【東京・府中】“ママの笑顔を守りたい”の気持ちではじめたマンツーマンの保育施設『マムのおうち』

子育て中のママの皆さん、今日一日“笑顔”で過ごせましたか？育児に家事に仕事に…忙しい毎日でお疲れ気味のママにも知って欲しいのが、2017年にオープンした『マムのおうち』です。こちらは、これまで幼稚園などで15年以上働いてきた豊富な経験を持ち、ご自身も３人のお子様を育てあげたオーナーの村上さんが開所しました。東京都に認可外保育施設として届出済みの同施設は、お子様を１対１で見てくれるのが特徴です。“ママの笑顔を守りたい”との思いで活動している村上オーナーに、嬉しかったエピソードや子育て世代に向けたメッセージを伺いました。

経験豊富な保育士が開所した施設

　東京都府中市の『マムのおうち』は、西武多摩川線・多磨駅から徒歩10分、ちゅうバス多磨町ルート・紅葉丘文化センターのバス停から徒歩30秒ほどの場所にあります。同施設は、オーナーの村上菊代さんが2017年11月に開いた、東京都に届出済みの認可外保育施設です。
　村上オーナーは、幼稚園教諭免許と保育士資格を有し、幼児教育・保育の現場で15年以上も子供達と接してきた方。また、３人のお子様の母親でもあり、社会人に成るまで育てあげました。そして何より“子供が大好き”な村上オーナーは、これまでの経験を活かして地域のお母さん達をサポートしたいと同施設を開くことを決めたそうです。

　「子育て中のママは、自由に時間を使えず、子供優先で自分の用事は後回しになってしまい、知らず知らずのうちにストレスを抱えてしまう場合があります。ママは家庭の“太陽”のような存在です。自分の時間を作って、リフレッシュして、いつもママが笑顔でいるのが大切だと思い、この施設をオープンしました。」と村上オーナー。

マンツーマンで個性に合わせた遊びを

　同施設では、事前に予約をして希望の時間にお子様を預けられる“一時預かり”のサービスを行っています。基本的には平日の8:30〜12:30ですが、その他の時間も相談に応じてくれるとのこと。登録にかかる費用はなく、利用料は１時間1,000円です。お子様お一人に対して村上オーナーがつきっきりで面倒をみてくれるマンツーマンの体制が特徴です。兄弟・姉妹の場合のみ２人まで同時に託児ができ、２人目は１時間500円です。対象の年齢は、満１歳から小学校６年性まで。放課後の時間に預けることもできますよ。

　預かっている際には、新聞紙やトイレットペーパーなど身近な物をつかった工作遊びに、フィンガーペインティング、小麦粉粘土など素材の特徴を五感で楽しむ遊び、英語や音楽…それぞれのお子様の個性に合わせて、興味を引き出す遊びを提案してくれます。また、オモチャは“温かみ”を感じて欲しいと、木製の物や村上オーナーが手作りした布のおままごとセットを用意しています。

“笑顔で帰っていく姿が嬉しい”

　オープン以来、チラシ配りの際に否定的な態度を取られ挫折も経験しましたが、預かった子供達が笑顔で帰って行く姿を見て嬉しく感じているそうです。
　中でも印象的な出来事をいくつか伺いました。ある時、“仕事があるので、どうしても預かってほしい”と、急な予約が入ったことがありました。普段預けている保育施設が満員でどこにもお子様を預けられず困っていたそのママのため、村上オーナーはご自身の予定をキャンセルして対応したのだとか。預かる際には顔色も悪く緊張した面持ちだったママも、お迎えの時間には、お子さんの楽しんでいた様子と無事に仕事を済ませた安堵感で、全く違った素敵な笑顔が見られたといいます。
　また、人見知りがはじまり泣いてばかりいたお子様が、徐々に打ち解けていき、素晴らしい笑顔を向けてくれた瞬間にはとてもやり甲斐を感じたとのエピソードも教えてくださいました。

市民団体での子育て支援も

　村上オーナーは、『マムのおうち』以外にも市民団体“ふちゅう子育て応援団”の一員として地域の育児支援に取り組んでいます。今後は、公民館などを利用して料理やリトミックを取り入れた、少人数を対象にした活動も行っていきたいそうです。

　「中々気がついてもらえないですが、ママが普段やっている家事や育児は、どれもプロフェッショナルで凄いことなんです。そんな頑張っているママ達に、ストレスを一人で抱えこまずに笑顔でいて欲しいなって思っています。ママに笑顔になってもらう為にこの場所があり、それが子供たちの為に繋がると考えています。」と微笑む村上オーナー。
　所作のすべてから“優しさ”が伝わってくる、温かい人柄が印象的でした。親戚の家に預けるような感覚で託児をお願いできる『マムのおうち』、子育て中のママとパパはぜひ一度足を運んでみてくださいね。