう、さくらなどがあります。あんこが苦手な方のために、きな粉だけで作ったおはぎも用意しているのでご安心ください。子どもにもとても喜ばれていますよ。そのほか時期によっては、季節限定のものを出すこともあります。」
――青えんどうのおはぎは珍しいですね。
「そうですね。ずんだのおはぎはよくあると思いますが、青えんどうで作っているところはなかなかないと思います。自慢の一品なので、ぜひ一度食べてみてほしいです。美白や美肌、貧血にむくみ解消などの効果も期待できるため、特に女性におすすめしています。」
――おいしいだけでなくそのような効果もあるなんで驚きです。お花の形もあるのですね。
「これは大人気の紫苑フラワーです。インスタ映え間違いなしなので、写真を撮ったり見た目も楽しみながら味わっていただけたらと思います。かなりこだわって作っているため、食べるのがもったいないと喜んでもらえるのはとてもうれしいです。」
おはぎといえば『甘味処 おはな』
お客さまに喜んでもらいたいその一心で、今日もおはぎ作りを続けている中村さん。テレビや雑誌にもとりあげられてすでに話題となっていますが、今後はどのようなお店になっていくのでしょうか。
――オープンされてから、特にうれしかったことはなんですか?
「おいしかったと言ってもらえるのが一番うれしいです。オープンしてまだ半年も経たないくらいですが、リピーターもついてきました。なかには、一週間のうちに何度も足を運んでくれる方もいます。それだけ当店のおはぎを気に入っていただけていると考えるととてもありがたいですし、もっと頑張ろうと思えます。」
――おいしいおはぎを提供したいとの想いが、お客さまの心を掴んでいるのだと思います。では最後に、お店の今後の目標を教えてください。
「おはぎは日本の代表的な和菓子のひとつだと思うので、今後もたくさんの人にその魅力を伝えていけたらと思います。おはぎといえば『おはな』となれたら良いですね。それを目標に、これからもおいしいおはぎを作り続けていきます。」
好きという気持ちではじめた『甘味処 おはな』。だからこそ、一切妥協することなく、こだわりをもっておはぎ作りを続けられています。
甘いものが食べたくなったときには、こちらのおはぎを味わいに訪れてみてはいかがでしょうか。
店舗名 | 甘味処 おはな |
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住所 | 北海道札幌市中央区南15条西9丁目1-6 エバーヒルマンション |
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電話番号 | 011-839-5470 |
アクセス | 札幌市電行地啓通駅・静修学園前駅から徒歩6分 |
営業時間 | 9:00~完売まで |
定休日 | 不定休 |
ホームページ | https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010104/1061248/ |
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