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長崎

【長崎・早岐】本格イタリアン居酒屋「ビストロ弐番館」でイタリアの風を感じたい!

ハウステンボスから車で10分ほどのところにあるビストロ弐番館は、本場イタリアで修行したシェフが店長を務める洋風居酒屋です。本場イタリアのマニアックなメニューも作れるという店長の浅井さんに、いろんなお話をうかがうことができました。

絶品パスタとの出逢いからイタリア料理の道に

――きれいなお店ですね。カジュアルだけど、ちょっと落ち着いた雰囲気がおしゃれ!テーブル席のほかに個室もあるのが良いですね。

そうですね、個室があるのは大きいと思います。外観が家みたいになってるので、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、隣にある整骨院が目印になるかもしれません。

――洋風居酒屋ということなんですが、具体的にはどこの料理が中心ですか?

イタリアンですね。もともとフレンチに興味があったんですけど、ものすごく美味しいピザとパスタに出会って、でそこで初めてピザとパスタがイタリアンなんだってことを知って、それから、じゃあ自分の好きなものを追求しようと(笑)。

――そのピザとパスタに出逢ったことで、自分の好きなものがイタリアンだって気付いたんですね。

そうです、そこからずっとイタリアンですね。地元や福岡のイタリアンで働いて、その後イタリアのサルデーニャ島ってところで修行しました。是非皆さんに本格的なお料理を安く食べていただきたいんです。自家製のツナとかソーセージ……サルシッチャを作ってますね。あと、バニラアイスとかジェラートも作ってます。

――居酒屋で本格イタリアンってすごく贅沢ですね!ちなみに日本にもイタリア料理のお店ってたくさんあるじゃないですか。やっぱり本場の料理は日本で食べるものとは違うんですか?

そうですね。使ってる材料とか違いますね。特にカルボナーラなんか、現地ではベーコンはまず使わないです。それからウイキョウとイワシのスパゲッティとかもあんまり日本にはないですもんね。

イタリアの伝統料理をリーズナブルに

――え?カルボナーラって本場ではベーコンを使わないんですか?そしたら何を使うんですか?

グアンチャーレっていう豚の頬肉の塩漬けです。あとチーズもパルミジャーノ(パルメザン)ではなくてペコリーノロマーノっていう羊のチーズを使っています。

――そうすると本場のカルボナーラは豚の頬肉の塩漬けと羊のチーズを使うのがスタンダードなんですね。

絶対です。ローマだったら絶対そうです。

――てペコリーノロマーノとパルミジャーノだと、どう違うんですか?香りとか?

全然違います。塩っ気も違いますし、コクも違います。パルミジャーノは牛の乳でしょ?ペコリーノは羊なんで、全く違います。

――日本ではパルミジャーノの方が馴染みがあると思うんですが、それはやっぱり手に入りやすいってことですか。

そんな感じですかね。あとなかなか食べられないのが、皮つき豚バラ肉のグリルですね。作るのに12時間かかるんですけど、皮付きの豚バラ、これもおすすめです。皮付きの豚バラって沖縄しか取り扱いがないらしくて。でもイタリアでは皮付きの豚バラって定番なんです。皮つきの豚バラをブロックに分けて、塩コショウやハーブで1日マリネして、真空パックで12時間ぐらい低温調理するんです。

――めちゃくちゃ時間かかりますね。

そのあと一度冷凍してからグリルで焼くんですけど、めちゃくちゃしっとりしてるんです。

1つひとつのメニューに物語がある

――お肉の中に味がしっかりついて、美味しそうですね。他にはどんなお料理が人気ですか?

ポルチーニ茸のリゾットとかがよく出ます。あと、たぶんうちの店でしか食べられないのが「マグロのカルロフォルテ風」。マグロって結構高いんですけど、ここはオーナーさんのサポートもあって860円でお出しできるんです。

――マグロ料理っていうと、お刺身がマグロの漬け丼くらいしか思いつかないんですけど、カルロフォルテ風ってどんな感じになるんですか?

マグロのトマトソース煮とマグロのグリルなんですけど、2つを一皿に盛るんですよ。トマトソース煮は鷹の爪のオイルで焼き目をつけてから、白ワインとトマトソースを入れて軽く煮ます。グリルはシンプルに焼いて岩塩で食べていただくんですが、みんなめちゃくちゃ美味しいって言ってくれるんですよ。

――浅井さんは1つひとつの料理を本当に丁寧に作られてるんですね。

料理には歴史があるじゃないですか。肉じゃがにしても1つのストーリーがあるじゃないですか。それを崩さないことが大事なのかなって。

――「1つのメニューにもストーリーがあるから、それを崩さない。」……ステキですね。

作り手の……いろんな人が関わってるんですよね。伝統とか想いとかが詰まったものが料理になると思うんですよ。

――じゃあ本当の、本物を追求した料理を丁寧に出していきたいと。

ホント、それにつきます。やっぱりイタリアの人が食べたときに故郷の味って思ってもらえるようなもの、リスペクトしているっていうのが伝わるくらいのものを、みんなに広めていきたいですよね。

――すごく素敵なお話をありがとうございます。私、胸が熱くなってしまいました。

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店舗名 ビストロ弐番館 (Bistro弐番館)
住所 長崎県佐世保市有福町99-8
電話番号 0956-59-6520
アクセス 早岐駅から585m
営業時間 18:00~22:30
定休日 火曜日
ホームページ https://tabelog.com/nagasaki/A4202/A420201/42010809/