【宮城・仙台】鯛の旨味が広がるあっさりスープの無化調ラーメン『鯛出しそば 磯ノ宮 一翔国分町店』はスープまで飲み干せる美味さ！

　仙台市営地下鉄南北線勾当台公園駅の北１出口から徒歩3分の場所に、2018年5月1日、新しくラーメン店がオープンしました。鯛のアラからじっくり丁寧に出汁を取った、あっさりスープが美味しいラーメン『鯛出しそば 磯ノ宮 一翔国分町店』です。こちらの売りは、老若男女誰でも安心して食べられるようにと化学調味料を一切使っていない自慢のスープ。夜の街・国分町で、お酒のシメにいただくラーメンとしてもおすすめです。

和食界を生きてきた板前の挑戦

　今回お話を伺ったのは、元は板前として和食界で腕を振るってきたという髙橋店長。この度、仙台で家系ラーメンを展開する『一翔（いっと）』の社長から「3店舗目として、あっさり鯛出汁で店を作ってみないか。」と声をかけられたそうです。『一翔』の名を冠しながらも、仙台ではまだ珍しい鯛出汁というコンセプトにも魅力を感じた髙橋さんは『鯛出しそば 磯ノ宮 一翔国分町店』の店長として身を置くことを決意しました。
　しかし、毎日その味を作り出すのは並の苦労ではないと言います。日本全国から仕入れている鯛のアラ20kgを、沸騰させることなく低温になりすぎないよう、一定の温度でコトコト煮込んで作り上げているのだそうです。温度を間違えれば風味が台無しになってしまう繊細な味わいを出すため、毎日の仕込みが一番大変なのだとか。だからこそ、お客様が最後の一滴までスープを飲み干してくれる瞬間が嬉しいのだと話してくれました。

是非鯛めしとセットで味わいつくして

　おすすめは、ランチセット。こちらのセットは鯛出汁醤油ラーメンまたは鯛出汁塩ラーメンに、鯛の炊き込みおにぎりがついてくるランチ限定のメニューです。暑い季節のおすすめは、あっさりと食べられる塩ラーメンで、なんとこちらは、冷たいラーメンに変更することも可能。追加料金はかからないのも嬉しいポイントです。夏は冷たいラーメンを涼しく美味しくいただいてみてはいかがでしょうか。

　ディナータイムには、ラーメンにプラスして、スープでお茶漬けのように食べられる鯛めしが付いています。この鯛めしは、ラーメンをご注文の際に必ずついてくるという嬉しいサービスです。こんな贅沢セットで、800円からという良心価格も魅力的ですね。
　また、髙橋さんおすすめの“つけそば”は、温かい出汁に冷たいラーメンをつけていただく、これまた夏にぴったりのメニューです。トッピングも選べて、さらにお好きなものを追加することもできるので、自分好みのラーメンにカスタマイズして食べてみてください。

一人でも入りやすい雰囲気と“鯛の赤”がアクセント

　店内は一人でも気軽に入りやすい雰囲気となっており、あっさりと食べやすい口当たりであることから男性はもちろん、女性の常連さんも多いのだそうです。ラーメン屋としてはめずらしく、女性のおひとり様のご利用も多いのだとか。席数はカウンター8席に、4人席が一卓の、全12席。入口や内装、器に見られる上品で鮮やかな差し色の“赤”は、鯛の赤をイメージしています。なんだか縁起も良く、思わず誰かに教えたくなるようなお店です。

元板前の店長ならではの今後の展望

　オープンして間もない同店ですが、すでに多くのリピーターさんもいます。「これからも永く愛される店にしていきたいです。」と高橋さん。今後は元板前の腕を活かして和食の要素を取り入れたトッピングメニューを開発していきたいそうです。鯛の繊細な味わいに、和のトッピングは相性抜群ですね。
　これからの展開から目が離せない『鯛出しそば 磯ノ宮 一翔国分町店』。仙台ではまだ珍しい鯛出汁ラーメンのあっさりとした上品な奥深さを、是非一度味わってみてください。