【大阪・東大阪】“本日のお昼ごはん”で体の中から元気になれる『Kitchen SAWASAWA』は毎日“イイネ！”

　大阪府東大阪市。河内花園駅から徒歩2分のところに、2017年10月11日オープンしたばかりのカフェがあります。『Kitchen SAWASAWA』のメニューは、“本日のお昼ごはん”ただ一つ。その日替わり定食には体が元気になる栄養がギュッとつまっているので、毎日元気を求めてお客さまがやってきます。今回はオーナーの峯さんにお話を伺ってきました。明るい元気印のお姉さんです。

おじいさまの代から地元に愛された店

　こちらのお店は、元は峯さんのおじいさまとお母さまが経営するうどん屋さんの店舗だったのだそうです。峯さんが子供の頃から、ずっとこの店はうどん屋さんでした。峯さんが大人になって店を継いだ時、同店をうどん居酒屋として、リニューアルオープンしました。
　すると、おばあさまがご病気で倒れてしまいました。看護生活と居酒屋の両立は難しいと感じた峯さんは、思い切ってランチ営業に方針転換します。そして店を大幅に改装し、『Kitchen SAWASAWA』として新しいスタートを切ったのです。

海外生活で目の当たりにしたタンザニアの現実

　実は峯さんには、もうひとつの顔があります。お店の経営の傍ら、アメリカやカナダに滞在し、ゴスペルのメンバーとして活動していたそうです。そんな海外生活の中で、タンザニアと運命的な出会いを果たします。タンザニアはアフリカの中でも貧しい国で、苦しい生活を強いられている人々の生活を目の当たりにしたそうです。

　そこで峯さんは、タンザニアへの支援としてコーヒーや紅茶、塩などをお店で販売したり、多額の寄付をされたりしてきたそうです。現在も同店では、タンザニア製品を購入し社会貢献をすることができます。

地域に愛され段ボール6箱！

　前のお店から地域に愛されてきた峯さんご一家。居酒屋ではなくなった今も、お昼を食べに地元の常連さんたちが駆けつけてくれるそう。こんなエピソードを話してくださいました。オープンして最初の土曜日のこと。今日はお客さまが大勢来店されるかもしれないと、峯さんが気合いを入れて店を開けると、宅配便が届きました。しかも大きな段ボールが6箱も。それはお客さまからの贈り物で、お店の備品に使うような品物がぎっしり入っていたそうです。これには峯さんも嬉しいやら困るやら…という微笑ましい珍事がありました。「地域の人たちにはかなり応援されています。」と笑顔で語ってくれました。

大幅改装で海や空を感じる明るい店内に

　新規オープンにあたり、大幅に改装したという同店。長年蓄積した汚れには苦戦したといいます。デザイナーを入れた業者による改装工事を行いながら、ディスプレイなどをDIYしたことがとても楽しかったそうです。まず外観から鮮やかなミントグリーンが目に飛び込んできます。店内も差し色にミントグリーンやスカイブルーが印象的です。「空の青、海の青が好きだから。」という峯さん。爽やかな色遣いに、自然と元気が湧いてきますね。

“からだは食べたものからできている”

　同店のモットーは“体は食べたものからできている”ということ。そして、毎日の真ん中にバランスの良いご飯を食べてもらいたくて、食材の組み合わせや調理法を、できるだけ効率よく吸収できるように考えたのだそうです。だからこそ、同店のメニューは“本日のお昼ごはん”たった1種類のみ。その1種類に最高の組み合わせを考えたお料理が並んでいます。ご飯は玄米と雑穀ごはんのどちらかを選ぶことができます。
　アフリカ滞在時、アフリカのお母さんから“自然の生活の大切さ”を教わったといいます。それを和食ベースの定食のエッセンスに組み込んだのだそうです。

“SAWASAWA”は“イイネ！”

　“SAWASAWA”という不思議な店名は、スワヒリ語で“Good”や“イイネ”という意味だそうです。体にいい食事、爽やかな店内…まさに“SAWASAWA”なお店ですね。お店からのメッセージを伺うと「バランスは大事。」と一言。食事も何事もバランスは大事ということですね。

　同店は2017年11月15日に、“こども学習カフェ”という塾をオープンしたそうです。今後も新しい展開が楽しみな『Kitchen SAWASAWA』。最近不規則な食生活で体がむくんできていませんか？体調が悪いなと感じていませんか？ぜひ同店でお昼だけでもバランスの良い食事を心掛け、少しずつ健康を意識してみてはいかがでしょうか。また、タンザニアの製品を購入して、ほんのちょっぴり社会貢献してみるのもいいかもしれません。心にも体にも“SAWASAWA”を取り入れていきましょう。