【北海道・札幌】その時期にしか出会えない旬の味わいに感動!『霜月堂』で日々に寄り添う季節の焼き菓子を
季節の果実や野菜をたっぷり使用した、マフィンやタルト、クッキーなど、特製の焼き菓子を販売している『霜月堂』をご紹介します。農業を経験して“食べ物を作る大変さや大切さ”を知る疋田オーナーの手がけるお菓子は、どれも素材の味わいをきちんと感じられるのが特徴です。日々の生活に彩りをくれる同店の焼き菓子に詰まった、こだわりと想いを紐解いていきましょう。
農業を経験したオーナーのお店
札幌市東区で2018年4月にオープンした『霜月堂』は、テイクアウト専門の焼き菓子とドリンクのお店です。もともとは2017年11月からカフェや喫茶店へ向けて焼き菓子を卸していましたが、一般のお客様も購入できるようにと工房がある現在の場所に店舗を設けました。オーナーの疋田このみさんは、北見のご出身で、調理の専門学校を卒業後、10年以上カフェやレストランなど飲食の道で働いてきました。その中で、農家のもとを訪れる機会が増え、畑仕事を手伝ううちに“食べ物が出来上がるまでの全ての過程を見てみたい”との思いが強くなり、農家へ転職。3年間ほど京都や北海道で農業を体験し、野菜ができるまでの大変さを、身をもって知ったそうです。そして、これまでの飲食と農業の経験を糧に、旬の食べ物の魅力を自分なりに表現したいと、たどり着いたのが“焼き菓子”だったといいます。
店名の由来にもなっている霜月とは、11月のことです。昔から農業の中で11月はその年に収穫されたものに感謝し、お祝いする月。この大事な収穫時期へ想いを馳せて、『霜月堂』にしたそうです。また、11月は疋田オーナーの誕生月で、お菓子の仕事を始めた月でもある点も決め手になったのだとか。
旬の食材の味が広がる焼き菓子に感動
お店のこだわりは、“旬の野菜や果物”です。季節の食材をふんだんに使用した焼き菓子は、それぞれの収穫時期にしか作ることができない“旬の味わい”が魅力です。どれも素材の良さを活かすため甘さを抑えていて、女性はもちろん男性からも熱い支持を受けています。
常連さんのお目当ては“季節のバターサンド(350円)”です。サクッとしたサブレと特製のバタークリームに合わせるのは、四季折々の季節の食材です。これまでには、冬はラムレーズン、春はイチゴとクランベリーが登場し、人気を博しました。クリームはたっぷり入っていますが、甘すぎず後味すっきりで、女性やお子様でもペロリと食べられます。夏のこの時期は、レモンのバターサンドを販売しています。広島・瀬戸田産のレモンを皮ごとコンポートにしてバタークリームと混ぜて作ります。爽やかなレモンの酸味とほろ苦さを感じる夏限定の味わいを是非お試しくださいね。
また、定番メニューの“キャロットケーキ(280円)”もファンが多い一品。人参がたっぷり入ったこちらのケーキは、スパイスが効いた癖になりますよ。
このほか、チョコミントクッキー、バジルとチーズのサブレ、パイナップルのチーズケーキなど、季節ごとに15種類ほどの個性的なラインアップが並びます。いずれも値段は300円前後。数種類を組み合わせてギフトにしても喜ばれそうですね。
“お客様の声を励みに頑張りたい”
現在の営業日は、毎週土曜日のみ。土曜日の開店時間が近くなると、10組ほどのお客様で行列ができるといいます。平日は、札幌や苫小牧にある取引先のカフェで、同店のお菓子を食べることができるとのこと。詳しくはお店のSNSをチェックしてみてくださいね。今後は、土曜日以外の営業日も増やしていきたいそうです。
「どんな食材を組み合わせたら面白いかを常に考えていて、それを試しに作るために、ほとんどの時間をキッチンで過ごしています。お客様からの声に励まされて、楽しみながらお店を開いていますので、これからもこのモチベーションを保てるように頑張りたいです。」と疋田オーナーは微笑みます。
訪れる度に旬の味わいに出会える『霜月堂』の焼き菓子を是非みなさんも食べてみてくださいね!
店舗名 | 霜月堂 |
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住所 | 〒065-0030 北海道札幌市東区北30条東9丁目1-27 |
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電話番号 | 090-6692-9112 |
アクセス | 地下鉄東豊線・新道東駅から車で4分、徒歩17分ほど |
営業時間 | 毎週土曜日 12:00-18:00(売り切れ次第終了) |
定休日 | 土曜日以外 |
ホームページ | https://www.instagram.com/shimotuki_do/?hl=ja |