【東京・西日暮里】今日はどんなビール?毎日異なるクラフトビールを楽しめるアットホームなバー『クラフトワークス・エス』が魅力的すぎる
東京を代表する路線・山手線の沿線は、日本で最も利便性の良いエリアの一つです。新宿、渋谷、原宿など若者に人気な西側、品川や田町など多くの企業の本社がある南側、東京や上野、秋葉原など外国人旅行者などから人気の高い東側と、どのエリアにも個性や特徴があります。
その反面で、乗降人数や飲食店がそれほど多くないのが北側エリアでした。しかし、人が多くなく街も落ち着いていることなどから、北側エリアが住みやすい街として近年注目を浴びています。
さらに、古き良き街並みが残る谷根千(谷中・根津・千駄木)が外国人観光客から好まれるようになったことも拍車をかけ、山手線の北側はちょっとしたブームです。西日暮里もそんな注目のエリアの一つであり、ここ数年で多くの飲食店が新たに看板をあげています。
この辺りにありそうでなかったのがクラフトビール
焼き鳥、焼肉、ラーメン、居酒屋・・・西日暮里には数多くの名店が立ち並びます。メディアではあまり注目されにくいですが、コストパフォーマンスの良いお店が多く、地元の人たちに愛されている様子が見受けられます。とは言え、西日暮里の飲食店は”庶民の味”や”日常の食”といった側面が大きく、”小洒落たバル”のようなお店はほとんど無いと言えます。
西日暮里に住み、そんな状況を変えたいと考えた森崎貴史さんは、2018年8月5日、日本国内で醸造されたクラフトビールの専門店『クラフトワークス・エス』を西日暮里駅から2分ほどの場所にオープンさせました。
良い意味で西日暮里らしくなく、木のぬくもりを感じるお洒落でアットホームな雰囲気となっています。
四季を意識したクラフトビール店
森崎さんは大学卒業後に自由が丘でバーを2店舗経営、その後世界一周やイギリス留学を経験し、帰国してから同店をオープン。イギリス留学時代にはビールの深さとパブの素晴らしさを毎日体感していました。
そして世界一周時にさまざまな国を回ったことで日本の良さ、特に、四季がはっきりしておりそれを楽しむ国民性があることに気がついたと言います。いつしか、帰国後は四季を意識したビールの専門店を開業するという決意が固まっていたようです。
ビールを頼む前に、おすすめのつまみを聞くと、秋のピクルス(400円)と答えていただきました。大きめにカットされたパプリカや葉のついたセロリは食べ応えがあって、ビールが進むこと間違いありません。ピクルスにはキノコが入っており、秋を意識していることが伺えます。きのこの甘みとワインビネガーの酸味がうまく調和していますよ。
毎日変わる4種類のクラフトビール
『クラフトワークス・エス』には4つのタップがあります。ここに繋げられているビールが”Today’s tap”ということで本日限定のクラフトビールとなります。
また、”Next Beers”ということで常時3種類のクラフトビールが待機しており、どれかが空になると入れ替えが行われます。樽の残りが少なくなってくるとお客さま同士が協力してそのビールを頼み、入れ替えを促進させることも多々あるようです。お客に愛されたバーであることが感じられます。
この日いただいたビールは北海道のやすらぎブラウンHALF(650円)というもので、ナッツのような香ばしさが特徴的なスモーキーな一杯です。お店で使われるグラスはUKパイントが適応されたものなので、1パイント568ml。日本で一般的な473mlのUSAパイントより多く、飲みごたえがあります。
タップにつなげられてある4種類はどれも特徴的で風味が大きく異なるため、好みやその日の気分、つまみなどと合わせてオーダーすればより楽しめるかもしれませんね。
地元の人たちがふらっと寄れるバーにしたいと語る森崎さん。一体今日はどんなクラフトビールを注いでいるのでしょうか。
■文、写真・片岡力也
店舗名 | クラフトワークスエス(CRAFT WORKS /S) |
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住所 | 東京都荒川区西日暮里2-53-9 |
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電話番号 | 080-9611-0044 |
アクセス | JR西日暮里駅から徒歩4分 |
営業時間 | 17:00~翌1:00 |
定休日 | 日曜日 |
ホームページ | https://tabelog.com/tokyo/A1311/A131105/13226099/ |