【長崎・諏訪】街のみんなが集う場所「cafeさくら」で憩いのひとときを
長崎空港から車で5分ほどのところにある「cafeさくら」は、2018年5月22日にオープンしたばかりのカフェです。店員さんとお客さんの距離が近く、和気あいあいとした雰囲気が印象的です。今回はオーナーの尾上 博文さんにお話をうかがいました。
きっかけは「生姜シロップ」
――もともと運送業をされていたと伺ったんですが、今回はどうしてカフェをオープンされたんですか?
自家製の「生姜シロップ」を作ったら、すごく好評だったのがきっかけやね。もともと瓶で売りよったんよ。これを展示販売というか試し飲みできる場所があれば、たくさんの人に知ってもらえるんじゃないかと思って店を出しました。
――「生姜シロップ」って、どんなものですか?
長崎県産の生姜を使っていて、添加物は一切なし。黒糖とオリゴ糖の2種類があって、オリゴ糖の方がスッキリ、黒糖の方がコクがあるんよね。女性には「黒糖生姜シロップ」が人気やね。
――「生姜シロップ」ってどうやって使えばいいんですか?
ヨーグルトにかけて食べるって人がけっこう多いかな。あとはお湯とかで割ってお茶代わりとか。あと男性は焼酎に入れるね。それから紅茶に入れるのも人気みたい。生姜やけん、新陳代謝が良くなるけん、ばあちゃんが『病院からもらえるむくみの薬よりもこっちのほうが調子よか』って言うて。
――本当ですか?
いやこれはね、自分もちょっとびっくりしてる。黒糖にはカリウムが入ってるけん、利尿作用があるんやろね。
――代謝が良くなってむくみが取れて、なおかつおいしいから女性に人気が出るんですね。でもヨーグルトに「生姜シロップ」っていう組み合わせは斬新!美味しそうだし、続けやすそう。お店にはどんな「生姜シロップ」のメニューがあるんですか?
基本は瓶で販売してるから、メニューにはまだないんよ。この店は普通に喫茶店で、朝食と軽食がメインかな。
――軽食ってどんなメニューがあるんですか?おすすめはありますか?
おすすめは「ホットサンド」と、あと数量限定の「烏骨鶏カレー」と……。
――烏骨鶏のカレー?もしかして卵を使ってるとか?
いや、使ってるのは肉。出汁も烏骨鶏から取って。烏骨鶏の出汁と肉を使ったカレーね。
季節・数量限定「烏骨鶏カレー」は食べる価値あり!
――烏骨鶏って珍しくないですか?
珍しいですね。もしかしたら日本でここだけかもしれん。ネットで調べたらね、レトルトを出しとるとこはあるとけど。
――それは貴重ですね。ちなみになんで烏骨鶏にしようと思ったんですか?
もともと親父が烏骨鶏を育ててた関係で自分でも育ててたから、俺にとっては身近なものなんよ。それで喫茶店ばするってなったら、目玉になるものが何か欲しい、よそにはなかもんをって話になったときに、烏骨鶏を思いついて。烏骨鶏を捌いてくれる企業が見つかったんで出せるようになったったい。うちで飼ってる烏骨鶏をそこに持ち込んで、その日のうちに捌いてもらってここ持ってくるたいね。
――それは間違いなく新鮮!美味しそうですね。
うまかよ~(笑)。ただ、今は春と夏の季節限定ね。烏骨鶏が年中卵産まんけん、卵が産む時期は出せんのよ。もうちょっと烏骨鶏の数を増やさんとね。今はメニューに数量限定って書いとったね。
――季節も数量も限定!売り切れる前なら絶対頼まないと(笑)!烏骨鶏で作るカレーは普通の鶏肉と何が違うんですか?
カレーは5時間くらい煮込むとさね。普通の鶏肉だと皮とか肉も溶けてしまう。でも烏骨鶏はなかなか溶けない。烏骨鶏はヘビとかカエルも食うほど強いけん、世界三大美人の楊貴妃が好んで食べたやつやもんね。烏骨鶏、調べてみたらわかるけど、卵とかすごかけん。ビタミンとかミネラルとか。
――成分がすごいんですか?
すごか~。ほうれん草の10倍とかさ、ウナギの何倍とか。大豆の何倍とか。もう卵は1個200円とか300円とかするたい。
――「生姜シロップ」と「烏骨鶏カレー」でめちゃめちゃ元気になれそう!ここでは他にも「ホットサンド」や「パスタ」が食べられるんですよね。「照りたまホットサンド」とか「ナポリタン」とか、どれもこれも美味しそうで迷っちゃう!
カレーも食べたかし、パスタも食べたかしとか、そういう人には通常サイズの半分の「ちょこっとカレー」や「ちょこっとパスタ」もあるよ。デザートは冷たーい「ぜんざい」、それから「ガトーショコラ」。コーヒーや紅茶もあるけど夏の暑い日には「レモンスカッシュ」がよう出たね。
カフェを情報発信の拠点に
――やっぱり暑いから、みんな爽やかでスカッとしたものを飲みたいんですね。
うちはコーラやメロンソーダもあるけど、これにフロートアイスを追加しても金額は変わらないからオススメだよ。
――ええ?そうなんですか?そしたら次回来た時はフロートにしよう!(笑) ところで、尾上さんはもともと運送業をされていて、今回飲食店は初めてじゃないですか。お店をオープンしてみてどうですか?
嬉しかったねえ。ちょっとゆっくりした空間で、常連さんも増えて和やかな雰囲気が作れてるのがいいよね。
――もっとお店を大きくしたり数を増やしたり、そういう計画はないんですか?
まあ2店舗目3店舗目っちゅうのもありかなって思ったりもするけど、今はこのカフェを中心に、30代とか40代ぐらいの人たちに情報発信をしていきたいって思ってるね。例えば他の業種と連携して「自動車屋さんの商談会がありますよ」とか、そういう情報を地域の若い人たちに発信したいよね。
――ここに来れば街の情報が手に入って、いろんな繋がりができていく……そんな感じですか?
店にはWi-Fiもあるし、ケータイとかパソコンの充電もできるようになってるし、肩の力を抜いて、自分のもうひとつの部屋みたいな感じで来てもらえたらいいなと思ってるよ。今そのための準備もいろいろしてるんで、是非楽しみにしてもらいたいね。
店舗名 | Cafe さくら |
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住所 | 長崎県大村市西大村本町343 |
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電話番号 | 0957-47-9634 |
アクセス | 長崎空港から車で5分/JR大村線諏訪駅徒歩17分 |
営業時間 | 9時00分~19時00分 |
ホームページ | http://sakura-ryutsu.com/ |
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